文/イギリスの大法弟子
面と向かって真相を伝え、正念で突破する
絶えず内に向けて人心を取り除き、全体の修煉の状態を向上させる同時に、私たちは専門家から、いかに劇場側と連絡しあっていくのかについて、専門的なスキルを教わりました。神韻を見たことのある専門家から、私たちは多くのアドバイスを得ました。劇場側との接触の中でも、私たちは多くのことを学びました。やはり、より専門的な言動と行いがあってはじめて、劇場側の信頼を勝ち取ることができるとわかりました。
大法弟子の全体の状態と心性が向上するにつれて、環境も変わりはじめました。数カ月間待ち続けた末、私たちはようやく劇場側から面会の約束を取り付けることができました。協調チーム全体が面会前の週末に、十分な準備とリハーサルを行いました。全員が面会の現場を想定して、会議に参加する同修に様々な質問をしました。そして、リハーサルの中で不足を見出し、全員の知恵を出しあってそれを補完しました。
劇場との会議はスムーズに行われました。もともと1時間の予定だった会議は1時間半に延長されました。私たちは、世界各地の神韻の公演の状況を説明し、さらに法輪功の真相を伝えました。劇場側の責任者は以前、常人のマスコミによる偏った報道によって疑念を抱いていましたが、それらはすべて解決されました。会議に参加した大法弟子は会議中、いずれも強大な正念と落ち着いた雰囲気に包まれていることに気付きました。会議中、イギリス全土の大法弟子たちが正念を発して支援し、さらにイギリスの一部のロンドンの大法弟子が劇場付近の公園に集まり正念を発し妨害を取り除いていました。会議が終わる直前、劇場側の経営者がうれしそうに、「我々はあなた方の申し出を受け入れることに決めます。今のところ3月と5月のスケジュールは満杯ですが、私たちはなんとか2011年の内に公演が出来る日を見つけるための努力をします。他の団体のキャンセルがないかを確認して、皆さんに連絡します」と私たちに話しました。
はじめて私たちは突破口を見つけました。しかし、全員の心はまだ緩みませんでした。これはひとつの希望が見えたにすぎないからです。まだまだ努力する必要があります。しかし今回のはじめての突破を通して、私たちは歩んできた道が必ず正しいものであると確信しました。私たちは歩み続ける中で絶えず内に向けて探し、自分を強化し、正念を強めなければならないと感じました。
最初の会議のあと、私たちは劇場側と良い関係を築きましたが、その過程では、様々な問題もありました。劇場側の経営者が最初の通知を出した後、劇場側の経営者は、ある団体が費用の問題のため、公演をキャンセルするかもしれず、ちょうどそれは私たちが望む公演日程であることを伝えてくれました。しかしその後、また別の情報が入ってきました。公演を予約していた団体が、公演のキャンセルをやめ、他の演目を上演したいと劇場側に求めました。劇場側としては、神韻をできるだけこの公演期間内に入れたいという態度をはっきりと示しました。しかし、既に公演が予約されているので、劇場側としては相手に予約を破棄させるよう強制はできないため、相手が予約を取り消さないかぎり、神韻の公演日を決めることが出来ないとのことでした。
その期間に様々な心性の摩擦がありましたが、協調チームの大法弟子はしっかりとしていました。この劇場側との最初の突破以来、全員が師父と大法を信じることに対して、さらに深い理解をもてるようになりました。大法弟子の正念が強ければ、すべてはよい按排があると信じています。絶えず刻一刻と変わる状況を受け入れ、または、数週間の間に変化がなくても私たちは動じませんでした。集中力をすべて、法を学ぶことや交流、発正念に使い、正念を保持しました。さらに私たちは交流を通して、師父が法を正しているのであって、師父がすべてを決めるのだと認識しました。
(続く)
(2011年米国ワシントンDCで発表)