刑務所に拘禁の柳徳玉さん 数々の拷問を受ける
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 【明慧日本2019年7月8日】湖北省荊門市(じんめんし)の法輪功学習者・柳徳玉さん(62歳男性)は2018年10月に、湖北沙洋範家台刑務所に収監されて以来、ずっとひどい迫害に抗議し続けている。そして、坊主頭にする、囚人服の着用を義務付ける、転向を強要するなどをいっさい拒否しているため、刑務所側により残酷な拷問を受け続け、迫害されている。現在、柳さんの身体は骨と皮だけになり、痩せこけている。

 警官は柳さんに対して命を奪うほどの残虐な拷問を行なった。3日の間、昼夜連続で睡眠を剥奪し、目を閉じて眠ろうとすると、殴って起こした。そして長い時間、斜めに立たせる体罰をした。斜め立たせるとは、壁から足を1メートル離して頭を壁に接触させ、身体はつっかい棒のように真っ直ぐにすることである。トイレに行くことや買い物なども堅く禁止された。トイレットペーパーや歯磨きに使用する物品、洗剤の購入などもすべて禁止され、刑務所側からの支給もなく、家族に電話することも禁止された。

 警官らは法輪功を誹謗中傷する虚言を受刑者らに聞かせて洗脳し、法輪功学習者を転向させるように受刑者に指示した。柳さんはこのような酷い迫害に断食して抗議していたが、警官らによりベッドに縛り付けられ、プラスチック製のパイプを胃まで挿入され、1カ月以上毎日のように灌食されて、無理やりお粥を入れられた。

中共酷刑示意图:绑在床上灌食
拷問:ベッドに縛りつけて、無理やり灌食する

 柳さんはどうしても転向しなかったので、警官の指示により、受刑者らは柳さんに自分の尿を飲むように強要した。

 範家台刑務所では柳さんへの迫害は氷山の一角に過ぎず、範家台刑務所に拘禁された法輪功学習者たちは全員、異なる程度のそれぞれ残忍な迫害を受けたことがある。その一例として、トイレに行くことを禁止する、睡眠を剥奪する、斜めに立たせるなどの拷問は、学習者に対して通常に行なわれている。これらの拷問は単に刑務所からの迫害だけではなく、610弁公室や政法委などの上級管理機関からの指示によるものに違いない。つまり、610弁公室の機関の人員は、未だに江沢民派の法輪功迫害の政策を実行しているのである。

 柳さんは湖北荊門市防疫所の幹部であるが、3年の労働教育を強いられ、何度も洗脳班に拘禁されたり、不当に拘留されたりすることがあった。2009年6月に懲役4年の実刑判決を言い渡され、2013年8月に刑期満了して、やっと解放された。

 しかし2016年12月に、外で法輪功についての真相を伝えていた柳さんは再度、連行された。再び懲役5年の実刑判決を言い渡された柳さんは、2018年10月29日に範家台刑務所に収監されている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/9/388482.html)
 
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