文/中国の大法弟子 洪願
【明慧日本2014年10月29日】本文は作者が自分の状態の中で見たもので、あくまでも同修のご参考まで。法を師としてください。(編集部より)
金銭的または物的に問題があったのに、償わなかった。
師父は『轉法輪』の中で「以前、従業員たちが工場からタオルの端切れを家に持ち帰ることがしばしばあり、みんなやっていました。しかし功を学んでから、彼はタオルの端切れを家に持ち帰ることをやめただけでなく、それまで家に持ち帰った分も工場に返しました。それを見ると、誰もやらなくなり、なかには以前に持ち帰ったものもすべて工場に返した人もいて、工場全体にこのような様相が現われました」と説かれました。
修煉前にこのような問題があった人の多くは、この法を勉強して、たとえ深い理解ができなかったとしても、その通りに行いました。しかし、個別の人は様々な原因で、字面通りに行いませんでした。恥ずかしがって隠し、時間が経つにつれ、徐々に忘れて、この部分の法を勉強しても気にしなくなりました。
ある夫婦は、大法を修煉して20年近くになります。修煉前は工場のちょっとした責任者でした。妻は会計をやっていましたが、公金を自分のポケットに入れたことがあります。夫は食堂の仕入れを担当していましたが、社員の食事代から少しずつ小金を搾取して、結局10万元以上を自分のものにしてしまい、大法を修煉してからもずっとそれを償いませんでした。このような状況で、直接補償しにくい場合は、そのお金を衆生を救い済度することに使って善い事するのも結構ですが、元金と利息を合わせて一銭の不足もあってはいけません。彼らもこうしましたが、しかし、出したお金はぜんぜん足りなくて、本人たちが認識できなかったことが問題でした。その後重い病業を患って、どうしても治らず、彼らと交流しましたが、隠して認めないので私もどうすることもできませんでした。ずっと病院で治療しましたが、以前に貪欲から搾取したお金を全部使い切ったにもかかわらず、まだ治らず、命の危機に陥っています。
ある有名な同修が病業の中で亡くなった原因のひとつは、このことが原因でした。
もう一人の同修は、大法を修煉してから、職務を利用して労働者の食事代から数百元を搾取しました。若いのに病業で死にそうになった時、やっと自分の問題を認識できました。
自分が受け取るべきでないお金を手にしたすべての人は、自分の犯した過ちを償わなければ、自分を欺くだけでなく、宇宙の法を知りながら罪を犯してしまうことになります。そのことを悟らせるために、このような人たちを病業やほかの大きな難に遭わせ、そのお金を使い切らせることになるでしょう。借りたお金はそのまま返さなければならず、今生で返さなければ来世で返すことになります。しかし、今生で返さなければどうやって成就できるのでしょうか? このような同修に助言しますが、できるだけ早く返してください。元の形で償えなければ真心から反省して、元金と利息の金額を、人を救い済度することに使ってください。
これらは常人からの借りですが、大法の資源を使った人もいますので、問題は更に大きくなります。人を救い済度するプロジェクトを行うため、みんなが共に供出したお金を、自分のために使った人がいます。同修からお金を借りて長期にわたり返さず、同修の生活に困難をもたらしてしまう人もおり、同修のお金を借りて自分の生活に使う人や、返済を求められても返さず、返さないだけでなく、それを自分の修煉していない子供に使わせる人もいます。同修は大法の一粒子ですので、借りたお金は大法の資源ではないのですか? 精進している同修は、彼らのお金を基本的に大法のプロジェクトに使って人を救い済度しています。このような罪業は大きく、自分の子供にも伝えられていくことになりますので、子供がもしこれらのお金で楽しめば、将来天罰を受けるでしょう。たくさん使うと命を捨てることにもなります。
このような人には、「将来修煉が成就できたら、威徳で彼らに返す」という考えがあります。しかし、将来病業がやってくるとき、自分がそれを乗り越えられるかどうか、成就できるかどうか、その時、分かるようになるでしょう。彼は宇宙の大法に違反しているのに、どの次元に彼を上がらせるのですか? もし反対側に行ってしまい修めなくなったら、罪業は更に大きくなり、子孫にまで及んで、永遠に人間の教訓になることでしょう。旧勢力はずっと彼らを反対側に押し出していますよ。
このような状況は、誠心誠意に反省して、確実に償ってこそ、師父は挽回してくださいますが、しかし、どのぐらい挽回できるかは、まったく本人の心と行動次第なのです。
(続く)