「三文字」のために懲役6年の実刑判決、何を語る?
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 【明慧日本2018年2月4日】先般、運転する車の後部窓ガラスに文字を貼り付けたことで、山東省済南市裁判所により、不当に懲役6年実刑判決を受けた法輪功学習者・宇克江さんは、判決を不服として高裁に上訴したが、先日、高裁は地裁の判決を維持する決定を下した。

 このような判決に対して、「宇さんはどんな大きな罪を犯したのでしょうか?」と、人々は聞きたくなるでしょう? 車の窓ガラスにどんな文字は貼ったら、懲役6年を宣告されるのか? 6年と言えば、それは2000日以上の日々である。

 実際の話をすると信じない人がいるかもしれないが、宇さんは何の罪も犯してはおらず、しかも心を修めて善に向かおうとする善い人である。彼は車の後部窓ガラスに「真善忍は素晴らしいを暗唱して」という文字を貼り付けただけである。その文字の中に「真・善・忍」の三文字が入っているために、重刑に処されたのである。

 「真・善・忍」を宣伝しただけで、懲役6年の実刑に処される。これはどの国の法律でしょうか? 何を語っているのでしょうか?

 これは中国共産党という無法者の行為であり、少なくとも以下の三つの問題がある。

 一、共産党政権は崩壊寸前に至り、すでに理性がなく、滅亡前の狂気の段階に至っている。

 1999年7月、邪悪な共産党が法輪功への迫害を開始した時、迫害の元凶・江沢民は高揚して「3カ月で法輪功を消滅させる」と叫んだ。しかし、19年が経過したが、法輪功は依然として法輪功であり、消滅されることなく、かえって世界100カ国以上の地域に伝わっている。中国国内の法輪功学習者は迫害に直面しても恐れることなく、依然として修煉の路を歩み続けている。3億近い中国の国民は目覚めて、自らを救うために共産党組織から脱退した。

 共産党は法輪功への迫害を発動したことで、自らを滅亡の崖っぷちにまで進ませ、迫害の元凶・江沢民は国内外の数十万人の法輪功学習者と、正義の人々に告発され、罪の清算はすぐそこまで来ている。

 共産党は一種の信仰とされているが、すでに世界の人々に唾棄され、すでに腐りきっている。悪事を働き尽くし、民心を完全に失い、政権は崩壊寸前で怯えている。

 宇さんに対する理性を失った判決、共産党の官員らは狂ったように金銭を収奪し、国民に対する全方面にわたる監視、ネットに対する厳重封鎖、および公安当局、検察、裁判所の人員らは「私に法律の話はするな」、「私が法律だ」と豪語し、凶徒のように完全に理性を失っている。中国共産党は貪婪(どんらん・大変に欲深であること)猛々しく(悪い勢力の邪気)、強権、狂妄でありながら、しかし内心では末日の極度の虚弱、恐怖と絶望に満ちている。

 二、中共の本質は「偽・悪・闘」

 「真・善・忍」は宇宙の特性で普遍的な価値であり、法輪大法学習者の修煉原則でもある。それは正であり、善であり、いかなる国に対しても一利があっても一害なしなのである。

 正常な社会であれば、宇さんのように「真・善・忍」を実践し、人々に「真・善・忍」を広げることは、政府や国民から尊重され、褒賞を贈られる。

 しかし共産党政権下では、重刑に処されている。これは共産党の本質が「偽・悪・闘」であり、正を敵視し、普遍的な価値と対抗し、人間性に反し、宇宙に反し、邪悪であることを物語っている。実は、中国共産党が執政して以来行った悪行は、この点について充分に証明している。

 三、「法を以て国を治める」は偽り、「党を以て、悪を以て国を治める」は真実

 共産党は長年来「法を以って国を治める」と叫んでいる。すなわち憲法と法律をもって国を治めることである。「法を以って国を治める」とは、法律に基づいて行い、必ず法律に基づかなければならず、厳重に執行し、違法があれば必ず追求しなければならないが、それは口先だけである。

 「真・善・忍」を信奉して逮捕され、刑に処されるのは、どの法律に基づいているのか? 三文字で懲役6年の実刑という量刑の根拠と基準は何なのか?

 宇さんに実刑判決を下した歴下区裁判所の裁判長は、上層部が(懲役6年の実刑判決)を決めたという。その上層部とはどこを指しているのか? 彼らは憲法と法律を代表することができるのか?

 実のところ、共産党が治める中国は、従来から真に国を法治したことがない。憲法と法律は表向きの飾りであり、公安当局、検察、裁判所などの司法機関は、共産党の奴隷にか過ぎず、用心棒に過ぎないのである。党は一切を領導し(りょうどう・率先して指導すること)、党は法律の上に立つ、邪悪な共産党の頭目の意志で一切を指揮し、「党を以って国を治め」、「人を以って国を治める」のが現在の中国の真の姿である。党が誰かを迫害しようとすれば、共産党の頭目の一言で、その奴僕(どぼく・雑役に使われる男ら)は一斉にとりかかり、頭目の意志に基づいて実行するのである。

 法輪功に対する迫害もそうである。共産党の頭目・江沢民が決めた、法輪功に対して「名誉を汚し、経済力を絶ち、肉体を消滅させる」のスローガンに従い、共産党の政治法律委員会と、610弁公室、公安当局、検察、裁判所、軍隊を直接コントロールして、江の意志に従って宣伝や迫害が実行され、法輪功学習者に対するジェノサイドは長きにわたり19年目に及んでいる。

 明慧ネットの報道によると、共産党の迫害により少なくとも4160人が死亡し、数千万人が強制的に労働教養所と、刑務所に強制収容され、残酷な拷問を受け精神的な迫害を受けている。数百万人が失踪し、はなはだしきに至っては、学習者の生体から臓器狩りを行ない暴利を得ている。このショッキングな犯罪は前代未聞であり、神と人々を憤慨させている。

 共産党は、国民に対して真に法律を語ったか?

 ここで済南市司法関係者に言いたいことは、あなたたちは法輪功学習者に有罪判決を宣告した時、「頭上三尺に神あり」と言われているように、天理に従えば、あなたたちに対して有罪の判決を同時に下したのであり、共産党はあなたを守れるのか? 中国共産党も天に滅亡される最中で、生命が失われようとした時、名利がどのような役に立つのか? あなたはどうするのか? 自分と家族のためにも、どうか天理を敬い、良知を守り、公正を堅持し、法を曲げて職務を汚してはならず、自分のために未来を残してほしいのである。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/1/16/359683.html)
 
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