日本明慧
■印刷版   

山を越えて真相を伝える


文/中国の大法弟子

(明慧日本)隣の県の人々は法輪功の真相資料をもらったことがないということを知り、私は修煉者の妻と話し合って真相資料を配りに行くことにしました。大きい道を通る場合、40〜50kmあり、山道を行くならば、山間僻地を歩き、大変な苦労をしますが、約20km短縮できます。真剣に考慮した後、私達は山道を行くことにしました。

 私たちは午後2時すぎに出発し、最初は順調に10kmぐらい歩きましたが、だんだん道がなくなり、空も暗くなり、雪も降ってきました。私たちはただ方向を見極めながら、でこぼこ道を歩き、よく転びましたが、心の中に衆生を救い済度するために、どんなに苦労や疲労があっても頑張るという一念しかありませんでした。転んだり、登ったり、しばらく歩いているうちに、灯りが見えてきました。近づいて行くと、牛飼いの中年夫婦が「どこへ行くの?」と聞き、私たちは「親戚の人を救いに行く」と答えました。その後、「三退」のことを話し、その夫婦は「人を救うことを遅らせてはいけません」と言い、私たちに道を教えてくれました。

 山道を歩くことがますます難しくなり、茫茫たる大雪の夜は足跡さえも残しません。私たちは師父の法を暗誦しながら、お互いに励まし合い、正念を固くもちました。そのとき、前に四輪車の灯りが見え、師父は私たちを導いてくださったと思いながら、車のタイヤの跡に沿って目的地へ着きました。懐中電灯で時計を見ると、その時はすでに夜の9時すぎだと分かりました。師父のご加護の下、私たちは順調に『九評共産党』を全部配りました。

  10時すぎに大きい道に沿って帰り、途中、私は妻に「私たちの村に行く車が来ていればいいのになぁ。そうすれば12時に家で発正念できる」と言い、妻は「すべては師父がお決めになる」と答えました。しばらくして、ある車が私たちの傍を通りすぎ、またライトをつけながら折り返してきて、私たちの前に止まりました。運転手はドアを開き、「乗りますか?」と誘って私たちを乗せてくれました。

  師父の慈悲なる按排の下で、私たちは夜の12時10分前に家に着き、時間どおりに正念を発しました。

  ここまで書き、詩で感想を述べます。人間の苦しみを味わい尽くし、衆生をできるだけ救い済度し、師父のご恩にどのように返すのか、ただ三つのことをもって精進すべし、かつての誓いを実現し、光輝く天へ戻るのみ。

  2009年10月24日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/9/10/207935p.html

■関連文章
師父の慈悲なる済度に背いてはならない
環境は衆生を済度するために作られた(一)
家族に真相を伝えることを簡単に諦めない(一)
大法弟子の言動を通じて、衆生に真相を伝える
機縁は一度のみ、急いで人を救い済度しよう
真相を伝え衆生を救う老父の心
新しい大法弟子は師父の慈悲なる済度に感謝
環境は衆生を済度するために作られた(二)
最大なる慈悲をもって衆生を救い済度する(二)
最大なる慈悲をもって衆生を救い済度する(一)