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四川省西昌市:法輪功修煉者が迫害され死亡

(明慧日本)四川省西昌市の法輪功修煉者・胡雲懐さん(54)は2010年10月23日、同市の拓荒留置場で迫害され死亡した。胡さんが5月7日に連行された当時は、生き生きして顔もつやつやしていたが、数カ月間におよぶ迫害を受け、死亡した。
 
 胡さんは洋服の仕立屋を経営していた。以前から体がとても弱く、いろいろな病気を抱えていた。法輪功の修煉をしてから病気は全快し、ここ数年は一度も病院に行ったことがなかった。人柄も温和で大らかになり、「真・善・忍」の教えに基づいて自分を律し、家庭では夫を大切にし、子供にも優しかった。町内の関係もとても良く、人々の間で胡さんは親切な人だと評判であった。胡さんはよく働き、正直に商売をして、生活を送っていた。 
 
 2010年5月7日、胡さんは孫を迎えて家に帰る途中で、警官に連行され、裁縫用の道具やコンピュータ、プリンタを奪われた。その時、胡さんは孫に触らないように何度も警官に頼んだ。孫は珍しい血液病を患っていた。現地の病院では治療できず、2万元を使って成都市の華西病院から帰ったところだった。体はいかなる圧力にも耐えることができず、強く触れば持病が再発する。しかし、警官は話を聞くどころか必死に子供の腕を握りしめた。腕はすぐ青い紫色になり、血液病が再発した。再び千里以外の病院で治療するしかなくなった。さらに、胡さんは西昌市の拓荒留置場に拘禁された。
 
 胡さんは、5月27日に市の検察院にでっち上げの罪名で起訴された。2010年9月20日、西昌市の裁判所は、胡さんと伍淑君さんに対して裁判を行った。裁判中、胡さんは嘔吐が止まらず、我慢できないくらいの腹痛で立っていられないほどだった。
 
 胡さんは、拓荒留置場に拘禁中に入れ歯を無理やりに取られ、食事ができなくなった。留置場では1日2食だった。米は質が悪くいつも冷たくて硬く、おかずは水煮の野菜だけだった。胡さんは食事が困難になり、喉に異物があると感じ、6月23日に検査を求めたが、拒否された。その後、また何度も検査を求めたが、すべて拒否された。胡さんの体はみるみるうちに痩せて、50キロ以上あった体重が30数キロにまで減った。娘から送られた流動食しか食べられなくなり、体はとても衰弱した。家族はとても焦り、何度も市の公安局や市の「610弁公室」に行き、留置場に最低限の検査と治療を求めたが、拒否された。
 
 2010年10月15日、留置場側は、胡さんの体がかなり深刻な状況になったのを見て、やっと市の病院へ連れて行った。医者は驚き、「どうしてこのようになるまで来なかったのか、すぐ入院して治療しなさい」と言ったが、留置場の担当者は同意しなかった。胡さんは寧遠の診療所で点滴をした。10月16日、留置場側は家族に対して、胡さんはとても元気だと嘘をついた。

 2010年10月18日、家族の強い要求のもと、留置場の担当はやっと州一病院での自費での検査を許可した。検査時、極度に衰弱した胡さんは突然ショックを起こした。緊急措置をとってやっと意識が戻った。食道癌と診断され、医者は入院して治療を勧めた。胡さんの治療費はすべて自費で負担しているため、経済状況の苦しい家庭には、非常に負担が大きくなっている。

 5月7日に留置場に拘禁された時、胡さんはとても健康だった。しかし拘禁中に異常が現れ、第1回目の検査の要求から治療を受けるまでに4カ月近くかかった。治療を受けた時にはすでに手遅れで、そのまま死に至った。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 
 
2010年11月02日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/10/25/231443.html

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