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ベトナム:中共の圧力のもとベトナム公安局が法輪功修煉者を不当逮捕(写真))

(明慧日本)ベトナムの首都・ハノイで大手ネットワーク会社を経営している法輪功修煉者・武徳中さん(32)は、義理の叔父・雷凡譚さんと共に2010年6月、ベトナムの公安局と国家政治安全局によって逮捕され、いまだに拘留され続けている。公安局によると、逮捕の理由はラジオ「希望の声」を中国に向けて放送したためで、その調査の決め手は中国側から届いた一通の手紙だという。裁判は2011年4月8日に行われる。
 
ベトナム当局に不当逮捕された法輪功修煉者・武徳中さん

 少年の頃から気功に興味を持っていた武徳中さんは、ある日ネット上で偶然にも法輪功と出会い、その奥深い法理に惹かれ、2007年3月から法輪功の修煉を始めた。
 
 法輪功の素晴らしさと迫害の凄惨な実態を知った武さんは、中共(中国共産党)による法輪功迫害が一日でも早く終結することを願い、ラジオを通して中国人に迫害の真相を伝え始めた。
 
 しかし、2010年6月10日の現地時間午前8時、ベトナム公安局は武さんの義理の父親の畑に設置されていたラジオの放送機材を没収した。さらに翌日、武さんの家と会社で家宅捜査を行い、法輪功関連の資料やパソコンなどをすべて没収したうえ、武さんと義理の父親、義理の叔父の3人を強制連行した。さらに、保釈も認められていないという。
 
 このように、中共の圧力のもとで、ベトナム公安当局は自国の法輪功修煉者を迫害し、時には法輪功修煉者に拷問を加えたことさえあった。
 
 武徳中さんらの弁護士は、「彼らはただ中国へ向けて法輪功迫害の事実を放送しただけで、ベトナムに危害を加えるようなことは一切しておらず、ベトナムの法律にも抵触せず、逮捕される法的根拠は全くない。これは、明らかに公安当局の業務過失である」として、2010年11月初めに、ベトナム最高人民検察院に請願書を提出し、直ちに武さんらを釈放するよう求めた。この案件はすでに審理に入っており、裁判は今年の4月8日に行われる。
 
2011年04月09日

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