明慧報告|2016年中国刑務所内での法輪功学習者の迫害実態のまとめ(3)
■ 印刷版
 

 【明慧日本2017年1月29日】(前文の続き)

 三、奴隷のような労役

 ◎瀋陽第一刑務所のブランド工場

 明慧ネット昨年1月9日の報道によると、瀋陽第刑務所に拘禁されている総人数が3750人に達しており、その中の監区は約675人、二監区は約575人でその他の監区の人数は不明である。

 瀋陽第刑務所は主に衣類を加工し、2カ所の監区が靴を製造している。調査によると、ここでは世界の多くのメーカーのファッション製品の代理加工をしており、日本の「真優美」と「白野」と言った製品がここで製造されている。刑務所と契約したのは海外のメーカーではなく、山東省と大連の正規服飾メーカーが、暴利を貪るために瀋陽第刑務所と長期に渡って提携している。海外の消費者は、まさか自分の買った服が不潔な刑務所で作られているとは想像できないだろう。

 生産現場は、ほこりだらけで、毒が入っている染料もあり、衣類を地面に投げたりして、時には受刑者が直接商品の服で鼻水を拭く場合もあるという。

 法輪功学習者は、労役をさせられると同時に残忍な迫害を受けている。情報筋によると、2013年11月26日、黒龍江の法輪功学習者・李尚思さんは、苦しめられた末に亡くなった。李さんは死亡した時、洗面器に大量の血を吐いたという。大連の法輪功学習者・朱誠乾さん、許斌さんは、危篤状態に陥っている。

 ◎赤峰刑務所は法輪功学習者に重労働をさせる

 明慧ネットの報道によると、王志東さんは赤峰刑務所でじゅうたんを編む作業を強制されている。じゅうたんは日本とアラビアに輸出されている。法輪功学習者は毎日朝の5時から15時間の作業を強制され、他の受刑者より多めにノルマを与えられている。警官は電気棒の音を鳴らし、廊下で恐怖感を与えるという。

 ◎陝西省女子刑務所の長期的な超時間労役

 法輪功学習者・肖艶萍さんは、陝西女子刑務所で殴られ、罵られ、24時間監視され、毎日十数時間の超時間労働を長期に強制されている。毎年過労死で亡くなる者がおり、刑務所はそれを病気だと公表している。

'酷刑演示:老虎凳'
拷問のイメージ図:トラの椅子

 大連の法輪功学習者・安祥宇さん(28)は、5年の判決を下された。刑務所では転向の強要、労役を強制される中で殴られ、身体中が傷だらけになった。

 四、薬物迫害

 ◎内モンゴル女子刑務所は学習者に対して電気ショックを与え、薬物を投与

 明慧ネット昨年6月2日の報道によると、内モンゴルの女子刑務所では四十数人の学習者が拘禁されている。刑務所の警官は、受刑者に法輪功学習者を迫害するように示唆している。これらの受刑者は減刑のため、時間と場所を問わず、自由自在に学習者を苦しめている。

 学習者は刑務所に入った後、1人ずつ薬を飲むように強制され、飲まなければすぐ警官に打倒され、薬物を投与される

 史玉梅さんは強制的になされる思想改造を拒否したため、打倒され薬を注ぎ込まれ、蹴られて電気ショックを加えられた。王穎さんは強制的になされる灌食に抗議し、鼻に挿し込まれた管を抜いたため、両手を体に縛り付けられ、何度も故意に管を抜いたり、挿し込まれたりされて苦しめられた。

 ◎江西省女子刑務所の法輪功学習者に対する薬物迫害

 明慧ネット昨年6月3日の報道によると、江西省女子刑務所は学習者に対して、吊し上げ、睡眠を剥奪、長期にわたり立つ姿勢を強制、暴力による思想改造などの手段を採用して迫害し、特に不明な薬物を投与することにより、学習者の意識が朦朧とし、自力で生活ができなくなった。

'目前被劫持在江西省女子监狱的部份法轮功学员,从左往右:江兰英、陈小娟、熊泉妹、付金凤、纪淑君'

 最近江西省女子刑務所に拘禁された法輪功学習者、左から江蘭英さん、陳小ジェンさん、熊泉妹さん、付金鳳さん、紀淑君さん

 ◎羅建容さん、羅春芳さんは薬物迫害に遭う

 法輪功学習者・羅建容さんは、懲役4年の判決を下され、長期にわたり不明な薬物を投与され、意識が朦朧として自力での生活ができなくなった。羅春芳さんは吊し上げられ、毎日午前7時~7時半、夕方6時~6時半に不明な薬物を投与される。

 ◎刑務所の警官は耿秀蘭さんに「お前は帰っても、長く生きられない」と明言

 明慧ネットの昨年5月18日の報道によると、赤峰市の耿秀蘭さんは、内モンゴルの女子刑務所で7年6カ月間拘禁されていた。ある日、耿さんは家族から送られてきた干しエビを刑務所の窓側で乾かし、食べた後に舌の先がしびれ、頭が重くなり、胸の異変を感じた。その後、監視役から「三歩倒」の薬物を入れられたと聞いた。ある日、警官・肖梅は耿さんに「私達2人は賭けをしてみようか、お前が帰っても長く生きられない、長くて15年だろう」と明言した。

 ◎遵義市の張寿さんは、6年の冤罪の中で食事に薬を投入される

 明慧ネットの昨年7月11日の報道によると、貴州省遵義市の張寿さんは、7カ月留置場に拘禁された後、2001年11月8日、都匀刑務所に送られ5年間拘禁された。

 張さんは毎日十数時間超時間労働を強制され、死人ベッドに張りつけにされ、日常茶飯事のように滅多打ちに殴打され、塩分濃度の高いトウモロコシ粥を灌食され、胃が駄目になった。ある日、張さんは白粥を食べた時、すぐにおかしな味がすると感じた。

'酷刑演示:死人床'
拷問の実演:死人ベッド

 強制転向室に閉じ込められ、10日も経たないうちに張さんは、すべての歯が緩み一部が抜けた。拷問用の特殊な腰掛に長時間座らされ、全身がむくんできた。

 ◎何洪亮さんは、不明な薬物を飲まされる

 明慧ネットの昨年7月15日の報道によると、何洪亮さん(68)は2014年4月27日、鄭州刑務所に拘禁された。3回目の冤罪生活中である。

 何さんは刑務所で薬を注射されたり、飲まされ身体の状態がますます悪化し、人の支えがなければ歩くことすら困難となり、その後、まったく歩けなくなり、人に背負われて移動した。何さんは「法輪大法は素晴らしい!」と叫んだ時、口に薬物を噴射され、即座に辛く感じ声が出なくなった。現在、何さんは不具になった身体を引きずって、一時出所した。

'中共酷刑示意图:手铐脚镣'
拷問のイメージ図:手錠と足かせを付けられる

 ◎河南省開封市の劉青英さんは、すっかり様子が変わった

 明慧ネットの昨年8月15日の報道によると、劉青英さんは河南新郷市の女子刑務所で長年拘禁され、様々な苦しみを嘗め尽くした。最近、家族が劉さんに会った時、目の前の劉さんの様子がすっかり変わっていた。家族の話によると、食べ物や飲み物の中に薬物を混入された可能性があるという。劉さんは血尿が出るようになり、体は極めて衰弱していたという。

 五、刑務所の拷問によってもたらされた障害

 ◎合肥市の教師・胡恩奎さんは障害者になった

 明慧ネットの昨年5月30日の報道によると、宿州刑務所の警官は、マイナス十数度の冬の中、窓を開けて扇風機をかけ、胡恩奎さんを凍えらせながら暴力を加えた。また、胡さんの片手を窓にはめて、片手を縄で結び、数人が一斉に縄を引っ張って、胡さんを空中に吊し上げ、胸と背中を殴り、さらに拳で生殖器を打ったり、電気棒で生殖器を電撃したりした。

'中共酷刑示意图:电击'
拷問のイメージ図:電気棒で電撃する

 警官は暴行を加える中で、胡さんの歯を打ち落とした。また革靴で胡さんの足を踏みつけ、沸騰したお湯の入った湯たんぽで足をやけどさせたため、胡さんの両足は変形し、障害者となった。

 ◎張金庫さんは半身不随になったが、呼蘭刑務所は「殴っていない」と偽る

 明慧ネットの昨年1月25日の報道によると、法輪功学習者・張金庫さんは、呼蘭刑務所で頻繁にベッドに縛られ、引き伸ばされ、四肢の感覚が無くなった。受刑者らは針で張さんの筋肉をむやみに刺したり、頭を掴んで地面にぶつけ、睾丸を引っ張ったり、下半身を蹴ったりした。

'张金库'
張金庫さん

 張さんは今なお呼蘭刑務所に拘禁されており、苦しめられ半身不随になって、はっきり話すことができない。呼蘭刑務所は事実を隠蔽しようとしている。

 ◎安徽省の看護婦・王ルーさんは、聴覚障害者になった

 明慧ネットの昨年2月6日の報道によると、安徽省の王ルーさん(52)は、2012年に懲役5年の判決を下され、安徽省女子刑務所に拘禁された。

 王さんは強制的に無理やり灌食され、口をこじ開けられて歯が緩んだ。長期にわたり両手を背中に回し手錠をかけられ、汚い雑巾を口に詰め込まれ、電気ショックを加えられ、布団で頭を被せて暴力を振るわれたために、聴覚に障害をもたらし、聴覚障害者になった。

'酷刑演示:背铐'
拷問の実演:両手を背中に回され、手錠をかけられる

 定年退職した教師が、2500日余り苦しめられて障害者に

 明慧ネットの昨年3月29日の報道によると、吉林省の中学校を退職した元教師の劉霞さんは、7年の冤罪を着せられ、吉林刑務所で2500日余り苦しめられた。元々165センチあった身長は、現在150センチ以下になり、自力での生活ができないため、田舎の弟に面倒を見てもらっている。

'被迫害致残的刘霞近照'
迫害されて障害者になった劉霞さん

 劉さんは縛り付けられたり、吊し上げられ、押さえつけられ、叩かれ、蹴られ、電撃され、体罰され、灌食されるなどに遭い、あらゆる拷問で苦しめられたが、いかなる方法で苦しめられても劉さんは屈しなかった。最後に暴力を振るった警官は、疲れ果ててベッドに倒れ「お前が死んだら、紙に『自然死』と書くだけだ」と言った。

'中共酷刑示意图:电击、棒打'
拷問のイメージ図:電気ショックを加えると同時に暴力を振るう

'酷刑演示:抻床'
拷問の実演:手足を引き伸ばし、宙吊りにするベッド

'拳打脚踢'
拷問の実演:寄ってたかって暴行する

 ◎蘭州市の劉ワン秋さんは、陝西女子刑務所で危篤状態に陥り、右手が不具になった

 明慧ネットの昨年5月17日の報道によると「文明的な刑務所」と謳う陝西省女子刑務所は、実際には陰険悪辣な手段で学習者を迫害する正真正銘の罪悪の地である。

 刑務所の警官は、劉ワン秋さんの手を鉄のベッドに手錠で繋ぎ、凍えさせたため、劉さんの手足を凍傷にさせた。右手の5本の指がすべて利かなくなり、握ることも動かすこともできなくなった。劉さんは苦しめられて危篤状態に陥った。

 ◎甘粛省臨夏県の焦永林さんの両目は、ほぼ失明状態に

 明慧ネットの昨年7月1日の報道によると、法輪功学習者・焦永林さんは、懲役4年の判決を下され、2015年4月に蘭州刑務所3大隊に拘禁された。今までに家族は1回しか面会できず、現在、焦さんの両目はほぼ失明し、刑務所での生活が困難である。

 ◎10年の冤罪を経た于翠蘭さんは、障害者に

 昨年4月21日、長春市の法輪功学習者・于翠蘭さんは、10年の冤罪を経て出所したが、両腕に障害が残り、自力での生活ができなくなった。

 于さんの話によると「引き伸ばしベッド」という拷問があり、極めて苦しく、普通の人なら2時間ほど引き伸ばされると死亡あるいは廃人になる。于さんは朝5時から夜9時まで再々引き伸ばされ、昏睡状態に陥った。汗で敷布団がずぶ濡れになり、于さんの頭も汗だくになった。さらに受刑者の汪秀芳は「髪を絞らないと駄目だ」と言った。于さんの両腕はこの拷問で上げられなくなった。

 ◎劉勇さんは6年の冤罪で、左耳が聞こえず走行が困難に

 明慧ネットの昨年8月5日の報道によると、6年も拘禁され心身が傷付けられた江西省南昌市の劉勇さんは、昨年6月3日に帰宅した。

 たくましかった劉さんは、刑務所で苦しめられ、脈管炎、下肢のむくみ、長期の高熱、両足はリューマチを患い、歩くのが困難となった。家はお金の出所がないため、生計を立てられず、その上、93歳の祖母は半身不随で寝たきりになり、進学した息子の学費が払えなくなった。

'刘勇'
劉勇さん

'六年前双腿被酷刑折磨后留下的疤痕'
傷を負った脚

 ◎宋安宇さんは、14年の間刑務所で拷問される

 明慧ネット昨年8月21日の報道によると、ハルビン市の宋安宇さん(当時34歳)は、2002年2月、警官に包囲されていた状況下で5階から飛び降り、重傷になったにも関わらず、連行され懲役14年の判決を下された。昨年4月、拘禁満了日を迎えた宋さんは帰宅した。

 泰来刑務所で、宋さんの膝は粉砕骨折になったにもかかわらず、重い足かせと手錠が付けられ、立つ姿勢を強制されるなどの拷問で苦しめられた。警官・許立新は「私は悪報を恐れない、私に報いを見せてくれ」と言った。

 六、迫害され危篤状態に陥る

 ◎馬福建さんは、危篤状態に陥った

 明慧ネットの昨年4月11日の報道によると、陝西省の法輪功学習者・馬福建さんは、懲役4年の判決を下され、現在危篤状態に陥っている。

 馬さんの兄が列車で山東省刑務所に来たが、面会は許されなかった。馬さんの妻には許可されたが、近くで5分間眺めただけで、時間になると刑務官に追い払われた。

 ◎山東省の女性教師・伊淑玲さんは、昏睡状態に陥る

 伊淑玲さんは、2014年に山東省女子刑務所に拘禁された。昨年9月29日、家族は同刑務所に行ったが、面会を許されなかった。1カ月後、家族は突然危篤の知らせを受けた。11月19日、急いで刑務所に駆けつけると、廊下で伊さんに会った。意識不明の伊さんは、小さい掛け布団を被せられ、骨と皮ばかりに痩せこけ、口の周りに血膿の泡を吹いたあとがあり、両足はベッドに縛り付けられていた。80代の父は驚いて言葉を失った。伊さんの姉が声かけても、妹は何も反応しなかった。

'伊淑玲'
伊淑玲さん

 北京女子刑務所は心臓が衰弱した崔紅さんを、依然として解放せず

 明慧ネットの昨年8月17日の報道によると、崔紅さんは懲役3年6カ月の判決を下され、2015年3月に北京女子刑務所に拘禁された。

 崔さんは刑務所で、長期にわたり重労働をさせられ、背中を損傷し激しい痛みがある。昨年8月の初め、崔さんの夫は刑務所からの知らせを受け、崔が深刻な心臓病などの症状が現れ、刑務所の公安病院で治療を受けなければならず、本人が協力しないため夫の協力が必要だという。

 しかし、崔さんは刑務所に入れられる前から、すでに胸が息苦しく、肺部に影があり、高血圧などの症状が現れているにもかかわらず、迫害を一刻も停止しておらず、今の「治療」は何を意味しているのかを、崔さんの夫はよく知っている。夫は崔さんを解放することを強く求めたが、刑務所はこれを拒否した。

 ◎吉林省扶余市の李艶霞さんは、刑務所で重病を患う

 明慧ネットの昨年8月9日の報道によると、法輪功学習者・李艶霞さんは、昨年7月4日、懲役7年の判決を下された後、吉林省の女子刑務所に拘禁された。現在、李さんは開放性肺結核を患い、胃病でものが食べられず、子宮と卵巣には赤ちゃんの頭の大きさの腫瘍があるため、刑務所で隔離されている。刑務所は李さんに対して検査もせず、午前6時から夜8時まで腰掛けに座るように強制し、動くと暴力を振るった。李さんの体は非常に衰弱しており、緊急状態にある。

 ◎黒龍江省の王淑梅さんは、7年の冤罪を経て「半死状態」になった

 明慧ネットの昨年8月23日の報道によると、王淑梅さんは7年間黒龍江省の女子刑務所で苦しめられ、「半死状態」になって帰宅した時、家族全員が変わり果てた姿を見て泣いた。

 ◎柏根ディさんは、命の危険に晒されている

 明慧ネットの昨年8月27日の報道によると、上海市の法輪功学習者・柏根ディさんは、昨年8月24日午後、松江人民病院に運ばれ緊急措置を受けたが、集中治療室で意識不明になった。

 柏さんは14年近く刑務所に拘禁されていた。上海女子刑務所の目撃者の話によると、皆がダウンを着る季節でも、柏さんは半袖と半ズボンだけを身につけていた。柏さんが屈服しないため上からの命令で、家族が持ってきた服を着させてもらえなかった。昨年8月25日、家族は病院に駆けつけた時、柏さんの後頭部にひび割れの傷が見え、血が流れていた。柏さんは痩せこけて様子がすっかり変わっていた。これを見た家族は、非常に憤慨している。

 ◎河北省の于淑林さんは、危篤状態に陥った

 明慧ネットの昨年9月16日の報道によると、懲役7年の判決を下され、唐山市冀東刑務所に拘禁された。于淑林さんは危篤状態に陥ったため、曹妃甸区病院に運ばれた。于さんは記憶が喪失したため、自分の骨盤と太ももの骨折した原因さえ思い出せない。現在、常に生命の危機に直面しているが、刑務所は一時出所を許可さなかった。

 ◎張英同さんは、冀東刑務所で危険状態に

 明慧ネットの昨年10月10日の報道によると、張英同さんは懲役4年の判決を下され、昨年1月の初め、河北省刑務所の冀東支所に拘禁された。

'张英同'
張英同さん

 昨年8月25日、張さんは突然脳出血になり、唐山協和病院で頭蓋骨を開く手術を受けた。5日後、刑務所に戻された。手術の時に一部の頭蓋骨を取り除いたため、張さんの頭は柔らかく、家族が事前に手術代を支払わないと修復の手術をしてくれないという。

 ◎遼寧省の胡国艦さんが、意識不明に

 明慧ネットの昨年10月17日の報道によると、法輪功学習者・胡国艦さん(46)は、本渓市の中心にある病院に入院している。今まで、胡さんは10年間も監禁されていた。

'胡国舰被送入本溪中心医院抢救'
入院中の胡国艦さん

 胡さんが昏睡状態に陥ったにもかかわらず、病床で足かせを付けられている。家族は外すように求めたが、刑務所側は「これが刑務所の決まりだ」と拒否した。

 ◎黒龍江省の孫栄孝さんは、刑務所で二度死ぬ目に遭った

 明慧ネットの昨年11月15日の報道によると、黒龍江省勃利県の法輪功学習者・孫栄孝さんは、2002年の夏、妻の辛淑栄さんと一緒に連行された。辛さんは危篤状態に陥ったため、解放された後、放浪生活を余儀なくされた。

 孫さんは牡丹江刑務所で酷く迫害を受けた。暴力を受けた孫さんは、顔面の皮膚が裂け、殴られたり、蹴られたりして地面に転がる様子が、悲惨で見ていられないものであった。

'中共酷刑示意图:殴打'
拷問のイメージ図:殴打される

 ◎張玉堂さんは、泰来刑務所で危篤状態に陥った

 明慧ネットの昨年12月3日の報道によると、黒龍江省密山市の法輪功学習者・張玉堂さんは、2015年、再度不当な判決を下され、黒龍江省泰来刑務所に拘禁された。

'张玉堂'
張玉堂さん

 昨年11月29日、張さんの妻は刑務所の電話を受け、翌日の30日に刑務所に駆け込んだ。目の前の張さんは骨ばかりに痩せこけていた。張さんの妻は張さんが5日前に意識不明になり、刑務所は家族に知らせず、緊急措置を取らずに放置していたことを知った。妻は「なぜ治療をせず、家族に知らせなかったのか」と問い詰めたところ、刑務所の責任者は回答しなかった。張さんは労役を拒否したため、長期にわたりドアの枠に吊し上げられていた。

 ◎馬福建さんは、未だに意識不明

 明慧ネットの昨年12月5日の報道によると、陝西省の馬福建さんは山東省新康刑務所で18カ月間野蛮に灌食された上、不明な薬物を注射された。

'酷刑示意图:摧残性灌食'
拷問のイメージ図:辛い灌食

 現在、身長170以上の馬さんは、体重が20キロしかない。事情を知っている人は、馬さんを迫害した人たちを「一群の畜生だ!」とたとえた。

 ◎河南省の官厖良さんは、鄭州刑務所で危篤状態に

 明慧ネットの昨年12月7日の報道によると、元武装警察の法輪功学習者・官厖良さんは、公職を奪われ、鄭州新密刑務所に拘禁された。期間中、官さんは殴られ腕を骨折した。現在、鄭州刑務所で危篤状態に陥っている。

 ◎董桂霞さんは、遼寧女子刑務所で生命の危機に

 明慧ネットの昨年12月11日の報道によると、董桂霞さん(49)は、昨年7月16日、葫芦島市留置場に連行され、11月29日に遼寧女子刑務所に拘禁された。現在、董さんは非常に衰弱し、咳が止まらず、心拍がはや過ぎて、栄養失調になっており、生命が危険な状態にある。

 昨年12月8日午後、董さんの家族は刑務所に行った際に、1枚の紙を渡され署名するように強要された。それには「検査の結果は次の通りである。心拍がはや過ぎ、深刻な栄養失調で、体内(腹部)に残された2本の針が他の臓器を突き破る危険性がある」と書かれてあったが、家族はこれに署名しなかった。

 ◎趙春艶さんは、黒龍江女子刑務所で危篤状態に陥った

 明慧ネットの昨年12月16日の報道によると、鶏西市の法輪功学習者・趙春艶さんは、現在、危篤状態に陥り、病院で緊急措置を受けている。

 趙さんは2013年に懲役5年の判決を下され、黒龍江女子刑務所に拘禁された。家族は面会に行ったが、ずっと会うことを許可されなかった。しかし、昨年10月末、突然刑務所からの連絡が入ってきて、家族は急いで病院に駆けつけた。病床の趙さんはすでに骨と皮ばかりに痩せこけており、呼吸困難でろれつが回らず、危篤状態に陥っていた。

 ◎天津市の滑連有さんは、刑務所で240日断食し、生命の危機に晒されている

 明慧ネットの昨年12月23日の報道によると、天津市の法輪功学習者・滑連有さんの家族は、昨年12月22日、浜海刑務所で8カ月断食した滑さんに会った。

'滑连有'
滑連有さん

 滑さんは車椅子に座ったまま窓側に置かれ、足と首は透明テープで貼られ車椅子と繋がれていた。滑さんは両目を閉じており、口の中で自分が受けた迫害を述べていた。灌食されたこと、殴られ侮辱されたこと、ベッドに縛り付けられたこと、法輪功を学ぶ人は良い人になるなど、繰り返し述べていた。妻と娘が大声で呼んでも反応は一切なかった。

 ◎遼寧省のジン軍波さんは、瀋陽東陵刑務所で危篤状態に陥った

 明慧ネットの昨年12月31日の報道によると、遼寧省本渓市の法輪功学習者・ジン軍波さん(56)は、瀋陽東陵刑務所で迫害され、危篤状態に陥り、瀋陽739病院(公安直属病院)に移送された。ジンさんは現在、食べ物がのどを通らず、脳出血、胃からの出血などの多種の症状が現れた。瀋陽東陵刑務所は「2、3万元のお金を支払えば、一時出所させる」とジンさんの姉に言った。

 ◎天津市の任東升さんは、浜海刑務所で心神喪失状態に

 明慧ネットの昨年10月26日の報道によると、任東升さん(52)は、2006年に懲役5年の判決を下され、天津浜海刑務所に拘禁された。2011年3月7日、任さんは心神喪失した。

'被迫害之前的任东升'
迫害前の任東升さん

'被迫害致疯的任东升'
 心神喪失した任東升さん

 任さんはほとんど瘋癲状態で、まれにはっきりしている時もある。いつも顔さえ洗わず、縄で自分を縛ってあちこちに行く。夜中に、任さんは突然目が覚めて大声で「私は恐れない」と叫んだりする。「警官」を耳にすると「早く逃げなければ、警官は手を絶対に緩めないから」とつぶやいた。

'中共酷刑示意图:锁地锚'
拷問のイメージ図:地面に固定される

 刑務所で任さんは、地面に固定されるなどの拷問で苦しめられた。警官と受刑者らは、わざと食事を届かない場所に置き、食べたければ口でくわえなければならなかった。時にはわざとおかずを地面にこぼし、食べる時、手で掴んで食べなければならなかった。任さんは「板藍根」という白色の粉末を強制的に飲まされ、不明な液体を注射されたことがある。

 七、家族を困らせ、面会の権利を剥奪する

 ◎障害のある譚美麗さんは、面会の権利を奪われる

 法輪功学習者・譚美麗さん(50)は、懲役4年の判決を下され、江西省の女子刑務所に拘禁された。刑務所は長期にわたり譚さんと家族の面会を許さないでいる。

 ◎欧陽洪波さんは、瀋陽刑務所に拘禁され、家族は面会を許可されない

 明慧ネットの昨年3月14日の報道によると、法輪功学習者・欧陽洪波さんは、懲役6年の判決を下され、瀋陽刑務所に拘禁された。家族は刑務所に行ったが「法輪功学習者だから、許可できない」と告知された。

 ◎北京のコンピューターエンジニアの法輪功学習者・張鴻儒さんが、監禁される

'北京昌平区软件工程师、法轮功学员张鸿儒'
張鴻儒さん

 明慧ネット昨年の6月19日の報道によると、張鴻儒さんは2015年7月、懲役4年の判決を下された後、北京市前進刑務所に拘禁された。張さんは家族とずっと会っていない。

'张鸿儒与母亲、姐姐、外甥新年合影'
張鴻儒さんと母、甥、姉

 ◎劉艶梅さんは黒龍江女子刑務所で、虐待され面会の権利を剥奪される

 明慧ネットの昨年7月9日の報道によると、劉艶梅さん(49)は、2014年に懲役4年の判決を下され、黒龍江女子刑務所に拘禁された。現在、劉さんは刑務所で苦しめられ、面会の権利をも奪われた。

 ◎安詳宇さんは瀋陽刑務所に監禁され、面会の権利を奪われる

 明慧ネットの昨年8月3日の報道によると、大連市の安詳宇さんは、2013年8月26日、懲役5年の判決を下され、瀋陽刑務所に拘禁された。

 昨年7月27日、家族は再度刑務所に来て、応対した職員は「転向しないと面会できない」と言ったので、家族はまた獄政部門を訪ねたが、女性警官は「私は仕事があるから、出て行け」と言った。家族は丁寧に「安詳宇さんに連絡して頂けないでしょか」と言った途端、ドアの外に押し出されてドアが閉められた。

 ◎嘉州刑務所と龍泉女子刑務所は面会禁止

 明慧ネットの昨年8月7日の報道によると、最近、四川省龍泉女子刑務所と楽山嘉州刑務所に行った法輪功学習者の家族は、すべて刑務所側に阻止され、面会禁止だという。

 ◎何連春さんは長期にわたり厳しく管理され、面会を許されていない

 明慧ネットの昨年8月9日の報道によると、雲南省蒙自市の何連春さん(45)は、累計17年の判決を下された。現在、何さんは雲南省の第二女子刑務所に拘禁されている。刑務所は何さんと家族の面会を許さないでいる。

 ◎成都女子刑務所は、法輪功学習者と家族の面会を許可しない

 明慧ネットの昨年8月16日の報道によると、四川成都女子刑務所は、法輪功学習者・張世鳳さん、陳鳳均さんと家族の面会を阻止した。警官は「この2人に会えるかどうかは、2人の『態度』による」と言っている。

 ◎黒龍江女子刑務所は、李二英さんを迫害し、弁護士と面会させない

 明慧ネットの昨年9月10日の報道によると、李二英さん(別名・李愛英)は、懲役4年の判決を下され、昨年6月8日に黒龍江省女子刑務所に拘禁された。

 7月に8日、家族は刑務所に行き、面会を求めたが許されなかった。8月1日、李さんの息子はようやく李さんに会えた。李さんは骨と皮ばかりに痩せこけ、人に支えられて立つのがやっとだった。李さんは「ここはとても苦しいの、いつも殴られ、朝4時から夜12時まで作業を強制され、朝起きられないとぐっと引っ張られるの」と息子に話した。李さんの弁護士は刑務所に行った際、刑務所は理由をつけて面会を阻止した。

 ◎申海竜さんは、大連南関嶺刑務所に厳しく管理され、面会禁止である

 明慧ネットの昨年9月29日の報道によると、鞍山市の申海竜さん(39)は、テレビ番組に法輪功の迫害真相を挿し込んで放送したため、懲役18年の判決を下された。申さんはすでに14年の拘禁生活を過ごし、現在、大連南関嶺刑務所で「厳管」されている。面会は一切許されていない。

'申海龙及孩子'
申海竜さんと子供

 ◎甘粛省の陳仲軒さんは、罪に陥れられ、面会を中止される

 明慧ネットの昨年3月2日の報道によると、甘粛省会寧県の警官、法輪功学習者・陳仲軒さんは、2015年2月6日、懲役6年の判決を下され、蘭州市大砂坪刑務所に拘禁された。

'陈仲轩'
陳仲軒さん

 陳さんが拘禁された後、家族との面会はずっと許されなかった。1年後、家族の強い要求でようやく陳さんに会えた。しかし、少し話したところで、面会を中止された。

 ◎厖良さんは多種の病気を併発し、刑務所は家族を困らせ拘留する

 明慧ネットの昨年9月22日の報道によると、河南省開封市の法輪功学習者・厖良さんは、鄭州刑務所で迫害され、多種の病気が併発した。昨年8月2日、弟の嫁・李彩艶さんと厖さんの母親は、遠くから刑務所にやって来たが、刑務所側は厖さんの家族をわざと困らせ、最後に李彩艶さんを15日間の拘留措置をとった。

 ◎孫舒嘉さんは拘禁され、家族との面会が禁止される

 明慧ネットの昨年11月7日の報道によると、瀋陽市の法輪功学習者・孫舒嘉さん(37)は、2014年4月17日、懲役3年2カ月の判決を下された。女子刑務所は家族との面会を再々に阻止した。

 ◎湖南省の魯夢君さんの両親は、困らされた

 明慧ネットの昨年11月21日の報道によると、湖南省湘潭市の法輪功学習者・魯夢君さんは、長沙市省女子刑務所に拘禁されている。80代の両親は、何度も娘との面会に来たが、すべて拒否された。最近、魯さんの母親が再度刑務所に来た。刑務所側は母親に法輪功を罵るように強要した。母親は家に帰った後「娘に会うために本心と違う話を言わせるなら、もう二度と行かない」と言った。

 ◎黒龍江省の費淑芹さんは、懲役13年の冤罪に、刑務所は家族を困らせる

 明慧ネットの昨年12月3日の報道によると、70歳の費淑芹さんは、2013年に懲役13年の判決を下され、黒龍江省女子刑務所に拘禁された。現在、費さんは子宮筋腫を患っている。刑務所は家族に面会させなかったり、金をゆすり取ろうとしたりして、家族を困らせた。

 ◎重慶永川刑務所は、袁志強さんと家族の面会の権利を剥奪する

 明慧ネットの昨年12月20日の報道によると、法輪功学習者・袁志強さんは、昨年11月8日、懲役2年6カ月の判決を下され、重慶永川刑務所に拘禁された。12月9日、袁さんの家族が面会にやって来たが、刑務所側は「転向しない者は面会を許可しない」と面会を拒まれた。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/1/7/340476.html )
 
関連文章