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河北省:法輪功修煉者が迫害され死亡した事件の詳細状況

(明慧日本)河北省秦皇島市青龍県に在住していた法輪功修煉者・裴彦慶さんは、秦皇島市労働教養所に拘禁されていた間に迫害され、命の危機に陥った。胸部が黒くなり、大便を失禁するようになった裴さんを、労働教養所側は責任を取るのを逃れて、家に返した。しかし4日後の2011年2月20日に死亡した。享年60歳。

秦皇島市青龍県

 2010年7月、裴さんが法輪功迫害の真相を伝えていたところを、朱宏偉という人が警察に通報したため、木頭凳派出所の警官に連行され、秦皇島市労働教養所に護送され、一年半にわたって迫害を受けた。秦皇島市労働教養所の警官は修煉を放棄させようとして、他の受刑者が休憩しているときも、裴彦慶さんを座らせ、眠ることを許さなかった。手足は腫れ上がり、体育座りをさせられ、咳をしてもいいが、声を出してはいけない。昼も夜も冷たいコンクリートに座らせ、「修煉する」と言うと殴られた。殴られて顔が青く腫れ上がり、特に胸を中心に殴られた。また「殴って死んだら、自殺したことにする」と言っていた。

体育座り

殴られ、蹴られる様子 

 2011年1月28日の面会の日に、身体検査を理由に家族から500元をゆすり取ったが、検査をしなかった。2月2日、裴さんは階段を上ることができず、麻痺して動けなくなった。労働教養所の検査によると、末期の感染性結核と診断された。裴さんは大便を失禁し、危篤に陥ってから、労働教養所側はこれ以上責任を負えないので家に戻した。
 
 2月16日、木頭凳鎮の書記が運転手と車で迎えに来たが、危篤に陥っている裴さんを見て責任をとれず、送るのをやめ、タクシーを呼んだ。タクシーは途中まで送ったが、これ以上送るのは危険だと思い、別のタクシーを呼び、家に送った。当時、裴さんは全身がむくみ、呼吸困難を起こしており、自力で歩くこともできず、顔が変形してまるで別人のようだった。
 
 裴さんは法輪功を修煉し始めてから、交通事故に遭い「大丈夫ですから、行ってください」と言って相手のことを許した。裴さんはこれまで精神病にかかっていて、専門科で治療しても良くならなかったが、法輪功を修煉してから治った。労働教養所は法律に反し、暴力と金銭を奪う手段を使っている。強制労働の時に、会話は禁じられ、作業する音だけが聞こえる。暴力という手段を使い、屈服させている。拘禁中の陽志文さんは殴られ、あばら骨が2本折れた。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2011年03月09日

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