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83歳の漢方医が何度も警官の家宅捜査を受け、強制連行され迫害される

(明慧日本)安徽省合肥市肥西県の五十廟郷に住む、83歳になる漢方医の周正倫さん(別名:周祖倫)は、代々伝承の名門漢方医の家庭に生まれ、60年間にわたり医療に携わってきた。数え切れないほどの難病を治癒し、当地においては名声の高い漢方医である。

 妻が10年前に亡くなり、周さんは一人暮らしだった。10年ぐらい前から周さんは法輪功を修煉し始め、心身共に恩恵を受けた。精神的に充実し、たくましく生活するようになり、容貌は10年が経った今でも何も変わっていない。

 1999年7.20から、中共は法輪功修煉者に対して残酷な迫害を開始し、周さんはただ自分の信仰を堅持しただけで、その後は落ち着いて生活が出来なくなり、中共(中国共産党)に何度も不法に家宅捜査された。以下に記すのは数回の家宅捜査を受けたときの状況である。

 2002年10月5日、肥西県警本部の警官らはいかなる書類も提出しないまま、周さん宅に不法侵入し強制的に家宅捜査を行い、午後3時から6時過ぎまで続いていた。警官は周さん宅から大量の電気製品、法輪功の書籍や3千元の現金を奪い去った。近所の目撃者の話によると、「小型トラック三台分の荷物を運び去った」という。そして、警官は周さんを監視するため一人警官を残し、他の警官は奪った現金で飲食店に行き、飲み食いして騒いでいた。残された一人の警官は、周さんに「皆が戻ったらあなたを警察まで連行し尋問する」と言った。日が暮れ始め、警官の隙を見て周さんは脱出に成功した。

 飲み食いから戻った警官らは周さんがいなくなったことを知り、さらに数十人の警官を増やし、周さんの娘さんが経営している旅館に不法侵入した。三つの客間を破壊し、現金3千元を再び奪い去った。周さんが見つからなかったため、狂った警官は修煉していない周さんの娘さんを連行し、尋問していた。

 周さんはこのときから5年間さ迷う生活を強いられた。その当時の周さんは76歳で高齢のうえ、生活環境と収入源を失い、住み慣れた故郷と別れを告げなければならなかった。それから、警察に追われていた周さんが経験した苦難は想像を絶するものだった。

 2007年9月28日、警察は周さんの居場所を突き止め、再び連行に向かった。この度は周さんが長年にわたり蓄積した医学技術書、電気製品、法輪功の書籍、並びに周さんが老後のために貯めていた43600元を奪い去られた。周さんは、肥西県にある小さな廟に送られ軟禁されていた。そして、奪われた現金43600元は警察に報告しなかったという。2008年、家に戻った周さんは奪われた現金を取り戻すため、弁護士を雇い県の関係先に現金の行方を問い正したのだが、しばらくの間返答はなかった。県レベルとの話は結果が出ないと見た弁護士は、省レベル(役人の中に通じる者がいたため)の関係先に上申した。結果として2008年8月1日、県の関係先からは「事実は存在するが、但し今は保証金として3ヶ月から1年まで預かることにする」と弁解していた。

 2009年7月17日、保証金の返還期限が迫っていた。当局側はいろいろな理由をつけ返還しようとしなかった。そのため、県警は7〜8人の警官を再度周さん宅に不法侵入させ家宅捜査し、一人の警官は周さんを尋問し、他の警官は部屋の隅々まで探し、部屋に荷物が散乱し滅茶苦茶になっていた。警官は気に入るものがあれば好き勝手に持ち去った。

 周さんは警官に対し「捜査許可書」を示すよう求め、警官は野蛮に「この警官服が許可書だ」といった。周さんは「110番に通報する」と警官に警告し、警官は「われわれが乗ってきたパトカーが110番である」と言った。周さんは「あなたたちが80歳過ぎの老人を迫害していることを、神様は決して許さず悪の報いに遭うことでしよう! あなたたちに天罰を下されるのを私には忍び難いものがあり、だからこそ、ここで悪行を止めることを希望します」と話した。周さんの近くにいた一人の警官は「報いがあると誰が言った? そんなことは信じない、恐れもしない」と強がり、下品な言葉を吐いていた。

 周さんは警官に奪われた物の証拠リストを要求していたところ、皆が無言だった。周さんは「それでは責任者の名前を教えてください」と問い詰め、一人の警官は「おまえに教える必要はない!」と偉そうにいった。周さんの悲惨な叫び声を無視し、中共の手下らは振り向きもせず消え去った。

 一人の善良な漢方医が、中共に不法な家宅捜査を受けたとき、安徽省合肥市肥西県の国家保安大隊長の宣以文が、現場に出向いて積極的に動いていた。

 2009年8月1日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/7/27/205369.html

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