日本明慧
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大法に同化し 執着を取り除く(二)

(明慧日本)二 自我を放下し 衆生を済度する
 
  1、神韻を広げ、人を済度する
 
  2008年、私は日本での神韻公演を見ることができず、とても残念で悔しく思いました。それは私が一番見たかった公演だからです。なぜなら、天上の世界は私を深く引き付け、私たちが最終的に戻るところです。私は神韻に憧れていて、私も師父について早く家に帰りたいのです。その時私は師父が、いかに大法弟子と衆生に対して寛容で慈悲をもっていたのか分かりました。師父は私たちのために、常人にとって受け入れやすい芸術という形式を選んで、心や目を楽しませ、品性を育て上げ、そして衆生は救われるのです。どこを探せばこのようなものがあるでしょうか。
 
  私は積極的に2009年の神韻活動に参加しました。人を救うため、自分のやり方で神韻を広げました。その間、短期の仕事が終わり、次の仕事を探す時間もなく、同修からお金を借りて、時間を節約して神韻を宣伝しました。私にとって神韻の宣伝は極めて貴重だったからです。しかし皆さんが私のようにすることを望みません。なぜなら生活を保障することは私たちが法を実証するための基礎だからです。
 
  神韻を広げることをより良く行うため、チケットが売れた時は、2枚のリストを書きます。1枚目にはお客様の名前、座席、時間やチケット代金など全て書いて、2枚目には公演までに再度連絡する必要のあるお客様の名前を書き、記録をしました。神韻を広げる時間は限られていますが、任務は大きいのです。時間を大切にし、自分と縁のある人が救われるチャンスを見逃さないよう、私は困難を克服し、一刻も止まることなく前進しました。工場の休憩室、学校の教室の前、友人の家、学校の寮、ホテル、商店街、レストラン、駅、電車の中、街頭、住宅街、劇場の近く、日本語学校などの場所に私の足跡が残されました。今、その時のチケット販売を振り返ってみれば、疲れましたが本当に充実して美しい思い出でした。師父の慈悲とご加持のもとで、私と一緒に協力し合った同修の正念の支持のもとで、その年私は確かに数十枚のチケットを売りました。
 
  それにもかかわらず、2009年神韻の劇場にはまだたくさんの席が空いていました。どうしてこんなことになっていたのでしょうか。私は内に向かって探して、自分は最初から最後までずっと間違った観念を抱いていのか、もし一人ひとりが数十枚のチケットを売ることができれば、私たちの劇場は満席になるだろう、と私はずっと思っていました。今考えてみれば、それはありえないことです。それは絶対平均主義をやっているのではないでしょうか。同修を頼りにしていたに違いありません。実は、ひとりひとりの状況が違うからです。ここまで書いてきて私は、ようやく自分の考えの中に隠されていた党文化を見つけました。この観念は最も取り除くべきものであると思います。もし、その観念の束縛がなければ、私はもっとよくできたのではないでしょうか。党文化は人を害するだけではなく、自分をも害します。神韻を広げることによって、私は、それほど大きな悪い考えを放下することができ、神韻の活動はとても重要で、必要なものだとわかりました。ここで私は同修の皆さんに、様々な考えを放下し、心を楽にして喜んで今度の神韻公演をよく成し遂げられるように望んでいます。
 
  2、大阪城で真相を伝え 慈悲を持って中国人を救う
 
  京都から大阪へ引っ越ししてきた私は、大法弟子が作った、真相を伝える観光地に来られたことを幸運に思います。私はこの中国人の観光客たちが必ず来る大阪城公園をとても大切にしています。初めはこんなに多くの観光客たちに、どのように何を伝えればいいのか分からなくて、よく言葉に詰まりました。最後に彼らが迷った表情あるいは理解しない態度を見せたとき、私はどれほど口下手であったのかわかり、悔しく思いました。 
 
  ある観光客は、我々がここで中国のマイナス面の状況を宣伝し、中国人を恥さらしにしていると言いました。さらにある人は、私が国を裏切っていると叫びました。またある観光客は、「あなたたちがここでこのようにするのは、何の意味があるのか」といいました。また人群れの観光客たちは私を囲んで、「あなたはこんなに若いのに、もっとお金を稼いで出世して、将来帰国して母国に貢献しなさい」と勧められました。観光客に八つ当たりされてから、私は彼らに、「どうして共産党が法輪功を迫害するのでしょうか、理由を言えますか」と聞きました。これで彼らはなにも言えなくなり、だまりこんでしまいました。
 
  当時人々を救うことはできなかったのですが、そのあとに、これらの中国人を本当に救うべきだ、と私は思いました。当時彼らを救うことが出来なかったのは、本当に私の過ちでした。なぜなら、もし彼ら常人の立場に立って考えてみれば、彼らは勇気と善意のある人だといえるからです。ただ彼らは、まだ中共邪党がいかに悪いのかを知らないのです。もし、いつか彼らが中共邪党に迫害されたときに、彼らはきっと先に出てきて中共邪党を批判し、そして私よりもずっと良くできると思います。このように考えれば、私は心のバランスがとれ、だいぶ落ち着きました。
 
  そのあと耳にしたのは、ある観光客が、「私はあなたたちが法輪功をやるのを反対しません。法輪功はいいものです」と私に言ってくれました。もう一人は、「私も共産党の悪さを知っています。悪徳な警官は車の中で私の友達を殴り殺しました。彼のお父さんが訴えても受理してくれませんでした」と私に言いました。中国大陸から来た警官たちは私服を着ていたのですが、私は見分けて、彼らに付いていき、「大法弟子を迫害しないように、さもなければ悪報を招きますよ」と忠告しました。悪徳警官はびくびくし、大きな帽子で自分の顔を隠しながら、しおしお歩きながら黙って、私の真相をきいてくれました。私は彼らに大阪城の城外までついていったとき、最後に、1人の警官が脱党の小冊子を受け取って、私に、「早くもどってください、ほらみて、私たちはあなたの時間をたくさん無駄にしたね。他の人があなたを待っていますよ」と言ってくれました。
 
  大阪城公園で真相を伝えることはますます順調になり、その中で私も大法に対してさらに堅固になり、自信もますますもてるようになりました。私が出会った観光客の中に、だんだん縁のある人が現れてきました。私がこの原稿を書いた日の午前中、大阪城公園で真相を伝えるときに、中国人の親子2人は私の伝えた事実と真相を聞いてから、喜んで脱党しました。私もとても嬉しくて、でも今回の成功は電話組の同修たちのおかげだ、とわかっています。なぜなら、先日、私がネット上で行われた電話組の交流会に参加したとき、台湾、タイ、韓国と日本の電話組の同修たちの脱党を勧める経験を聞いて、私はその中から知恵を得たからです。私は本当に彼らに感謝します。彼らは本当にとても慈悲で、とても知恵があり、とても偉いのです。私もこれから脱党電話をかけてみようと思っています。正法時期は本当にこんなに早いので、海外に残されている大法弟子たちが、正々堂々と中国本土に帰って、法を実証する日はもう近付いていると思います。
 
  最後に私は師父の『精進要旨二』「心自明」を引用して、話を終えたいと思います。
 
 法は衆生を済度し師は航路を導く
 一つの帆を上げれば億の帆が揚がる
 執着を放下すれば舟は軽くて快く進み
 人心が重ければ海洋を渡ることは難しい
 風雲は突如として変わり天は今にも落ちようとし
 山は押しのけられ海は荒らされ凶暴な波が翻る
 大法をゆるぎなく修めて師にしっかりと付いていく
 執着があまりに重ければ方向に迷い
 船は転覆し帆は断たれ命からがら逃げ去る
 泥砂は淘げ尽くされ金の光が顕れる
 生死は大げさに語るものではなく
 行なえるかどうか真相を見る
 ある日圓満成就の時がやって来れば
 真相が大いに顕れ天下は茫然とする
 
  私の発言は以上です。ありがとうございました。
 
2011年01月03日

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