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母の世話をする中で心性を向上させる


文/中国の大法弟子

(明慧日本)今年、私は定年退職になりました。母親は今年85歳と高齢で、ますます人に頼らなければならなくなりました。もし、母親がそのまま実家で暮らしてくれれば、自分には余裕があり、修煉と三つのことをしっかりすることに都合が良いかとも思いましたが、修煉者として、母親一人を田舎に放っておけず、修煉者はすべて人の為になるべきと思いました。こうして、私は母親を説得して、私のところで一緒に生活するようにしました。衣食住すべて私が世話をします。
 
 自力で生活できない老人の世話をするのは、容易なことではありません。しかし、これは修煉者としては良いチャンスともいえます。以前、母親は自分で生活できていたのに、私が定年退職すると、なぜ母親は急に自分で生活できなくなったのでしょうか? これは偶然でもないかもしれません。そうして、私は母親の世話をするのも修煉の一部であると認識しました。
 
 最初はてんてこまいでしたが、しばらくしてから時間の裁量が上手くできるようになり、時には師父の説法を母親に聞かせました。このようにして、母は早くも回復し始め、自分で大小便ができるようになり、最初の辛い寝たきりの状態から、快く師父の説法を聞くようになりました。この過程で、私は執着心をたくさん放下しました。焦燥心、人に言われたくない心、怨念の心などなど。常人の言葉では、老人はこどもと同じと言いますが、本当にそうです。母は少し注意しただけで、すぐに不機嫌となり、私は修煉者の基準で自分を律し、心新たに世話をして根気よく大法の素晴らしさを説明してあげて、母を大法の修煉に導きました。今の母は、毎日5、6講の説法を聞いています。私も毎日三つのことをしています。私は『転法輪』の2講を学法して、2時間煉功、5回以上発正念をしています。2時間半以上の長時間発正念をもしており、朝晩の時間を利用して真相のシールをはったり、人に真相を伝えたりしています。昼間の短い時間をつかって、真相シール、真相資料、真相紙幣の製作もしています。
 
 この経験を経て、私は一つ悟りました。修煉者にとって、いかなることも偶然ではありません。上手く利用すれば、心性の向上にもなりますので、決して修煉のことを忘れないようにしましょう。 
 
2011年06月08日

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