湖北省応城市の医者・熊継偉さん 不当に拘禁
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 【明慧日本2019年9月16日】(湖北=明慧記者)湖北省応城市の法輪功学習者・熊継偉さん(48)は懲役4年6カ月の実刑判決を宣告され、2018年12月9日、湖北省沙洋范家台刑務所に拘禁された。2019年4月10日、熊さんはこの判決を不服として、引き続き代理人を通して再度、湖北省の孝感市高等裁判所に控訴した。現在、熊さんのこの案件は不服申し立てが受理されたという。

 熊さんは湖北省双環病院小児科の主任医師である。1996年に法輪功を学び、心身ともに受益した熊さんは、「真・善・忍」に基づいて自分に要求し、良い人になり、仕事に対しても責任感が強く、常に他人のことを優先に考え、高い評判を得た医者として知られている。

 熊継偉さん、熊文志さん、汪剛強さん、黎国平さんの4人を連行

 2017年11月7日午前8時過ぎ、応城市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、孝感市公安局の国内安全保衛部門、漢川市公安局の国内安全保衛部門、雲夢県公安局の国内安全保衛部門、応城東馬坊派出所、応城市四里棚派出所の警官ら十数人が、3台のパトカーを出動させ、熊継偉さん、熊文志さん、汪剛強さん、黎国平さんの4人をそれぞれ連行した。

 その時、病院で勤務していた熊継偉さんは、身分証を提示せず病院に侵入して来た警官らに騙され、病院から出た途端にパトカーに押し込まれた。警官は熊さん宅の鍵を奪い取り、熊さんの留守宅に侵入して法輪功の書籍と個人の物品を押収した。

 トラの椅子に縛り付けられ、洗脳班に閉じ込められる

 熊継偉さん、黎国平さんは湖北省漢川市公安局に連行された。そこで、熊さんと黎さんは、トラの椅子に20時間余り縛り付けられ、尋問を受けた。漢川市公安局の竜政委は憎々しげに「お前に死ぬような辛さをなめさせてやる」と 熊さんに2回も言っておどした。

酷刑演示:老虎凳

拷問のイメージ図:トラの椅子に縛り付けられる

 黎国平さんは断食して迫害に抗議し、身体検査で不合格となった。そのため黎さんは、2017年11月8日午後に家に帰らされた。11月8日の夜、熊継偉さんは漢川拘置所に拘束され、熊文志さんと汪剛強さんはそれぞれ雲夢県拘置所と応城市拘置所に拘束された。

 15日後、3人は湖北省板橋洗脳班に送られ、1カ月間洗脳によるひどい迫害を受けた。2017年12月22日、3人は同時にそれぞれ漢川留置場、雲夢留置場、応城留置場へ移送された。

 不当に逮捕状を交付され、裁判されて判決を言い渡される

 2018年1月23日、応城市検察庁は3人に対して逮捕状を交付した。2018年9月19日、3人に対する裁判が湖北省安陸市裁判所で行なわれた。熊継偉さんは懲役4年6カ月の実刑判決を宣告され、罰金5000元の支払いを命じられた。熊文志さんと汪剛強さんは懲役2年の実刑判決を宣告され、罰金3000元の支払いを命じられた。3人とも湖北省沙洋范家台刑務所に拘禁された。

 熊継偉さんは判決を不服として、引き続き控訴する

 熊継偉さんは判決を不服として、法律に基づいて孝感市高等裁判所に控訴したが、孝感市高等裁判所は二審の裁判を行なわず、2018年12月5日に一審の判決を維持するものとした。

 そこで2019年4月10日、熊さんは代理人を通して再度、湖北省の孝感市高等裁判所に控訴した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/8/4/390997.html)
 
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