【明慧日本2019年9月29日】湖北省武漢市の法輪功学習者・洪維声さん、候咪拉さん、候艾拉さん、饒曉萍さんの4人は不当に開廷された。そして、洪さんは懲役10年と罰金5万元、候咪拉さんは懲役8年と罰金4万元、候艾拉さんは懲役8年と罰金4万元、饒さんは懲役7年と罰金3万元の重刑を、それぞれ言い渡された。その後、4人はこの判決を不服とし、ともに武漢市中級裁判所に控訴した。
洪さんは武漢市洪山留置場に、候咪拉さん、候艾拉さん、饒さんは武漢市第一留置場に、すでに1年5カ月の間、不当に拘禁されたままでいる。
2018年4月19日、洪さんたち4人ともう1人の法輪功学習者・白厚生さんは、武漢市洪山区魯磨路大李村五号で、警官により武漢市洪山支局の梨園派出所まで連行された。その後、梨園派出所と洪山支局の警官は学習者5人の家を家宅捜索し、法輪功創始者の写真、法輪功関連の書籍、パソコン、プリンター、法輪功の資料などの私財を押収した。
それから、洪さんたち4人は2018年5月28日、逮捕令状を出された後、洪山区裁判所に起訴された。その際に、白さんだけが保釈された。
およそ1年後の2019年5月9日、武漢市洪山区裁判所は4人に対して不当な裁判を行なった。法廷で学習者たちは「法廷は罪人を審判するところです。私たちは真・善・忍に従って良い人になるように努めているだけで、犯罪を犯していません。控訴を回避してください」と求めた。そしてさらに、饒さんは有罪弁護をする弁護士をその場で弁護することを断わり、解雇した。
洪さんは法廷で弁護士の質問に「私は1993年、武漢市委員会のホールで法輪功の講習会に参加して、良い功法だと思い、法輪功を学び始めました。私が読んでいる法輪功の書籍は国の正規な出版社から出版されたものです」と答えた。弁護士は法廷で、公安局、検察庁、裁判所が法律上の手続きに従わず、法輪功学習者たちを期限を超過して拘禁し、裁判日の3日前に当事者に裁判のことを告げていないことなどの違法行為を指摘した。弁護士が話している途中で、裁判長は何度も弁護士の話を故意に中断させ、弁護士を脅したが、自らの違法行為を認めて、休廷を宣告した。
5月17日、裁判所は裁判前の会議をしたとき、学習者の弁護士たちは洪山区公安支局が不当に証拠を取ること、本案件が独立審判なのに武漢市中級裁判所が干渉したこと、学習者たちを期限を超過して拘禁していることなどを指摘し、4人の学習者に対する強制措置を直ちに取り止めるよう強く求めた。その後、5月20日、洪山区裁判所は5月24日に、予定していた学習者4人に対する開廷を取り止めたと、弁護士に通知した。
しかし結果的には、4人の法輪功学習者たちは法律を無視した当局の裁判所によって、全員が重刑を宣告されたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)