日本明慧
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千人を超える同郷人が法輪功修煉者のために無罪を訴える(一)
天津第三測量設計院の技師で、法輪功修煉者の周向陽さんは今年3月、再び天津港北監獄に不当に連行された。周さんは断食で抗議し、現在までにすでに半年が過ぎた。
港北監獄は最初、周さんを監禁していることを認めず、家族との面会も妨害していた。周さんの年老いた母親は訴状文を書いた服を着て抗議し、やっと息子と面会できた。
その後、周さんの妻の李珊珊さんは、悲しみの中で公開文書を自身で書き下ろし、天津、唐山、秦皇島などの司法公安部門に陳情し、新婚の夫が受けた冤罪事件と拷問罪で訴えを起こした。これがその後、海外メディアによって転載され事実が記録された物語『若い夫婦の苦難の体験:9年間の冤罪』である。
何カ月もの間、周さん母親は港北監獄で「地錨(じびょう)」という手錠で体を地面に長時間固定して苦しめる拷問が行なわれていることと、面会の権利を剥奪されたことの不当性を繰り返し訴えた。
これと同時に、周さんの故郷の秦皇島昌黎県では、周さんの妻の公開文などを多くの同郷人が見終わった後、心から感動し、たくさんの人が思わず涙を流し、この夫婦が受けた苦難にひどく不平を感じた。
50代のある男性は「私は『若い夫婦の苦難の体験』を見終わって涙が出たが、私は随分年をとっているが今まで泣いたことがない。これは本当のことなのか? もし本当なら共産党は本当に間違っており、このように善人をひどく罰するなんて」
家族の提案によって、周さんを救うため、1500人近い同郷人がどんどん署名をして政府に手紙を送り、周さんの家族の訴えを支持し、周さんを救い、法律に基づいて監獄の拷問罪に対処するよう求めた。
周向陽さんの釈放を求め、1500人近い同郷人が署名
多くの家庭で、家族のほとんどが署名をした。ある中年の男性は、「向陽の嫁さんはとてもうまくまとめている。仕事が終わって家に帰った後、暗記できるほど読み、私たち家族全員も向陽を救うために署名をした!」と言った。
ある中年の主婦は街で大声で言った。「私たちの村はみな法輪功を修煉しており、村全体の道徳は以前よりとても良くなっていて、私たち家族はみな署名しました」
また、60代のお年寄りの夫婦は「サインするとも! 法輪功を修煉する人はみないい人で、共産党にはいい人がとても少ない。共産党の天下では殺人犯をお金で釈放させることができるが、法輪功を修煉する善人は迫害される」と話した。ある村民は、周囲の人に呼びかけて署名してもらったという。
これまでも、そして今でも周さんの家族は一生懸命に訴え、嘆願のために政府部門を訪れている。
天津市港北監獄(現在、濱海監獄に改名)は、法輪功修煉者を迫害する悪の巣窟であり、そこに不法に監禁された法輪功修煉者はみなそれぞれ長時間にわたって立たされ、拷問用の椅子に座らされ、殴られ、高圧の電気棒で電気ショックを加えられた。また、独房で「地錨」という拷問を受け、冷たい水をかけられ、乱暴に灌食させられ、怒鳴り散らされた。さらに、独房に拘禁され、奴隷のように労働を強制され、面会禁止などの迫害を受けた。
特に「地錨」という拷問は港北監獄でもっとも言語道断な残虐刑であり、天津市以外の監獄にも広がっているという。簡単に言うと「地錨」とは、手足を手錠と足かせで強く締めつけ、地面の鉄輪に固定し、苦痛を強めるために人をさまざまな姿勢に固定し、数十時間の「錨(いかり)」による絶えることのない苦痛で生死の境を彷徨わせるのである。
指定された数人の囚人は、監獄の監視員を満足させるためにあの手この手で法輪功修煉者に対して拷問を行うのである。中共当局はいろいろな口実をつけて調査せず、何もしない。
さらには天津市610弁公室は怒りで混乱し、管轄を超えて直接、河北省610弁公室に対し、唐山国保(国家安全保衛)大隊と秦皇島国保大隊に、周さん夫婦を長期に監視し、嫌がらせをするよう指令した。監獄側は後ろ盾があるので恐れるものは何もないため、前よりさらにひどくなり、連続3カ月、周さんの面会する権利を剥奪し、「地錨」の拷問を加え続けている。同じく法輪功修煉者の李希望さんは、天津市河西区留置場から港北監獄に移送されて、わずか10日後の2011年7月29日早朝、「地錨」の拷問を受け苦しんで死に至った。
周さんの家族はもうこれ以上我慢できないとして、北京の弁護士を依頼し、港北監獄が「地錨」の拷問で周さんを苦しめたことで訴えを起こし、港北監獄の副監獄長・李國宇と監獄区長・張仕林の犯罪行為の追及、ならびに経済的賠償を要求した。
港北監獄、監獄管理局、天津市第2検察院は中共の政策の下、不法行為を公然とかばい、犯罪を放任し、十分な証拠と手がかりを前にしても中共の悪事に手を貸し、立件しようとしないのである。
(続く)
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