【明慧日本2019年8月21日】27歳の湖北省籍の法輪功学習者・蒋立宇さんは、2018年9月、北京市第二地方裁判所の二審で秘密裏に懲役4年の実刑判決を言い渡され、さらに5000元の罰金を科された。現在、蒋さんはすでに北京から湖北省漢口刑務所に移送されたが、家族との面会はずっと許されていない。
蒋さんは漢口刑務所の第5監獄区に拘禁されている。最近、蒋さんの二審の弁護士は刑務所に行き、蒋さんとの面会を求めたが、漢口刑務所は二審の委託契約書を提出してほしいと言った。弁護士は委託契約書を提出したが、今度は、二審後の委託契約書も必要だと言われ、面会を断られた。弁護士は刑務所と交渉し、さらに、駐在検察官、刑務所管理局とも交渉したが、未だに面会が許されていない。
3月初め、蒋さんの家族は北京に行って、蒋さんとの面会を求めたが(当時、蒋さんはまだ北京に拘禁されていた)、結局、家族は身分を調べられた後も、面会を許されなかった。
4月頃、漢口刑務所の警官らは蒋さんの父親の蒋启祥さん、母親の喬良玉さんにも嫌がらせをし、娘の蒋さんを転向させる「転向書」を強要した。従わなければ、娘の蒋さんとの面会も文通もできないと恐喝した。
5月、蒋さんの家族は再度、武漢まで面会に行こうとしたが、勤め先の湖北省十堰市鄖陽区鮑峡鎮病院側は、休みを与えてくれなかった。しかも勤め先は、蒋さんの家族に通常通りの昇給をさせなかった。その理由は、上の政治法律委員会等の命令だと言った。
6月になると、蒋さんの家に名前も身元も明かさず、ただ「転向書」を書かせようと嫌がらせをする人員が、またやって来た。さもなければ面会を許可せず、行かせないと脅した。
同時に勤め先は、蒋さんの家の前に監視カメラを設置し、蒋さんの両親を常時監視した。
蒋さんは小さい頃から両親について法輪功を修煉し、家族全員が長年の間、中国共産党から迫害を受けていた。蒋さんは連行される前、北京のある教育機関で働いていた。
2017年5月12日、蒋さんは法輪功の真相ビラを貼ったため、不当に連行された。法廷審問を受けた際に、蒋さんは弁護士と一緒に無罪を強く主張した。彼女は最後に「法輪功は人を善に導き、いい人になるように教える高尚な大法です」と訴えた。
2018年7月、北京石景山裁判所は秘密裏に蒋さんに対して、懲役4年の実刑判決を言い渡した。現在、蒋さんはすでに湖北漢口刑務所に移送され、拘禁され続けている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)