武漢市の熊文鳳さん 拘禁され心配する高齢の母 
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 【明慧日本2020年1月22日】湖北省武漢市黄陂区六指街に在住する法輪功学習者・熊文鳳さん(51歳女性)は、2019年4月26日の夜9時ごろ、家でテレビを見ていた時に突然、慌ただしくノックする音が聞こえてきた。熊さんは「どなたですか?」と聞くと、「誰なのかを聞かず、さっさとドアを開けろ!」と乱暴な答えが返ってきた。

 熊さんがドアを開けると、外から大勢の警官らが入って来た。そのうちの2人はすぐに熊さんの肘を押さえ、「ついて来い!」と命令した。熊さんは「どうしてですか? 私はあなた達について行きません」と抵抗した。警官は用意した手枷を出し、熊さんにかけた。ほかの警官らは家宅捜索を始め、法輪功関連の書籍などの私物を押収し、熊さんはパートカーに押し込まれた。

 これらの連行の行動に関わった者は、全員が武漢市黄陂区公安局支局の国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)と六指街派出所の警官らだったことが、後でわかった。家族は時間をかけて熊さんを探し回り、やっと武漢市東西湖二支溝留置場に拘禁されていることがわかった。警官らはいわゆるでっちあげの「罪名」を作り上げて、熊さんを起訴しようとしていた。

 熊さんは法輪功を学び、「真・善・忍」に従い、より良い人になることを目指している。また法輪功が受けた迫害の実態を周りの人々に伝え続いている。しかし、数え切れないほどの嫌がらせをされ、熊さんと家族も脅迫された。熊さんが出稼ぎに行っても、警官らは自宅まで熊さんを探しに来て、熊さんが家に居ないと分かっていても、家族に熊さんを出すように強要し、嫌がらせをした。さらに、熊さんの職場まで追いかけて行き、事業所は仕方なく熊さんを退職させた。このことを職場の同僚はみな理不尽だ、と不満をに持っているという。

 熊さんの夫は元村委員会の幹部で、素直で仕事ができ、能力のある人で、村民の中でも定評である。委員会の再任に見込みがあるのだが、六指街の共産党関係者と警官は妻の熊さんが法輪功学習者であるという理由だけで、夫の選挙権と被選挙権を奪った。

 もうすぐ中国の旧正月になる。世間の人々が家族団欒の中、多くの法輪功学習者たちはいまだに迫害を受け続け、家族と会えないでいる。熊さんもその中の1人である。すでに250日以上も拘禁されたままで、家族との面会さえも出来ないでいる。熊さんの夫や子供は熊さんの安否を非常に心配している。特に84歳の母親は娘のことを心配し、毎日泣き暮らしているという。熊さんの母親はいつも周りの人に「娘に会いたいです。娘は親孝行で優しくしてくれます。彼女は何も悪いことをしていません。とても良い娘です。しかし、私はもう8カ月以上も娘に一度も会っていません。私はもう泣き疲れて涙がかれそうです」と嘆き悲しんでいる。

 この中国の伝統的な旧正月の祝日を迎えるに当たり、明慧ネットのこの場をお借りして、「真・善・忍」の教えを堅持し、不当に拘禁される多くの善良な法輪功学習者たちに応援の手を差し伸べ、励ましの気持ちと新年の挨拶を届けてほしい。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/17/399122.html)
 
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