「悪報を受け、今になって まだ誰を迫害しますか!」
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2017年4月22日】「もうこうなってしまったからには、まだ誰を迫害しますか」これは中国共産党のある基層幹部が法輪功修煉者と会話する際に言った言葉です。明慧ネットを見れば分かるように、現在の中国大陸の一部の地区では、中国共産党と江沢民のならず者集団による法輪功への迫害はすでに行い難くなり、さらに迫害を推進するどころか、最低限の維持すらも非常に困難になりました。

 特に、法輪功への迫害を起こした元凶・江沢民への大衆による告発始まって以来、多くの公安、検察、警察などの司法当局関連の基層人員たちは自らの命を守るために逃げ道を探し、迫害に参与しなくなりました。以下では、河北省の実例を見てみましょう。

 「悪報を受け、今になって まだ誰を迫害しますか!」

 先日、ある法輪功修煉者は筆者にこのような事を言いました。聞いてみると、可笑しく思われるかもしれませんが、それだけ中国共産党による法輪功への迫害はとっくに大衆の支持を得られなくなり、やり続けにくくなったことが見て取れます。2015年9月、この法輪功修煉者がいる県の党委員会書記と主任は、江沢民告訴に参与した県内の法輪功修煉者たちへの迫害策を企てようとして、各村の党書記たちを集めて会議を開き、迫害への協力を呼びかけました。

 この法輪功修煉者のいる村の党書記が、村内の法輪功修煉者の情況を聞かれた際、頭を振りながら「いない、いない。私たちの村には法輪功修煉者がいません」と答えました。

 主任は「いない? この名簿をみると、けっこういますよ」

 党書記は 「いないと言ったらいません。それに、煉功することのどこが悪いのですか? これ以上私を問い詰めると、私も法輪功を修煉しますよ。私まで捕まえに来るんですか」

 主任も仲違いをしたくなく、苦笑いしながら「冗談はやめて下さい。あなたがいないと言うなら、いないことにしましょう」

 この村の党書記のお陰で、村内の法輪功修煉者たちは江沢民を告訴した後、当局によるいかなる嫌がらせも受けませんでした。ある日、この党書記が村の法輪功修煉者に上記の事に言及した際、その修煉者はこう言いました。「あなたは大法弟子を保護したので、将来、きっと大きな福報を得ることができます。法輪功を迫害してきた薄煕来、周永康、李東生たちを見て下さい。彼らはどんな結末を迎えたでしょうか!」

 村の党書記は「本当にそうですね。悪報を受け、今になって まだ誰を迫害しますか?」

 留置場が法輪功修煉者の収容を拒否する

 2015年8月13日、河北省魏県の法輪功修煉者黄貴芹さんは江沢民を告訴したことにより、当地の警官に不当に連行されて、家財も差し押さえられ、その後、邯鄲留置場に送られました。しかし、警官らが想像もしなかったことですが、留置場側は法輪功修煉者の収容を拒否しました。警官らは仕方なく、その日のうちに黄貴芹さんを釈放しました。このような事例は最近多くあります。

 派出所の所長は修煉者たちに安全面の注意を促す

 2015年9月、河北地区の某派出所の警官は真相の知らない人から告発を受けて、真相を伝えていた法輪功修煉者2人を派出所に連れ込みました。この派出所の所長は大法の真相を知っているので、法輪功の問題処置において非常に理智があります。所長の指示の下、警官らは2人の法輪功修煉者が自分たちの管轄外という理由で釈放しました。その際、所長は2人の修煉者の事情を聞き、彼らに「今後、必ず安全面にもっと注意をして下さい」と言い聞かせて、2人を家に帰らせました。

 二つの刑務所が法輪功修煉者の収監を拒否する

 2015年11月初め、河北省渉県裁判所の主審裁判官劉保鋼(退職予定)は悪事を働き、すでに7カ月間不法に拘禁されていた法輪功修煉者の李水廷さんに懲役3年の判決を下しました。その後、彼らはいわゆる「服役」のために李水廷さんを邯鄲刑務所に送りました。しかし、渉県警察・検察・裁判所の人員たちが思いもよらなかったのですが、邯鄲刑務所は法輪功修煉者だと知ると、なぜだか、収監をすぐに拒否しました。そこで、渉県裁判所は李水廷さんを石家荘刑務所に送りました。ここもまた邯鄲刑務所と同じく、石家荘刑務所も法輪功修煉者の収監を拒否しました。渉県の警官らは呆然となり、「以前と違って、なぜ、刑務所側は法輪功修煉者の収監を拒むようになったのか?」と困惑しました。仕方がないので、警官らは李水廷さんを再び渉県留置場に送り返しました。

 検察機関は案件を退き、起訴を拒否する

 2015年6月3日、河北省肥郷県の法輪功修煉者の武海明さんは、県公安局、天台山鎮派出所、肥郷鎮派出所の警官らに不当に連行されました。家族の話によると、9台のパトカーが来て、約50人あまりが動員されて、さらには、肥郷県政治法律委員会の書記までも自らやって来ました。そして、家宅捜索を行い、武海明さんの家のプリンター、コンピューターと一部の迫害の真相資料を押収していきました。理由は、武海明さんが2014年末に米国に行く渡航申請を行ったからだと言います。肥郷県公安局はこの案件を肥郷県検察院に提出しました。しかし、検察院は案件を公安局に差し戻しました。それでも肥郷県公安局は武海明さんを釈放しようとせず、いまだに武海明さんを肥郷県留置場に不当に拘禁しています。

 嫌がらせをしに来た人達が 喜んで真相資料を持ち帰る

 2015年11月、河北地区の法輪功修煉者の劉さんは、江沢民を告訴したことにより、2回も当地の警察官や住民委員会の関係者による嫌がらせを受けました。その際、凶悪な警官や職員たちはこの法輪功修煉者が伝える真相を聞き、修煉者たちの善行をみて、やっと大法の真相が分かりました。最後には、彼らは大法の迫害の書かれた真相資料と明慧真相卓上カレンダーを持ち帰りました。

 派出所の警官らが 法輪功修煉者の入所を拒否する

 明慧ネット昨年1月8日の報道によると、2015年12月25日午後、5人の法輪功修煉者が河北省の某市のある公園で民衆に法輪功の真相卓上カレンダーを配り、人々に「三退」を勧めていました。その後、修煉者たちは真相を知らない人により交通警察署に通報されました。交通警察官は修煉者たちを城外の派出所に不当に連行して行った時、派出所の当番の警官は修煉者たちの入所を拒みました。似たような事例はこの派出所で今までにも何回もありました。2015年8月、2人の法輪功修煉者が悪い人らによってこの派出所まで連行された際も、当地の警官らは自分たちの管轄外と言う理由で入所を拒否したそうです。

 結び

 中国共産党による法輪功への迫害は古今東西の邪悪の集大成と言っても過言ではありません。その迫害の推進は上から下まで、公安警察、検察、裁判所、司法当局、市区役所、村民委員会などの機関まで貫かれ、これらの基層部門の人員によって具体的な迫害を行います。しかし、最近になって、これらの基層部門の多くの人たちは法輪功への迫害に参与したくはなく、関わりを持ちたくないために、皆が逃げ道を探しています。この現状からすると、中国共産党の江沢民グループによる法輪功への迫害は、どの組織であれ、どこの機関であれ、みな迫害の真相がわかるにつれて、ますますやりにくく、しづらくなっていることが伺えます。

 いまだに目が覚めない中国共産党の人員たちよ! どうかこれ以上愚かなことをせず、中国共産党のために自分の未来を葬らないで下さい!! その村書記の話を借りると、「悪報を受け、今になって まだ誰を迫害するのですか!」 どうか、天が中国共産党を滅する前に真相を知って、急いで退路を探し、急いで賢明な選択をして下さい!! 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/23/322587.html )
 
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