懲役10年の郭延達さんは家族との面会ができず
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  【明慧日本2019年6月17日】(遼寧=明慧記者)遼寧省営口市の法輪功学習者・郭延達さん(61)は、懲役10年の実刑判決を言い渡され、2014年5月13日に瀋陽市第一刑務所の第二監区に拘禁された。そこで、郭さんはブタや犬の餌よりも粗末な食事を与えられ、重労働を強制されているという。父親を心配する一人息子と郭さんの5人の兄弟姉妹たちは、ずっと面会できないままでいる。

 刑務所側は家族との面会を許さず

 郭さんには5人の兄弟姉妹がおり、北の黒龍江省から南の広東省まで各地に兄弟姉妹が住んでいる。ある日、広東地方に在住の妹がはるばる面会しに瀋陽にやって来たが、刑務所側は面会を許さなかった。その理由は、妹が生活している広東が香港に近いから、面会できないというのである。

 ここ2年の間に、兄と姉妹たちは合流しては何度も面会しに刑務所に行ったが、刑務所の警官は「郭延達は刑務所の仕事に協力しないし、サインもしないから、面会を許可できないんだ。以前にあんた達に会うと、さらに意志が堅くなった」と面会を拒否し、家族が持ってきた現金も預かってくれなかったという。

 聞くところによると、郭さんの身体はやせ細っているという。郭さんの姉妹たちは、ここ2年間ずっと郭さんに会えていないため、刑務所内で郭さんがどんなに酷く迫害されているのか、一切分からない。

 郭延達さんは法輪功を学び、良い人間を目指した

 郭さんは連行される前は、市内の高級ホテルのシェフを務めていた。郭さんは常に「真・善・忍」の理念で自らを律し、食材を仕入れた時はいつも階段を使っており、それらを運ぶのを手伝い、利益面においてもむさぼることはせず、いつも淡泊で善良な人だった。

 また、郭さんは経済状況が厳しい時期に、偶然にも7000元(約十数万円)を拾った時、あちこちを尋ね回り、拾ったお金を紛失者に返した。それを見た学習者ではない家族に「愚かな者」と言われたが、逆に周りの皆からは「真・善・忍」を遵守する学習者で正直で、道徳の高尚な姿を目にしたと言われたことがあると、郭さんの兄が話した。

 連行され 懲役10年を宣告される

 法輪功を学んでいるという理由で、郭さんは2012年4月18日、営口市駅前区東橋派出所の警官らにより自宅で連行され、営口市留置場に拘禁された。さらに警官らは不当に家宅捜索をし、家にあったパソコン、プリンター、現金、自動車などの私有物まで押収し、持ち去った。

 2013年2月1日午前9時半頃、遼寧省営口市駅前区の裁判所は、郭さんを含めて4人の法輪功学習者に対して裁判を行なった。郭さんは懲役10年の実刑判決を言い渡され、それを不服として営口市高等裁判所に控訴した。しかし、営口市高等裁判所は前回の判決を維持するものとし、2014年5月13日、郭さんを瀋陽市第一刑務所の第二監獄区に移送した。

 瀋陽市第一刑務所は法輪功学習者を迫害する

 瀋陽第一刑務所(ShenyangFirstPrison)は瀋陽市於洪区育新通りに位置し、もとの瀋陽第一、第三、第五刑務所を合併させて改めて編成し直し、これらを集約して、2003年10月21日に新しい瀋陽刑務所に移転したものである。新しい刑務所の占有面積は24.5万㎡で、主に懲役10年~15年の服役者を収容し、警戒レベル1級の刑務所である。瀋陽第一刑務所は20課室と23監区を設立してあわせ持ち、傘下に四つの直属部門があり、18の企業と会社を所有している。長年来、残虐非道な手口で、遼寧省および他の省の法輪功学習者たちをひどく迫害している。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/10/388524.html)
 
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