新型コロナウイルス感染症に直面し 急いで周りの衆生を救う
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文/海外の大法弟子

 【明慧日本2020年6月20日】アメリカにきてから8年間、私はずっとワシントンDCの観光地で真相を伝え三退を勧めてきました。世界各地からの観光客に絶えず、対面で直接多くの人に真相を伝えています。1年中、364日(クリスマス時の航空館の1日閉館を除いて)、毎日午前10時から午後4時半まで航空館の前で真相を伝え、三退を勧めました。中共ウィルスの影響で、航空館は2020年の3月14日から閉館されました。この感染症により私たちの環境は瞬間に変えられ、毎日家にいることになり、私はとても焦りを感じ心の中はとても苦しく感じました。

 数日が過ぎ、私はずっと「このような状況で何ができるのか? どのように真相を伝え人を救うのか?」と考えました

 私は身辺から始めることを決意しました。私が住んでいる高齢者向けのアパートには、120人近い中国人がいます。地元の老人活動センターへの中国大使館の浸透は深刻で、数年間この高齢者向けアパートの殆どの人は、中国の嘘に騙され、真相を聞くことを拒んでいました。このアパートの西洋人のマネージャーまで中国人の顔色を見ており、彼らに真相を伝えないように言われているので、ここで真相を伝えることは非常に難しいと感じました。このアパートの中国系の責任者は、私の家に師父の写真が掛けてあるのを見て、私に「なぜこれ(法輪功)を学んでいるのか?」と詰問しました。彼はよく裏でアパートの他の中国人を煽って、私が党に反対している、毎日外出しデモ(観光地にいき、真相を伝えること)に参加していると話していました。アメリカが中国からの観光客の入国を禁止した後、この責任者は私に、「観光地に行かないで、ウィルスをこのマンションに持ち込まないで」といいました。彼の影響を受け、アパートの中国人からも、観光地に行って真相を伝えないように言われています。この手に負えない高齢者向けアパートの人々に電話を掛け、真相を伝えることを考えるだけで、私は大きなプレッシャーを感じました。

 私はまず4年前に住んだことのある高齢者向けアパートから始めました。そのアパートの連絡先一覧表を取り出し、全ての電話に一通りかけました。ある人は既に脱退し、今回は再度彼らに九文字の真言を覚えて難関を乗り越えるように伝えました。4年前、真相が分かったある四川のお年寄りは、自から『九評共産党』を広めて、数人を中国共産党から脱退させました。彼女は「私は彼らに、地位の高い官僚は多くの横領をするし、地位の低い官僚は少ない横領をしている、横領をしない官僚はいない、中国共産党はこんなに悪いのに、私たちが今中国共産党に命をささげるのは、私たちも終わりになるではないのか? すぐに脱退して、中国共産党から遠ざかるようにと話したら、彼らは聞いた後理屈が通ると思い脱退したよ」といいました。

 私はまた現在住んでいる高齢者向けのアパートの連絡先一覧表を取り出し、以前と同じく手元の電話がとても重く感じ、恐れる気持ちがなかなか克服できませんでした。観光地で真相を伝える時は、お互いに知らないので、相手の態度がどうでも、私は気にしませんでした。しかし、このアパートでは、みな普段からよく会うので、皆から孤立するのではないかと心配しました。内に向けて探してみると、自分には恐怖心と、世間体を気にする心があり、名を放下せず、私心があり、やはり自分のことばかり考えていました。

 3月19日に、師父の『理性』の経文が発表され、私は心を大いに揺さぶられました。師父は「皆さんは歴史を変えるために来たのではなく、歴史の最も危険な時期に人を救いに来たのです。真相を伝えること、中国共産党組織から脱退するよう勧めること、心を込めて真言を唱えるよう教えることなど、いずれも特効薬で、人を救う最も効果的な方法です。人心が変われば、物事が正しい方向へと変化します」[1]と説かれました。

 この危難の時、衆生を第一にするのか、それとも自分を第一にするのか? 私は「必ず人心を取り除き、この過程の中で自分を確実に修め、大法を第一にし、さまざまな困難とプレッシャーも、私が人を救うことを止めることはできない」と思いました。

 私は電話を掛けるとき、先に自己紹介をし相手の警戒心を解きました。続いて、彼らのことを気にかけていると話し始め、何かお手伝いする事はないかと聞きました。私は、車の運転ができるので、感染症の期間中、彼らの子供が高齢者向けアパートに来るのが不便なとき、彼らを連れて買い物をしたりほかの用事のサポートをすることが出来ます。

 あるお年寄りは、生活上、手伝いは必要ないといい、わたしは彼らに「私たちは皆年寄りなので、感染症の期間中、あなたたちのことが非常に気にかかっています。このウィルスはまだ薬がないので、病院でも治らない。しかし、心を込めて『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を唱えると身を守ることができます」と言いました。また他のお年寄りは、この九文字の真言をメモし、全ての文字が正しいか繰り返して確認しました。私は続いて、彼らに「3億5000万人が三退をしました。もしあなたが党、団、隊に加入したことがあれば、早めに脱退した方がいいですよ。中国共産党は多くの中国人を殺害し、中国共産党がやった悪いことは私たちにも責任があり、神が中国共産党に罰を与える時、私たちにも災いが降りかかるので、早めに脱退すれば、身を守ることができます」と伝えたら、あるお年寄りはすぐに脱退することに同意しました。

 あるお年寄りは、子供たちに連れられて家に帰りました、彼らは九文字の真言を覚えたと話し、子供たちにも九文字の真言を唱えるように教えたと言いました。またある家族は全員が中国共産党から脱退することに同意しました。

 高齢者向けアパートのあるお年寄りは、生活上で手伝いが必要ですと言い、あるお年寄からは、私に、銀行に行ってお金の引き出したり、スーパーに行って新聞を買うことや、髪をカットする手伝いをしてほしいと頼まれました。彼らは、皆大法弟子は良い人だと感じ、確実に手伝ってくれると感じ、この過程の中で、真相を伝えるチャンスをもらいました。

 私は80歳近いお年寄りが髪をカットする時、真相を伝えました。彼は「(中国)国内の同僚が法輪功の修煉者で、人格はとても良いのに、中国共産党の迫害を受けている」と話しました。私は、彼に自分が中国で迫害された経験を話すと、彼はとても同情しました。彼は、加入したことがある少年隊を脱退し、全ての法輪功の真相の資料を見たいと言いました。私は、『世界一般人(天地苍生)』、『九評共産党』、『共産主義の最終目的』などの真相関連の資料を彼に渡し、またパソコンから明慧ネットにアクセスする方法を教えました。彼は何度も「私は全てを見られるようになった、どうもありがとう」と何度も感謝しました。帰る時、私は彼に九文字の真言を覚えていますかと聞いたら、彼は部屋の中で「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と繰り返して唱えました。彼はまた師父の説法のビデオを見たいと言いました。

 真相を知った何日か後に、彼は私に電話を掛けてきて、法輪功をさらに知りたい、自分はキリスト教徒だと教えてくれました。彼は「あなたたちの師父もイエスと同じで、全ては神様が人を救っています。李大師は本当にすごいです! 中国共産党の二十数年の迫害の中、私は法輪功にとても感服しています。あなたたちは本当にすごいです。メディアを立ち上げ、神韻は世界中で公演するし本当に多士済々ですね、私はあなたたちにとても感服しています!」といいました。

 彼は、「ネロがキリスト教徒たちを競技場に投げいれ、ライオンに襲わせる記載を見たとき、私は中国共産党が大法弟子の生体から臓器を狩ることを思い出しました」と話しました。
    
 彼は、法輪功の修煉者が、根気よく真相を伝えることを理解した後、非常に感動し、「あなたたちは本当に人を救っている、大変な感染症の中、世界に希望をもたらしている」と言いました。彼は、『轉法輪』を見たいと言いました。「私はあなたたち大法弟子がなぜこのようにできるのか知りたいです。師父がこの本で何を説かれているのか見たいのです」と言いました。

 彼が感激する様子を見て、私は心から彼のためにうれしく思いました。

 この期間中、たまにスーパーに野菜を買いに行く時、私もできるだけ身辺の縁のある人を見逃さないようにしました。ある日、ある若い人に疫病期間中、長く保存できる野菜を勧め、また彼女にどのように野菜を選ぶかを勧めました。彼女は何回も「おばあちゃん、ありがとうございます」と言いました。私は続いて、「私には防疫できるもっと良い方法がある」と伝えました。武漢肺炎が爆発してから、中国で、心を込めて九文字の真言を唱え、絶体絶命の境地で活路を見いだした例を話しました。ある夫婦はお医者さんで、武漢で共に武漢肺炎に感染し非常に危険な状態でした。危難の中、ある法輪大法を修煉している親戚が、彼らに心を込めて『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を唱えるように勧めました。夫婦は、真心から九文字の真言を唱え回復しました。彼らは、自らの経験を文章にして「私は生き返りました。まるで生まれ変わりました。李大師が命を助けてくださった恩に感謝いたします」と言いました。

 師父は、「大法弟子はすでに衆生が救われる唯一の希望となりました」[2]と説かれました。

 この1カ月近く、最初の茫然とした状態から、困難を恐れる心を克服し、積極的に真相を伝えるまでになり、私は43人を脱退させました。

 師父は「法を実証する多くのことにおいて、それをやり遂げる方法はないのではなく、いくら難しくても皆さんが歩む道があり、その道は比較的に狭いのです。皆さんは必ず正しく歩むべきであり、少しずれても、間違ってもいけません。しかし、皆さんにやはり歩む道があります」[3]と説かれました。

 この過程の中、私はずっと、被害者の立場に立ち、闘争心を捨て、真相を伝えることは、あなたを助けるためで、あなたがこの難に遭うのを恐れており、この万能薬をあなたに伝えて、あなたがこの難を乗り越えられることが私の願いだと注意を促しました。私たちが行なう行為は衆生のためで、彼らがどのぐらい受け入れられるかはともかく、すくなくとも大法弟子が、疫病の中、彼らのことに気をかけられたことに、大法の素晴らしさを経験しました。大法弟子の一言一行(いちげんいっこう)はまさに法を実証しています。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『理性』
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「正念」
 [3] 李洪志師父の経文:『二〇〇四ニューヨーク国際法会での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/24/404282.html)
 
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