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天津市:中学校教師が再び強制連行される

(明慧日本)天津市立中学校の教師・賈文広さん(36歳女性)は、法輪功を修煉していることが理由で2004年から、中共当局に不当に労働教養を強いられている。そして最近も、賈さんが法輪功が迫害を受けている真相を人に伝えていたとき、再び強制連行され、警察・検察及び裁判所からの迫害に直面している。 

 賈さんは2010年1月14日、靖江橋付近で法輪功の迫害の真相を伝えていたとき、一般市民に混じり込んだ私服警官に強制連行された。河北区留置場に2週間ほど拘束された後、河北警察署は逮捕状を賈さんの父親に提出し、署名を強要した。賈さんの家族は、数回警察を訪れ、罪を犯していない賈さんの釈放を求めた。しかし、関係者はお互いに責任をなすりつけ、結果として解放されなかったのである。 

 賈さんは元・大港油田第一中学校の優秀な物理教師だった。先天性の心臓病をもって生まれ、医者からは現代の医療技術では治らないと言われたという。しかし、賈さんは法輪功と出会い、修煉を始めてから、身体に大きな変化が現れた。短期間で心臓病が治り、賈さん自身の性格ももっと優しくなった。生徒や周りにいる人から尊敬され、好かれていたのである。

 2004年7月9日、賈さんは学校の会合に出席したが、賈さんはその日に戻らなかった。家族は3日後の7月12日、学校に電話をかけて賈さんの所在を確認した。電話に出た李という先生は、「学校は9日以後、賈さんと連絡が取れず、行先を探している。宋先生の話によれば校長や書記に用があって、校長や書記室を訪ねたとき、入室を断られたそうだ」と話してくれた。この話を聞いた家族は7月13日、電車で約4時間かけて学校に訪問した。応対してくれた宋先生は、「今朝、港東派出所に確認した結果、賈先生は刑事拘留されている。法輪功と関係があるようだ! 私が知っているのはこれぐらいです。学校が休みのため責任者もいないので、詳しいことは港東派出所に聞いて下さい」と話した。

 家族は学校の責任者に正した。「賈文広は学校で姿を消した。一人孤独で、学校は直接的な責任がある。賈文広は数日間も行方不明なのに、このことを私たちに連絡しなかった。しかも責任から逃れようとしている。昨日、電話したとき、学校長を含む責任者らは会議していた。彼らはどこにいるのか? 賈文広は学校の会議中にいなくなった。だから学校は責任を持つべきです!」 宋先生は「もう一度確認するので、しばらくお待ちください」と言ってその場を離れた。しばらくしてから、柴という新任学校長を連れてきたのである。柴学校長の話によれば「9日午後3時ごろ、警官が学校に来て、賈先生に聞きたいことがあるので連れて行くと言い、私たちは制止する術がなかった。先ほど宋先生が話したように、刑事拘留されたということが分かった。警察が言うには法律を犯し、犯罪に関わっているというのだから、学校の管轄外となる。あなたたちは派出所に行った方がいい。派出所で何か分かれば、学校に連絡してください。学校の最高責任者(共産党書記)はいないが、問題が大きくならないようにとの指示を受けている」と話した。

 午後、家族は派出所を訪ねた。警官が言うには、賈先生は大港留置場に拘留されているという。家族は、「被疑者が拘束されてから、24時間以内に家族に連絡しななければならないと法律で定められている。なぜ連絡しなかったのか?」と問い詰めた。警官は「学校は事情を知っている。お前らに連絡する必要はない」と言い放った。

 その直後に、賈さんは労働教養刑に科され、天津女子労働教養所に収容され迫害されたのである。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2010年4月5日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/3/31/220739.html

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