遼寧凌源市の趙長福さんに懲役4年6カ月を宣告
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 【明慧日本2019年7月6日】(遼寧=明慧記者)遼寧省凌源市の法輪功学習者・趙長福さん(48)は、不当に連行されて10カ月以上拘禁された。2019年6月、凌源市裁判所は趙さんに対して懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡した。現在、迫害を受けた趙さんは身体が非常に衰弱しているという。

 法輪功を学ぶ前の趙さんは、多種の病気を患っていたため、薬の服用や注射、病院に入院したりして、精神的にも落ち込んでいた。法輪功に出会って学んだ後、すべての病気が自然に治り、勤務ぶりも一変してた地道に働き、性格も明るくなった。

 1999年7.20、中国共産党の江沢民集団が法輪功を迫害して以来、趙さんは2回も労働教養を強いられたことがある。2000年10月11日、趙さんは法輪功の無実を訴えるために上京したが、警官により連行されて地元に戻された後、さらに労働教養2年を科され、朝陽西大営子労働教養所に送り込まれた。

 2010年1月17日、趙さんは病気の友人を連れて、北京の病院へ診察に行った。夜、宿泊先のホテルで身分証明書を確認された時、趙さんは法輪功学習者であることが知られてしまった(公安局の人員はネット上のデータベースの中にマ-クを付けていた)。そして、北京海淀区公安支局田村派出所の警官らが、趙さんを北京海淀区留置場まで連行した。その後、趙さんは労働教養2年6カ月を宣告されて、北京新安教養所に拘禁された。そこで、趙さんは平手打ちを食らわされ、睡眠を剥奪されるなどの虐待により、苦しめられた。その後、また朝陽西大営子労働教養所に移送された。

 2018年8月22日~23日、遼寧省公安局の画策による「特別調査グループ」の共同作戦で、各市・県の公安局から警察官を選抜して統一的に行ない、法輪功学習者の一斉連行が実施された。8月22日午後4時過ぎ、凌源市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らと莫胡店派出所の副所長は、私服警官や特別警察官を引率して、息子を連れて登校中の趙さん夫婦を連行し、家宅捜索を行なった。

 趙さんは凌源市留置場に拘束された。2018年10月26日、趙さんは断食をして迫害に抗議したため、灌食をされて、非常につらい「大掛」にかけられた。

中共酷刑示意图:上大挂
拷問のイメージ図:「大掛」にかけられる

 長期にわたり迫害された趙さんは、精神的にも肉体的にも大きなダメージを受け、足が潰爛して膿が流れ出て、血圧は220mmHgにまで上昇し、心身が衰弱状態に陥った。家族が面会に行った時、趙さんは4人に担がれて面会に応じた。その後、趙さんは朝陽市漢方医院に送られた。

 2019年6月5日、凌源市裁判所は朝陽西大営子労働教養所で、趙さんに対して秘密裏に裁判を行なった。2019年6月17日、趙さんは病院から凌源市留置場に戻され、そして、懲役4年6カ月の実刑判決を宣告された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/1/389402.html)
 
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