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法の暗記の中で自分を高める


文/中国の大法弟子

(明慧日本)明慧ネットに掲載された同修の文章に励まされ、私も法の暗記を始めて1年になります。法を暗記して、以下のいくつかのことを体得することができました。

 一、法理を理解し、法を師とすることができるようになる

 私は以前の邪な悟りの状態から、現在では、物事に対して法に照らすことができるようになりました。以前、修煉の中で、どうしても解決したい問題の多くを解決できなかったのですが、自然と解決できるようになりました。法を暗記するにつれて、内に向けて探すようになり、心が広くなり、大きく成長したように感じました。以前は学法しても、多くの内容を理解することができず、例えば宇宙の構造について、いつも人間の思惟で考えており、前回の学法ではこのような意味だったのが、なぜだか今回の学法では別の意味になるのです。そのほかに、旧勢力の按排や旧勢力の正法の中での現れ方などの問題も理解できませんでした。継続的に法を暗記していくうちに、これらの問題に対する答えが得られるようになったのです。心が穏やかになり、人が変わったようにしっかりしてきました。話す言葉にも力が増し、問題に出遭った時は必ず、内心に向かって探すことができるようになりました。そして、もし心が動じなければ、それはすでに昇華したということを理解しました。同時に法の中で成熟し、あらゆる角度、あらゆる方面から問題を見ることができるようになりました。このすべてが以前の私にはできなかったのです。

 二、周囲の環境に変化が現れる

 法を暗記したことで、心性が飛躍的に昇華したほか、相応して周囲の環境にも大きな変化が現れました。仕事の効率は予想外に上がり、師父が私の知恵を開き、前へ大きく推し進めてくださったように感じ、今まで不可能だったことが可能となりました。社会に対して、本来のあるべき大法弟子らしさが現れるようになりました。

 例を挙げていいますと、私は学校の教師でしたが、性格は恥ずかしがりやのうえ、相手に向かって話すのは苦手でした。大法が迫害を受けてから仕事を解雇され、天と地との差とでもいいますか、営業の仕事に携わるようになりました。いつも営業の仕事がうまくいかず、これ以上続けるのが難しくなった時、大きな転機が訪れ、本当に目の前に新しい世界が現れたのです。私の仕事に対する能力は向上し、心性の昇華に伴い、さまざまな難題がいい方向へと回り始めたのです。これらは私の力によるものではないということは分かっています。これらのすべては師父が与えてくださり、師父に感謝するしかありません。幸いなことに、私はこの偉大な時期に生まれ、師父と共にあり、師父自ら伝えられた大法を得ることができたことを、とても幸福に思っています。

 私は師父の大法を暗記しながら、限りない幸せを感じ、ある同修がせっぱ詰ったように正法の終結を待ち望んでいるのをみて、言い知れぬ気持ちを覚えました。正法に終結があるのは当然なことで、迫害に終結があるのも当然なことです。しかし、今の時間がどれほど貴重であり、それをどれほど意識しているのでしょうか? 私たちは法に同化し、自分を高め、衆生を救うことを重視しているのに、どうして終結を待ち望むのでしょうか? この貴重な時間を無駄にせず、私たちにとって誓約を果すこと、これが最も重要なのです!

 三、迫害の終結に執着せず、今の時間をさらに大切にする

 迫害されたことで、多くの同修には恐怖心が現れました。実は恐怖心が現れるのも、私たちの修煉が成熟していないことを物語っています。師父がおっしゃったように旧勢力の按排を認めることはできません。ですから私たちも旧勢力の迫害を認めていません。では、何故認めていないのに迫害されるのでしょうか? それは私たちに正念がなく、師父が要求された通りに行っておらず、常人が山ほどの執着心を抱いて離そうとせず、離す勇気がなかったからです。ですから迫害され、旧勢力が按排した道を歩んでしまったのです。それではこれらの教訓があるのですから、私たちは法の中で成熟しなければならず、問題に出遭った時は内に向かって探し、あらゆる妨害に動じないようにすることです。私たちが旧勢力の按排を認めないということは、実は簡単なことで、取り除くべき執着心を取り除き、「三つのこと」を正念をもってしっかりと行い、正念をもって大法弟子として直面すべきことに直面し、そうすれば自ずと師父が按排してくださった道を歩むことになり、師父の法身に守られて、旧勢力に乗じられる隙を与えないのです。

 法を暗記する過程で何度も放棄しようとしました。時には暗記のスピードが遅くなり、心を静めて暗記できなくなり、暗記よりは通読の方がいいのではないか、いつまで暗記すればよいのかなどと思い、暗記を諦めようと考えた時もありました。さまざまな妨害で法の暗記を中断させられたこともありました。しかし、同修に励まされ、また明慧ネットに掲載された同修の文章に励まされ、再び法を暗記する力が湧いてくるのです。法を暗記することについて、私は今になって、何者にも阻まれることなく、堅実に暗記し続けていくことができます。

 四、さらに多くの方法で真相伝えに参与する

 以前、法輪功の真相を伝えるといえば、私は真相資料を配ることに限定していました。言葉で伝える時もありましたが、自分の言葉には力がないように感じ、相手の質問責めに遭うと、返す言葉がなかったのです。自分が話した言葉は理に適っていないので、話に勢いがないように感じ、苦悩していました。法の暗記につれ、内に向かって探すことにより、心がますます広くなり、明らかに師父が私の知恵を開いてくださったのを感じました。その後、理性をもって言葉で真相を伝えるようになり、話す言葉には穏やかな中にも力が溢れ、携帯のメール、電話をかける、相手に向かって「三退」を勧めることができるようになりました。私は集団学法にも参加するようになり、同修の尊敬できる発言や行動をみて、お互いに学び合う環境の中で、私の心は打たれ、さらなる昇華を得られたと思います。

 最後に私が法を暗記する時の方法について、お話したいと思います。私は『転法輪』だけを暗記するのではなく、同時に師父の経文も暗記します。私が考えたのは、師父の「7.20」前後の経文は、正法の法理について説かれています。そのころの経文を中心に暗記した時は、多くの法理、特に正法と旧勢力および衆生に対する救い済度との関係についても悟ることができました。『転法輪』を暗記しても、私の次元は限られており、悟れない法理ついては、関連性のある経文を暗記することにしました。こうすれば今まで悟れなかった法理を悟ることができるのです。私たちは暗記するのが遅いということを恐れず、法を暗記すれば、必ず新たな収穫を得られるのです。

 個人の体得であり、次元が限られており、不適切なところは慈悲をもって指摘してください。

 2010年5月29日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/14/223423.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/5/26/117406.html

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