【明慧日本2020年5月25日】(湖北省=明慧記者)2020年5月12日が来ると、湖北省十堰市鄖県(じゅうえんし・うんけん)の青年法輪功学習者・蒋立宇さん(27)が拘禁されてから丸3年になる。しかし現時点まで、蒋さんの家族は依然として蒋さんの拘禁されている場所がどこか分からず、面会や通話もこの3年間一切したことがない。
2020年5月12日、蒋さんの家族が武漢市の漢口刑務所の教育課に電話したところ、電話に出た華課長はわざと同じ話を繰り返して話をはぐらかし、蒋さんの拘禁されている監区を教えなかった。また、この課長は「蒋立宇と通話できるように手配する」と家族に言ったが、間もなく「すでに連絡した」と話をすり変え、その後「蒋立宇の実家の政府部門にすでに報告した」と言った。実際には蒋さんの家族は全く連絡を受けておらず、漢口刑務所は責任を他になすりつけただけである。
現在、中国共産党は全国の刑務所を封鎖して面会を許さない。蒋さんの家族は「中共ウイルスの関係で、家族との電話ができると聞きましたが、なぜ蒋立宇さんとの通話ができないのですか? 蒋さんの父親は脳卒中を患って1年以上経ちましたが」と関係者を問い詰め、漢口刑務所のやり方は人道的ではないと非難した。
中共ウイルスの感染が公開される前にも、蒋さんの弁護士は面会を求めたが、漢口刑務所は委任状に疑問点があるとして面会させなかった。その後、弁護士は最新の委任状を持って面会に行ったが、漢口刑務所は相変わらず面会させず、司法部門や刑務所教育課の許可が必要だと、弁護士を困らせた。
蒋さんは北京のある教育部門に勤めていた。2017年5月12日夜、蒋さんは法輪功の掲示物を貼り付けたため、不審者に通報され、連行された。
2018年7月12日、蒋さんは石景山裁判所で秘密裏に懲役4年の実刑判決を宣告された。蒋さんは控訴したが、同年9月、北京第二高等裁判所で秘密に一審の判決を維持され、2019年3月、北京から湖北省漢口刑務所に移送された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)