日本明慧
■印刷版   

私は本当に幸運で、本当に幸せです(三)


文/中国の大法弟子・軽舟

(明慧日本)

 二 名を求める心を取り除き、生活が楽しくなった
  
私は幼少時代から、周囲に比べてずっと優秀だったので、いつの間にか、とても強い名を求める悪い習慣を身につけてしまいました。新しい環境に入ると、リーダー、コントロールする人になりたくて、他人に指示する意識が強く、さらに、皆に重視してもらいたい、崇拝してもらいたいと思っていたのです。日々修煉するにつれ、それはとても良くない心だと気づきました。名を求める心を持つと、自分を苦しめるだけでなく、他人のものを奪ったりもするので、業を作ることになるからです。

 修煉を始めた時、私はすでに中堅の幹部になり、周囲の人も私の前途は輝かしいと思っていました。ある時期に、上司はすぐ私を抜擢すると言い、はしばらくして抜擢の計画は順調に進んでいないと言い、私の気持ちもあれこれ動揺し、時に嬉しく、時に落ち込んで、この状態はおよそ1年間続きました。師父がこのように按排されて、私の名を求める心を取り除いてくださっているのではないか、とある日悟りました。そこで、よく学法し、この心を必ず取り除こうと決心しました。しかし、抜擢されないという結果が分かると、やはりとても悲しく思い、夜も眠れませんでした。だんだん深く学法するにつれ、名を求める心をだいぶ取り除いた時、予測もしない良い機会がやってきました。

名声を求める心を取り除いた後、私は仕事に対して、いつも平和的な態度で適切に上下関係を扱うことができ、みんなの信頼を博しました。

 仕事に対し私は責任を持って力を尽くし、どんな仕事でも皆をリードしてうまく完成することができます。師父が私に知恵を与えてくださったので、常人がとても難しいと思う仕事は、神さまに助けられたように、私はいつもうまく完成できます。時には難易度の高いテーマの報告書でも、一文字も訂正されずに合格しました。後になって思えば、あんな綿密な構想、美しい表現、精確な分析はどこから湧いてきたのか、私自身にも分からないです。

 誰が私の上司になっても、私にどんな態度で接しても、上司は仕事ができてもできなくても、私はただ全て仕事を第一に考え、できるだけ上司に迷惑をかけません。かつて、私の上司は彼の上司に「仕事ができていない」と怒鳴られ、帰ってきたら、彼は私に大声でとてもきつい言葉を投げて、どうしてその案件の予測を何もしていなかったのかと、やつ当たりしました。実は、その案件について、彼は私に何も指示していなかったのです。

 しかし、修煉者としての私は、彼の立場に立って彼のためによく考えました。彼はとてもメンツを重んずる人なので、上司に叱られてきっととても胸が痛いのでしょう。それで私は、2時間かけてその案件を見事に完成しました。彼はとても高く評価して、言い回しで私に謝りました。修煉者はみな知っているように、よく『転法輪』を読むと、大法から知恵を授けられるのです。
 
 他の同僚とも平等に付き合い、苦楽を共にするので、私の評判はとても良いのです。軽舟(私の名前)と喧嘩してはいけない、本当に軽舟が悪かったとしても、人々はきっと私たちが悪かったと思うから、と冗談を言う同僚もいます。そして、あなたの近くにいると、とても静かで、どんな悪い考えも出てこないという同僚もいます。確かに、修煉者が持っている慈悲の場は周囲に影響を及ぼします。
 
 私はいつも師父がおっしゃった通りにしているので、仕事を見事に成し遂げる以外、みんなに「私心がない」と褒められます。それで、上司にも称賛され、ずっと抜擢されてきて、出世の機会と良い待遇に恵まれています。しかし、全ての業績は大法を修煉したためにもたらされたものだと、私には分かっています。

(続く)

 2010年6月4日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/21/223940.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/5/26/117409.html

■関連文章
私は本当に幸運で、本当に幸せです(二)
私は本当に幸運で、本当に幸せです(一)
難に向って前進し、法を実証する道を歩む (四)
平凡な日々の中で、修煉の道をしっかり歩む(二)