修煉者は自分の修煉状態をしっかりコントロールすべき
(明慧日本)いつも周りの同修から「状態が悪い」という話を聞きます。とりわけ身体の調子が悪い、仕事がうまくいかない、邪悪に邪魔される、あるいは邪悪の巣窟から出てきた同修に続けて精進するよう励ました時、その同修は素直に状態が悪いと話しがちです。つまり、同修と接触したくなく、以前行なっていた大法の事を続けて行うことができないという意味です。これについて自分の認識を話したいと思います。
まず、修煉者の状態は自分でコントロールし、調整が出来るもので、「悪い状態」に制御されてはなりません。修煉者が言う「状態」というのは修煉状態のことで、目下の修煉中の心身の状況を言います。修煉の過程の中で、身体がおかしくなったり、思想に困惑することがあったり、落ち込んだりする事はありうるのです。この時、積極的に自ら自分の状態を制御すべきで、状態に制御されてはなりません。
師父は最新経文『すぐに目覚めよ』の中で、「修煉はほかでもなく、人心を取り除き、人間の執着を取り除くことです」と再び警告を与えてくださいました。もし、真剣に自分の心を深いところまで探せば、必ず状態が悪い表面の理由を見つけることができます。その理由は、どんなに堂々としていても人心にとらわれたものです。このような悪い状態に制御されず、正念でこのような悪い人心を排除して、しっかりと学法することを通じて執着を捨て去り、心理状態を整えるべきです。そうすれば、次第に調子良く向上する修煉状態を保つことができます。
次に、旧勢力の按排を否定して、積極的にこの悪い状態を正すべきです。自分の状態が悪いと言う人は、まるで自分が悪い状態の中に押し込まれており、状態が良くなるまで待つしかないと言っているようです。悪い状態を誰かに押し付けられたとすれば、それは旧勢力しかありません。師父は説法の中で旧勢力は一人ひとりの大法弟子に非常に綿密な按排をしたと言われたことがあります。あなたに執着心があれば、旧勢力は隙に乗じてきます。「身体の都合が悪い」、「心が静かでない」、「落ち込む」ことであなたを試し、あなたを滅ぼそうとしています。もし、あなたがその陰謀を見抜き、その按排を否定することができなければ、あなたは振り回されて修煉の道から外れます。明確に旧勢力の按排を否定することは非常に重要なことです。
明慧ネットの文章で次のような同修がいました。身体に病態が現れたので、家族に病院に連れて行かれ、胃癌と診断されました。同修はそれを知り、きっぱり病院から出て、落ち着いて「大法弟子には病がありません」と話しました。病院から家に帰る途中、同修は「病」にひどく苦しめられましたが、その「病がない」という一念は一秒たりとも動揺しませんでした。家に着いたとき、同修は一山の悪いものを吐き出しました。それから同修は良くなり、同修の「癌」はこのようにして吐き出されたのでした。同修が根本的に旧勢力の按排を認めなかったため、旧勢力も為すすべがなかったのです。
最後に、正法の形勢は人を待たず、あなたがずっと「悪い状態」を続けることを許しません。修煉の中で状態が悪い時は誰にもあり得るのです。しかし、自分のこんな状態に気付いた時(他人から言われた時)、絶対に、消極的に良くなるまで待ってはなりません。直ちに厳粛にこの修煉状態を調整して、正法の形勢に合わせなければなりません。魔難の中で師父が業を滅して下さることを求め、自然に良い状態になるのを待っていることは、人心に居場所を与え、自らを欺いているのです。自分を修めない限り、状態は決して自然に良くならないのです。
同修たちよ! 10年の風雨の中で、10年の魔難を経て、私達は成熟しなければなりません。私達の成熟を、師父は長い間待たれ、多くの心血を注がれました。正法時期の大法弟子よ! 今の時間は千金、万金に値するものです。正法の形勢は私達の悪い状態を待ちません。早くしっかりと、正法の過程に追いつき、自らの神聖な使命を達成させましょう。
2009年9月2日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/8/30/207390.html)
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