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吉林省公主嶺刑務所の罪悪

(明慧日本)吉林省公主嶺刑務所には、現在約3000人の受刑者が収容されている。その中に多くの法輪功修煉者が含まれており、吉林省司法庁からは、毎年8人の法輪功修煉者を死亡させるというノルマがかせられていたという。しかし毎年ここで殺害される法輪功修煉者の数はそれをはるかに上回り、この刑務所の迫害の残酷さと苛烈さを十分に表している。
 
 一、刑務所の概況
 
 刑務所所長は安平と言う。所内には、機関、監区、病院、食堂、生産現場があり、野菜畑もある。
 
 刑務所内は警備が行き届き、周囲は鉄条網と高い塀に囲まれ、塀の上にはさらに、高圧電流と鉄製の網が敷設されている。
 
 刑務所の警備は3 段階に行われる。第1種は刑務所の表門の警備で、すべての人の出入りが監視され、当刑務所の警務人員を除き、すべての人が検査される。第2種は、主として出入りする外来の車が検査される。第3種は各入り口での検査。受刑者が家族と面会するとき、あるいは毎日の作業の終わりには、必ず強制的に刑務所の歌を歌わさせられる。しかも身体検査が行われ、お金や食品を持っていれば、全て没収される。
 
 二、法輪功修煉を迫害する事例
 
 いわゆる「教育課」は集中的に法輪功修煉者を迫害する場所である。宗明軍は元第5監区の第2中隊長で、執拗に法輪功修煉者を迫害した功績が認められ、「教育課」に転職した。「教育課」は9人で構成され、すべての人に何らかの背景がある。その中の1人は某市の官僚の息子で、殺人罪で7年の判決を言い渡されたが、「教育課」に配属された。
 
 「教育課」には洗脳班が設けられ、多くの法輪功修煉者はここで迫害を受けた。修煉者は、毎日午前8時から午後4時から5時まで、長さ25センチ幅10センチの小さい腰掛けに座らされ、動くことも許されず、強制的に法輪大法を中傷するビデオを見させられ、極度の音量で頭を麻痺させられる。もし修煉者が、彼らの要求通りに転向したら、大きい腰掛けに変えられ、一週間後に元の監区に戻らされる。修煉者が腰掛けに座らせられる時には、監視人がいる。この種の拷問は人の腰部に対して深刻な損傷をもたらし、腰を痛めて立ち上がらることができなくなった修煉者や、お尻がぼろぼろになった修煉者もいる。
 
拷問の実演:腰掛に座らせられる

 白山市の法輪功修煉者・崔国栄さん(59歳)は、両目を目隠しされて椅子に縛られた上、体を急速に回されて、頭がくらくらした後、スタンガンを肛門に挿入され電撃を受けた。その後、警官らは崔さんの手を掴んで無理やり「5書」に署名させた。現在、崔さんは第1監区で拘禁されている。
 
 法輪功修煉者・史連如さんは縛られて、更に電池が切れるまでスタンガンで電撃を加えられ、翌日には引き続き迫害を受けた。
 
 2009年7月17日、法輪功修煉者・李徳全さんは牢屋に閉じ込められ、手錠を両手に水平に嵌められて吊るし上げられ、両足は重い足かせを付けられた上、2本のスタンガンで同時に電撃された。
 
 舒蘭市の法輪功修煉者・謝貴臣さんは、灌食をされて食道や胃に大出血をもたらした。警官は家族を唆し、家族に謝さんを転向させるように脅した。 
 
 樺甸市の法輪功修煉者・王小虎さんは昼間、小さな腰掛けに座らされ、晩は牢屋に閉じ込められて、7日間も眠ることを許されなかった。
 
 警官の趙延田、武強らは2010年4月2日、李徳全さんに直立不動の姿勢を強制したが、李さんが従わずに座ったため、他の受刑者に命令し、李さんを足で踏みにじったり、引っ張ったり、電撃を加えさせた。
拷問の実演:電気ショック

 三、病院の中の迫害
 
  収容されている受刑者は、刑務所で重労働を強制され、飲食と衛生条件が極めて劣悪なため、拘禁されている3000人のうち、1000人以上が肺結核を患った。法輪功修煉者・劉延竜さんは、深刻な肺結核を患って入院した。刑務所内で病気にかかった場合、警官に賄賂を渡さなければ病院に行くことは許されず、医者にお金を贈らなければ、治療や薬をもらうことはできず、監区に戻される。刑務所の警官さえ「病院は獣医所に及ばない」と言っているという。
 
 四、法律執行者が法を犯し、法律を無視
 
 利益のため、刑務所は土日も休まず、毎日の朝5時15分から、夜18時15分まで修煉者に強制労働をさせる。第3監区は特に苛酷で、よく労働時間が延長される。
 
 第1監区は子供のおもちゃの車を製造し、第2監区は服装を加工する。第3監区は精密電子部品を加工し、多くの人が目を傷めた。第4監区は建設や、積み卸し、第5監区は印刷、製本などの作業をする。この監区はビルの屋上に位置し、夏は暑く、冬に湿っぽい。服がべとべとになって、皮膚が痒くてできものができるため、「水牢」と呼ばれている。
 
2011年05月25日

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