明慧報告|2016年中国刑務所内での法輪功学習者の迫害実態のまとめ(1)
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 【明慧日本2017年1月16日】

 前書き

 中国共産党の元国家主席・江沢民の個人の命令により、法輪功学習者に対する長期に渡り、広範囲に、系統的に、組織的な迫害が、1999年7.20から今日に至るまで今なお継続している。従がって、公安警察、検察庁、裁判所、刑務所は、一連の犯罪のチェーングループとなり、全国の刑務所も落ちぶれて、この犯罪体系の中の一つになっている。多くの刑務所の人員は麻痺して共犯に巻き込まれ、甚だしきに至っては奨励金のために積極的に悪事を働き、数千万の善良な学習者を迫害し、中華民族の千古の冤罪を作り出している!

  '画作:《身陷囹圄的法轮功学员》'

拷問のイメージ絵画:刑務所内の学習者

 以前も報道したように、中国共産党の刑務所は少なくとも122カ所が実在する。明慧ネットの統計によると、2016年に473人の法輪功学習者が不当な判決を下され、現在、数千人の学習者が中国の刑務所に拘禁され、迫害を受けている。

 目次

 一、刑務所で迫害され死に至った実例
 二、暴力による転向と残虐な拷問
 三、奴隷のような労役
 四、薬物迫害
 五、刑務所の拷問により、もたらされた障害
 六、迫害され危篤状態に陥る
 七、家族を困らせ、面会の権利を剥奪する
 八、迫害に遭ったエリート達
 九、2016年の告訴状で公表した迫害の実例
 十、良知を呼び戻し、法輪功を支持し、学習者に同情する警官と受刑者たち
 十一、刑務所内の学習者を助け善報を得た実例

 文章の結び

 一、刑務所で迫害され死に至った実例

 ◎河北省秦皇島盧龍県の李凱さんは、冀東刑務所の迫害により死亡

 明慧ネット昨年4月24日の報道によると、秦皇島盧龍県の李凱さんは、2015年7月29日に連行され不当な判決を下された後、冀東刑務所に拘禁された。半年余り妻と子供との面会を許されず、李さんは意識が朦朧として人を見ても分からなくなり、唐山工人病院に運ばれた。昨年1月29日午後4時ごろ、李さんは一言さえ家族に言うことも出来ず、最愛の妻や子供、両親と永遠に離れ永眠した。

 ◎黒龍江省ハルビン市の楊瑞芹さんは、黒龍江省女子刑務所の迫害により死亡

 楊瑞芹さんは、黒龍江省女子刑務所11監区に拘禁され、残酷な拷問と強制的に転向を強いるなどの迫害を受け、2015年の年末にすでに骨と皮ばかりに痩せこけて、食事も出来なくなり、昏睡状態に陥った。

 黒龍江省女子刑務所は、楊さんが刑務所内で亡くなることを恐れ、家族に知らせて一時出所させた。2015年12月31日、家族は危篤状態の楊さんを迎え、ハルビン医大群力病院に入院させ、点滴に頼って命を維持していたが、昨年5月24日、楊さんは冤罪が晴れないまま死亡。享年71歳。

 ◎吉林省楡樹市の朱海山さんは、四平石嶺刑務所の迫害より死亡

 明慧ネット昨年5月19日の報道によると、吉林省楡樹市城発郷の学習者・朱海山さんは、2010年に3年6カ月の判決を下され、四平石嶺刑務所に拘禁された。ひどく迫害された朱さんは、深刻な心臓病、血栓、高血圧、胸の腹水などの症状が現れ、昨年4月18日に死亡した。享年73歳。朱さんは生前に迫害の首謀者・江沢民を告訴した。

 朱さんが拘禁された期間中、刑務所の劉幹事は酒を飲むとすぐ魔性が現れ、電気棒で朱さんの股のところばかり電撃し、朱さんが意識を失うまで電撃した。李警官はさらに「お前をそのまま死なせたら甘すぎる、死ぬより辛い目を嘗めさせてやる」と言いながら劉幹事と一緒に手を下していた。劉幹事は気が狂ったように「これでも、まだ(法輪功を)学ぶのか、これでもか!」と叫んだ。

 ◎陝西省城固県の熊紀玉さんは、西安女子刑務所の迫害により死亡

 学習者・熊紀玉さんは、2014年6月7日、警官に連行された。同年9月29日、城固県裁判所に判決を下され、陝西省女子刑務所に拘禁された。昨年4月3日、熊さんの家族は刑務所からの危篤通知を受け取って、翌日、病院に駆けつけた時は、熊さんはすでに人事不省になっていた。

 昨年4月16日、熊さんは無言のまま亡くなった。自分がどのような迫害を受けたか家族に伝えることも出来なかった。熊さんが拘禁された間、父親と長兄は打撃を受けて、相次いで亡くなった。

 ◎山西省漢方医師・王継貴さんは、晋中刑務所の迫害により死亡

 明慧ネット昨年6月21日の報道によると、山西省陽泉市平定県の漢方医師・王継貴さんは、2014年8月4日に連行された後、3年の判決を下され、山西晋中刑務所に拘禁された。昨年6月2日、王さんは太原109病院(山西新康刑務所)で亡くなった。

'王继贵'
王継貴さん

 王さんは昨年5月26日晩、家に電話したことがあり、自分が元気でいると話した。家族は危篤通知を受け取っておらず、王さんの入院中のカルテを見たいと要求したが、刑務所側に拒否されたという。

 ◎女性教師の許恵仙さんは、蘭州女子刑務所の迫害により死亡

 明慧ネット昨年7月18日の報道によると、甘粛省鎮原県太平鎮の教諭を定年退職した学習者・許恵仙さんは、2015年に3年6カ月の判決を下され、蘭州女子刑務所で迫害を受け、体が極度に衰弱した。刑務所では何の薬を使用したか分からず、許さんは目が覚めると、苛立たしい感覚を抑えきれず、昨年7月8日に亡くなった。享年71歳。

 ◎江西省の陸振祥さんは、5年間拘禁され冤罪が晴れないまま死亡

 明慧ネット年7月11日の報道によると、江西省九江市開発区の法輪功学習者・陸振祥さんは、7回連行されたことがあり、5年の判決を下され、江西省男子刑務所で長期にわたり労役をさせられ、強制的に思想改造を受け、死人ベッドで苦しめられるなどの迫害に遭い、命の危険に晒されていた。2010年の夏からしかたなく路頭生活を余儀なくされた。その後、体はさらに衰弱し、下痢が止まらず、近年両目とも失明したために自力での生活が出来なくなった。

 昨年の旧正月12日の12時に、陸さんは無念の中で死亡。享年71歳。

 ◎浙江省象山県の李勝蘭さんは、7年の刑務所生活を経て死亡

 明慧ネット昨年7月19日の報道によると、李勝蘭さん(67)は2010年の初め、3年の判決を下された。2012年末、出所して間もない李さんは、再び連行され半年間拘禁された。2013年7月、李さんは再度3年6カ月の判決を下された。

    7年間拘禁された李さんは、苦しめられ、心身ともに大きな打撃を受けた。昨年2月29日、拘禁の満了日を迎えた李さんは、浙江省人民病院に入院して治療を受け、5月12日に象山人民病院に転院したが、38日後亡くなった。

 ◎房慶昌さんは、内モンゴルの保安沼刑務所で死亡

 明慧ネット昨年7月22日の報道によると、内モンゴル興安盟科右前旗の学習者・房慶昌さんは、昨年6月25日、保安沼刑務所の迫害によって死に至った。刑務所側は遺体を家族に見せなかった。内部の確かな情報筋によると、房さんは警官と受刑者の電撃や殴打により死亡したという。

 6月26日、保安沼刑務所は「房さんが心臓病で25日の夜6時に死亡した」と家族に知らせた。家族は急いで刑務所に行ったが、遺体は葬儀場に置いたと言われたので、葬儀場に駆け込んだ。家族が見たのは、房さんの鼻の中に血が充満し、後頭部の下側はすべて出血の跡が見えた。全身を見ることが許されず、足のひざ以下しか見ることが出来ず、家族がいくら要求しても見せてもらえなかった。家族は「なぜあのような出血の跡があるのですか」と聞くと、刑務所側は「暑い時期、腹部が膨らんでくると出血する。正常な現象だ」と答えた。

 ◎告訴状を書くことを手伝い、新疆克拉瑪依市の女性エンジニアが迫害死

'赵淑媛'
趙淑媛さん

 昨年7月22日午後6時9分、克拉瑪依市の女性エンジニア、学習者・趙淑媛さん(52)は、新疆女子刑務所の迫害により死亡した。家族は遺体を克拉瑪依市に運んで帰るように求めたが、刑務所側は強行にウルムチ市第2葬儀場に送った。

 刑務所は遺体を冷蔵する書類を家族に見せず、弔問することを制限した。家族は「入所して2カ月と19日で亡くなったのは、なぜですか?」と聞いても、刑務所側は返答せず「10日以内に強制的に火葬する」と家族に告知した。

 ◎8年間苦しめられ、吉林省の周継安さんが死亡

 明慧ネット昨年8月2日の報道によると、吉林省靖宇県の学習者・周継安さん(49)は、労働教養を二度強いられ、1回判決を下され、累計8年の間、朝陽溝労働教養所、葦子溝労働教養所、四平市石嶺刑務所と公主嶺刑務所で様々な残虐な迫害を受けた。周さんは出所したにもかかわらず、ずっと嫌がらせなどの迫害を受けており、心身の傷を回復できず、昨年1月21日に亡くなった。

'周继安'
周継安さん

 ◎黒龍江省ジャムス市の張春傑さんが迫害死

 明慧ネット昨年8月7日の報道によると、ジャムス市の学習者・張春傑さんは、2002年4月8日、警官に連行され、その後、ジャムス市前進区裁判所に4年の判決を下された。2003年1月17日、張さんは黒龍江省女子刑務所に送られた。刑務所で、張さんは手錠をはめられ吊し上げられ、凍えさせられ、滅多打ちされ、長い間座ることや立つことを強制され、眠らせないなどのあらゆる手段で苦しめられ、拷問を受けた。

 2006年4月7日、張さんは帰宅したが、体に大きなダメージを受けたため、体調はますます悪化し、ついに限界になり、昨年5月19日に冤罪が晴れないまま死亡。享年59歳だった。

 ◎太原市の趙存貴さんは、山西晋中刑務所の迫害により死亡

 明慧ネット昨年8月14日の報道によると、近日、太原市の学習者・趙存貴さんの家族は、晋中刑務所からの「趙さんの突然死の通知」を受け取った。太原109病院(新康刑務所)で死亡したという。家族は遺体を見たいと要求したが、拒否された上、強行に火葬された。

 趙さんは法輪功を学んだ後、とても62歳に見えず、若い人より元気だった。家族は「謀殺される可能性があり、特に生体臓器狩りとの関連の可能性が高い」と疑っている。

 ◎湖南省湘潭市の王桂林さんが、迫害死

 明慧ネット昨年8月17日の報道によると、湖南省湘潭市の学習者・王桂林さんは、2014年、湘潭裁判所に7年の判決を下され、湖南攸県網嶺刑務所に拘禁された。王さんは迫害され、自力の生活が出来ないにもかかわらず、刑務所側は一時出所を許可しなかった。

 昨年7月8日、刑務所は突然王さんを家に帰らせた。健康だった王さんは、その時すでに飲食が出来なくなり、70キロ前後の体重が30キロまでに落ちていた。家族はすぐ王さんを湘潭第2病院に送って治療したが、手遅れで、すでに治療できないと宣告された。8月8日の夜明け方2時、王さんは亡くなった。

 情報によると、王さんの症状は、迫害死した楊舜英さんと同じ症状であった。楊舜英さんは生前に「刑務所で赤色の薬物を、むりやり注射された」と自ら述べたことがある。

 ◎黒龍江女子刑務所で迫害され、10年間半身不随のまま、姚玉明さんは死亡

 明慧ネット昨年9月1日の報道によると、黒龍江省呼瑪県の学習者・姚玉明さんは、7年の判決を下され、2003年9月12日に黒龍江省女子刑務所に拘禁された。刑務所で暴力を振るわれ、吊し上げられるなど様々な迫害を受けた。2005年、姚さんは話が出来ず、半身不随の後遺症が残ったため、一時出所した。昨年7月20日、息子の家で亡くなった。享年64歳。

'中共酷刑:吊铐'

拷問のイメージ図:吊し上げられる

 ◎17年間迫害を受けた広州の法律関係を取り扱う講師・趙萍さんが死亡

 明慧ネット昨年9月9日の報道によると、元広東省広州市公安管理幹部学院の法律関連の講師、弁護士の趙萍さんは、法輪功を堅持したため、17年の間迫害を受けてきた。趙さんは公職を奪われ、何度も家財を押収され、拘禁され、4回も思想改造施設に送られたことがあり、3年の労働教養を強いられ、懲役刑3年の判決を下されたことがある。昨年5月14日、趙さんは一連の迫害の中で冤罪が晴れないまま死亡した。享年58歳。

 ◎遼寧女子刑務所で不明薬物の投与を受け、迫害に遭った高連珍さんが死亡

 明慧ネット昨年10月12日の報道によると、遼寧省阜新市の学習者・高連珍さんは、2010年、懲役3年の判決を下され、遼寧省女子刑務所に拘禁された。

 高さんは出所する1カ月前、不明な薬物を強制に飲まされた。帰宅した後、高さんの皮膚が潰爛(かいらん・やぶれただれること)し、大小便を失禁するようになり、腹部が脹れるなどの症状が現れ、昨年9月12日に無念の中に死亡し、享年57歳だった。遺体が火葬された後、大腿骨が黒色で、内側に緑色の糊状ものが貼り付いていた。

'遭迫害前的高连珍'
迫害前の高連珍さん

'遭迫害后的高连珍'
迫害後の高連珍さん

'局部腐烂部位'
潰爛状態の臀部

 ◎10年間懲役刑を受け、四川宜賓市の黄順坤さんが迫害死

 明慧ネット昨年10月24日の報道によると、四川省宜賓市興文県の学習者・黄順坤さんは、2013年5月7日、興文県裁判所に懲役10年の判決を下され、楽山刑務所に送ったが、刑期が長すぎるため楽山刑務所はこれを断った。その後、黄さんは興文県公安局留置場に拘禁され、苦しめられ別人のようにやつれ、そこからさらに、成都阿バ刑務所に移送された。昨年9月30日、黄さんは成都阿バ刑務所で迫害により死亡。連行されてから4年7カ月の間、黄さんの家族は裁判所でしか黄さんに会ったことがなかった。火葬する直前になって、家族に5分間だけ遺体を見ることを許可したという。

 ◎四川涼山州の定年した教師・何朝芬さんが迫害死

 明慧昨年11月3日の報道によると、四川省涼山州徳昌県の定年した女性教師で学習者・何朝芬さんは、2008年3月29日に連行され、徳昌県三カ樹留置場に拘禁された。その後、徳昌県裁判所は何さんに対して懲役3年6カ月の判決を下し、何さんを成都竜泉驛女子刑務所に拘禁した。何さんの心身は大きな打撃を受け、長期にわたり監視される中、昨年8月17日に冤罪が晴れないまま死亡。享年72歳。

 ◎河南省新郷市の付金泉さんは、鄭州刑務所の迫害により死亡

 明慧ネット昨年12月3日の報道によると、河南新郷市の学習者・付金泉さんは、鄭州刑務所9監区で迫害され危篤状態に陥った。昨年6月29日晩7時過ぎ、鄭さんは新密市の病院に運ばれたが、その夜の10時に亡くなった。享年64歳。

 ◎内モンゴル赤峰市の張麗梅さんが死亡

 明慧ネット昨年12月12日の報道によると、内モンゴルの赤峰市元宝山区の学習者・張麗梅さんは、2001年の春、懲役7年の判決を下された。内モンゴル呼市女子刑務所では、睡眠を許されず、髪の毛を引っ張られ、罵られ、平手打ちをされ、竹の板で叩かれ、足で蹴られるなどし、張さんは傷だらけになった。監視役の苑喜梅は「隊長はすでに言い渡され、今後、私がお前を徹底的に管理し、お前の死はもう決定したも同然で、普通の日々はもうお終いだ。これから私は毎日のように厳しく管理する」と言った。そして、苑喜梅は、長期にわたり針で張さんの臀部や太ももの内側を刺し、出血して悲惨で見ていられないものであった。

 2007年、張さんは長い刑務所生活を終えて、家に帰ったが、ずっと監視されていた。しかたなく、放浪生活をしていた。2015年8月、張さんは法律に基づいて江沢民を告発したため、松山区国保大隊の警官に連行された。昨年11月29日、張さんは18年の迫害を経て、めったに会えなかった子供とも永遠の別れとなった。享年52歳。

'张丽梅'
張麗梅さん

 ◎深センの漢方医師・馬興勇さんが迫害死

 明慧ネット昨年12月16日の報道によると、広東省深セン市の漢方医師、学習者・馬興勇さんは、労働教養を強いられ、不当な判決を下された。広東梅州刑務所で迫害を受けた馬さんは、自力で生活が出来なくなった。2015年8月、魔難の中の馬さんは、江沢民を告訴した。昨年10月26日、馬さんは冤罪が晴れないまま死亡し、享年71歳。

 ◎拷問で4回気を失い倒れ、生還した高東さんは、結局、沈陽康家山刑務所で死亡

 明慧ネット昨年12月31日の報道によると、遼河油田勘探局振興会社のエンジニア、学習者・高東さんは、法輪功を堅持したため苦しめられ、拷問で4回気を失い倒れたが、生還した。沈陽康家山刑務所に拘禁される前に、高さんは6回も連行され、3回の労働教養を強いられ、二度精神病院に入れられ、1回は思想改造施設で迫害され、かつて数十種類の残虐な拷問で苦しめられたことがある。最後に、高さんの全身がむくみ、脳血栓、記憶喪失、大小便の失禁、植物人間になった。

 沈陽康家山刑務所の関係者の話によると、高さんは2013年の旧正月の2日前に、沈陽康家山刑務所で亡くなった。享年49歳。

 二、暴力による転向と残虐な拷問

 中国共産党の刑務所は、上層を満足させ「転向率」を上げるために、各種の拷問、あらゆる残忍な手段を使い、学習者を虐待し、学習者の精神と肉体に極めて大きなダメージを与えた。

 1、典型的な実例

 ◎遼寧省営口市の李暁明さんは、氷水の中に浸される

 明慧ネット昨年6月4日の報道によると、営口市の李暁明さん(55)は、昨年1月20日前後、懲役3年の判決を下され、大連遼南の刑務所に拘禁された。ちょうど真冬の一番寒い時期で、李さんは氷水の中に毎日16時間、四十数日余りの間浸され、骨と皮ばかりにやせこけて、顔色が黄色になり、黄疸の症状が出た。

'中共酷刑示意图:浇冰水'
拷問のイメージ図:冷たい水をかけられる

 ◎9年の冤罪を経た遼寧省の林桂蘭さんは、掌サイズの腰掛けに長時間、座らされる

 明慧ネット昨年6月1日の報道によると、遼寧省清原県の学習者・林桂蘭さんは、遼寧省女子刑務所で9年の冤罪を経て、昨年3月21日に帰宅した。刑務所で、林さんは長期にわたり掌サイズの腰掛けに座らされ、頭痛、吐き気がし、嘔吐などの症状が現れ、何度も命の危険に晒された。

'强迫法轮功学员坐的小凳'
拷問:強制的に長時間、座らされる腰掛

 ◎林秀梅さんはハルビン女子刑務所に苦しめられている

 明慧ネット昨年4月19日の報道によると、黒龍江省慶安県の学習者・林秀梅さんは、2010年8月に連行され、懲役7年の判決を下された後、2011年2月23日にハルビン女子刑務所に拘禁された。

 刑務所で、林さんは睡眠を剥奪され、真冬に凍えさせられ、懲罰をする独房に閉じ込められ、拷問用の腰掛に座らされ、針で刺され、汚い靴下で口を覆われ、つまようじで爪の中を刺され、乳房や陰部を打たれ、死人ベッドに縛り付けられるなど苦しめられたが、九死に一生を得た。

 現在、林さんは依然としてハルビン女子刑務所で迫害を受けている。家の経済状況は極めて厳しくなっており、幼い子供は祖母と一緒に苦難の日々を過ごしている。

 ◎馬清海さんは9年の間拘禁され、内モンゴル第4刑務所で、ぞっとさせる拷問を受ける

 明慧ネット昨年7月20日の報道によると、馬清海さんは2006年1月12日、内モンゴル赤峰刑務所に拘禁された。

 刑務所は迫害用の鉄筋ベッドを特別溶接した。警官と受刑者らは馬さんを特製ベッドに縛り付けたり、持ち上げたりしたため、数分間後、馬さんは全身に汗をかき気絶した。またイヤホンを挿してから、ゴムバンドでしっかり耳を封じて、法輪功を中傷するDVDを見させ、馬さんの両耳を損傷した。手錠は馬さんの腕に食い込んで出血し、9カ所の傷跡が出来た。さらに虫を馬さんの耳に入れた後、もので耳を塞いだりした。

 ◎山東省女子刑務所は、学習者を「独房」に閉じ込める

 明慧ネット昨年6月29日の報道によると、山東省の2人の女性学習者が、民衆に法輪功の資料を贈呈したため、山東省女子刑務所(済南市に位置する)に拘禁された。解放された後、2人は刑務所の中の様子を述べた。

 「独房」に閉じ込めるというやり方は、済南刑務所の慣用している手段である。数㎡の監室の中には何もなく、ひとつの小さい腰掛だけが置いてあり、地面に板など何も敷かれず、飲食、睡眠、排泄などすべては中で済ませる。いかなる人とも接触することが出来ず、何年経っても日光に当たることなく、戸外に出ることも出来ない。寒い時期の冬でも肌着だけが許され、薄い肌布団をくれるが、寒さを全く防げないものであった。

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拷問の実演:独房に閉じ込める

 酷暑の時期になると、異常な暑さで人をイライラさせる。「思い付かないことがあるとしても、やれないことはない」という言葉は、済南女子刑務所の人員に一番ふさわしいものだ。

 ◎北京市延慶の学習者・楊進香さんが述べた迫害の経歴

 明慧ネット2016年6月16日の報道によると、楊進香さんは9年間刑務所で苦しめられた。楊さんは手錠と足かせを付けられ、夏に厚い帽子で密封され、冬に冷たい水をかけられ、ズボンの股に注がれ、まつげと陰毛を抜かれ、靴の底で顔を叩かれ、強制灌食された時に歯が数本打ち落とされ、毒針を注射されるなど言い尽くせないほどあった。

'杨进香'
楊進香さん

    '中共酷刑示意图:手铐脚镣'
拷問のイメージ図:手錠と足かせを付けられる

 刑務所はトイレに行かせないため、大小便がズボンに出た時、外に引っ張られ、写真を撮ったり、すべての人を呼び出して見せ、楊さんの人格を侮辱した。

'酷刑演示:打毒针(绘画)'
拷問のイメージ絵画:毒を注射される

 ◎甘粛女子刑務所の法輪功学習者への迫害実例

 実例1:敦煌の法輪功学習者・呂桂花さんは、スタイルの幼児教師で、2013年に連行され、数カ月間後、背中が曲がって、表情が停滞し、足の不自由の障碍者になった。呂さんの夫は呂さんの様子を見て号泣した。

 実例2:舟曲の法輪功学習者・蔡水蘭さんは、2013年の初め~2015年1月の間、刑務所に滅多打ちされ、立つことができなくなり、地面に伏せて移動することしかできない。

 実例3:法輪功学習者・張彩琴さんは、2011年2月15日に甘粛女子刑務所に拘禁された後、迫害により目が青紫色になって、顔がひどくて変形した。

 実例4:蘭州市の路桂芹さんは、2008年1月~2010年8月8日まで、甘粛省九州女子刑務所に拘禁されていた。刑務所で1年も経たないうちに両目とも失明し、意識が朦朧としている。

 実例5:障害持ちの金俊梅さんは、2012年8月~2015年の間、刑務所で残忍非道な迫害を受けた。

 実例6:李巧蓮さんは、2010年6月9日~2013年8月まで、甘粛蘭州女子刑務所に拘禁された。李さんは暴力によって体中傷だらけになり、顔が腫れて変形した。

 実例7:李亜さんは、2010年12月21日~2013年11月の間、蘭州女子刑務所で迫害を受けた。不明薬を飲まされ、暴力を振るわれ、電撃され首は焦げられて、多くの傷跡を残した。

 実例8:韓中翠さんは、2013年6月26日~2015年7月17日、甘粛省女子刑務所で迫害を受けた。強制灌食され、目がものをはっきりに見えず、四肢が利かなくなった。

'酷刑演示:野蛮灌食'
拷問の実演写真:強制的に灌食される

 実例9:張玉霞さんは、2008年5月~2011年7月、甘粛女子刑務所に拘禁されていた。張さんの服をすべて脱がせ電撃されたため、全身が青紫色になり顔が変形し形相が変わった。

 実例10:学習者・趙長菊さんは、2007年9月14日~2012年8月の間、甘粛省女子刑務所に拘禁され、毎日十数回、数十回、甚だしきに至っては百回も殴られていた。

 実例11:蘭州市の学習者・馬軍さんは、二度不当な判決を下された。1回目は懲役3年、2回目は懲役10年の判決が下され、2001年の11月下旬に甘粛女子刑務所に送られた。馬さんは懲罰用の独房に56日間閉じ込められ、掌サイズの腰掛に座らされ、お尻には血の膨れが出来た。

 実例12:学習者・曹芳さんは2008年3月24日~2010年末、甘粛省女子刑務所で迫害された。スタンガンによる電撃により、曹さんの皮膚が焼け焦げて、潰爛した。

 実例13:学習者・韋鳳玲さんは2008年11月~2010年12月、刑務所で苦しみを嘗め尽くし、黒く痩せこけた。

 実例14:学習者・毛秀蘭さんは、2010年9月7日に甘粛省女子刑務所に拘禁された。

 受刑者らは暴力を加えながら、モップで毛さんの口を塞いで、髪を掴んで水バケツの中に押さえ込み、何回も繰り返したため、毛さんは意識不明になった。

 実例15:中学校教師、学習者・魏周香さんは、独房に閉じ込められ、様々な迫害を受け死ぬところだった。

 実例16:70代の学習者の李秀蘭さん、李翠芳さん、廖安安さん、趙翠蘭さん、盛春梅さんは、様々な迫害を受け、侮辱された。

 実例17:学習者の雷占香さん、王瑞林さん、エン萍さんは、学習者を迫害する専用監室に閉じ込められ、残酷な迫害を受けた。

 ◎便器、バケツなどを首に掛ける

 明慧ネット昨年10月5日の報道によると、警官らは人間の急所の部位である首に、重いレンガを掛ける方法もよく使われる手口だ。

'中共酷刑示意图:吊铐、挂砖头'
拷問の実演絵画:レンガを首に掛ける

'中共酷刑示意图:吊水桶'
拷問のイメージ図:小便やみずの入ったバケツやを首に掛けられる

'中共酷刑示意图:吊铐、挂重物'
拷問の実演写真:重い木の板を首に掛けられる

 ◎吉林省公主嶺刑務所の迫害手段

 明慧賢ネット昨年11月8日の報道によると、吉林省四平市公主嶺刑務所は、学習者を迫害する「堅塁を攻略部門」を設置し、厳格に管理するための厳管チームや合同で訓練する合同訓練隊などがある。学習者・張倍奇さん、袁洪彪さん、付仁江さん、容文成さん、張印森さん、鄭立軍さんおよび多くの学習者が、言い尽くせないほど、人道に反する許されざる多くの迫害を今なお受けている。蔡福臣さんは耐えきれずに死亡した。

 ◎男性学習者を迫害する黒巣、四川省の嘉州刑務所

 明慧ネット昨年8月16日の報道によると、四川省の嘉州刑務所は以下のことを実施している。「3日間でやつれさせ、一週間で肉体的にも精神的にも潰(つぶ)し、半月で病床に追いやり、1カ月で地獄に行かせる(死に至らせる)」という凄まじいものである。

 食事を地面に置いて固定させ、犬や猫のように頭を地面に付けないと食べられず、しかも食事の時間は、たったの20秒間に制限され、お腹をすかせた学習者は、この状態でいろいろな拷問に耐えないといけないという、この残忍さは、正に人間としての最大の屈辱の極みである。

 ◎学習者・邵長華さんは、遼寧女子刑務所で9年間苦しめられる

 明慧ネット昨年9月1日の報道によると、学習者・邵長華さんは2005年、懲役5年の判決を下され、遼寧女子刑務所に拘禁された。

'中共酷刑示意图:殴打、撞头'
拷問のイメージ図:壁に頭をぶつけられる

 邵さんの頭、顔、太もも、陰部などの部位がスタンガンにより電撃され、また裸の状態でしゃがむように強制され、みんなの前で見せられた。さらに針で10本の指を刺され、生殖器や目の中に唐辛子を入れられ、鉄のクリップで乳首を挟まれるなどの迫害をされた邵さんは、内臓に炎症を起こし、数カ所を骨折し、背中が曲がり、走行困難になり、黒髪が白髪になった。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/1/5/340463.html)
 
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