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吉林省:法輪功修煉者らの裁判で過剰な警戒 家族の傍聴を制限

 吉林省楡樹(ゆじゅ)市の610弁公室は2011年8月23日、中共(中国共産党)政府と裁判所と結托し、年配の法輪功修煉者・楊亜芝さん、許麗華さん、孫淑俠さんの3人とドライバーの郭風学さんに対して開廷した。4人の法輪功修煉者たちが不当に連行され、留置場に拘禁されて100日を過ぎた時のことである。
 
 開廷の当日、裁判所は他の仕事を取りやめた。強大な敵に向かっているかのように警戒をしていて、裁判所の周りに数多くの警官とパトカー、それだけではなく、私服警官、特殊部隊や交通機動隊まで配置した。
 
 その日の2日前、裁判所側から法輪功修煉者たちの家族に電話があった。家族たちに「傍聴したいなら、自分が法輪功を学んでいないという証明を出さなければ、傍聴できない」と話し、家族は「どういうことですか、あなたのお名前を教えていただけませんか」と聞いたが、何の返答もなかったという。
 
 傍聴した人の話によると、法廷に出た4人の法輪功修煉者は体が弱っていて、手錠と足かせをかけられていた。裁判所の裁判員の一人が前もって捏造したいわゆる犯罪証拠を読み上げるばかりで、1時間ぐらいで草々に終わらせたという。
 
 2011年5月3日、4人の法輪功修煉者は法輪功のチラシを配った際、警官に連行され、拘禁された。しかし、警官は4人の家族に連行したことを通知しなかった。開廷する直前になって、家族はやっと4人の行方を知ったという。
 
 
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2011/8/26/开庭迫害善良老太-吉林榆树市法院如临大敌-245900.html)
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