懲役8年を受けた軍の女医 被せられた罪を認めず
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年6月24日】遼寧省大連市の法輪功学習者・王衛真さん(70代)は軍隊の大佐であり、女医でもある。王さんは法輪功を学んでいるという理由で、懲役8年の実刑判決を宣告され、2017年1月5日、遼寧省女子刑務所に収容された。その後、刑務所側が数回も「罪を認めれば減刑させてやる」と、王さんを誘(さそ)った。しかし王さんはそれに同意せず、毎回のように家族と面会したときに「私は何も罪を犯していないのに、迫害されている。法輪功を学んでいるだけで私は無実(罪を犯していないのに、罪があるとされること。冤罪)だ。私は絶対にこの 被せられた罪を認めない」と話した。

 家族は王さんの健康状態を心配していたが、王さんの信仰に対する固い志には敬服した。同時に、家族は中国共産党が王さんに加えた迫害に憤(いきどお)り、迫害を一日も早く終わらせ、王さんが一日も早く解放されるようにと願った。

 王さんは瀋陽軍区大連市高等医学専科学校の内科教室の元教員で、副師団長職についていた。王さんは1996年から法輪功を学び始め、患っていた心臓病、肝硬変、椎間板ヘルニア、重い貧血など、奇跡的に治った。良い妻、良い母親になった王さんは寛容な心を持ち、優しく人と接し、人助けが好きな善良な人で、周りでの評判もとてもよかった。

 しかし、王さんは人々に法輪功が迫害されている真相を伝え、法輪功の素晴らしさを伝えたため、当局に連行され、拘禁されることを繰り返し受けた。2001年、2004年、2005年、2012年、2013年、2014年、王さんは大連市金州区向応派出所、大連市桃源派出所、大連市空港前派出所などに6回にわたって連行され、3回も家宅捜索を受けた。しかも、連行される際に、警官らは一度も法律的な手続きを提示しなかったという。

 2014年10月29日、中山区裁判所は他の家族に通知せず、王さんの息子が1人しかいない状況下で、王さんに対し不当な開廷をした。2014年12月6日、裁判所は王さんに懲役8年の実刑判決を言い渡した。

 大連市中山区秀月派出所の警官は王さんの自宅で王さんを連行し、大連市姚家留置場に送ったが、高血圧のために入所を断られ、断念した。しかし再度2016年12月16日に同留置場に送った。入所の身体検査で王さんは血圧が230mmHgまで上昇し、高血圧で入所の際に不合格だったが、あえて無理に押し込んだ。今回の連行は当局が「ネット上で指名手配した法輪功学習者」を一斉に連行するという計画によるものだった。

 2017年1月5日、王さんは女子刑務所に送られた。家族は刑務所側からの電話を受けたとき、王さんが秘密裏に刑務所に送られたことを知ったという。翌日、家族は馬三家刑務所に駆けつけ、王さんとの面会を求めたが、「今から、王は集団訓練隊に2カ月入るから、面会はできない。指定された監区に戻ったら、面会できるようになる」と言われ、面会が許されなかった。

 王さんが刑務所に送られ、入所の身体検査で血圧が230mmHgで、高血圧の症状が出ていたが、無理やり入所させた。家族は王さんの健康を心配して、刑務所側に治療のための仮釈放を求めたが、許されなかった。

 現在、王さんは刑務所の老残監区に拘禁されている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/17/388828.html)
 
関連文章