甘粛省女子刑務所の学習者に対する残忍な迫害
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年7月1日】(甘粛省=明慧記者)甘粛女子刑務所の法輪功学習者に対する迫害は、非常に残酷なものである。

 警官の指示を受けた刑務所の受刑者は、影のようにいつも法輪功学習者から離れず、くっついている。食事やトイレなどのあらゆることは、すべて受刑者の許可を得なければ、勝手に出来ないことになっている。学習者の間では会話も許されず、目を合わせることもできず、手振りも禁止されている。学習者は午前中に法輪功を中傷する映像を強制的に見させられ、午後には思想報告書を書くように強要される。

 ここ数年、刑務所の警官は、各地の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らと頻繁に連絡を取り合い、法輪功学習者の内部情報を収集し、学習者に自白させるように、迫害するための事前の準備をしている。

 李砿鳳さん(60~70代)は、転向を拒否したため、普段は水を満杯にしたバケツを2人で持ち上げるが、今回は1人で持ち上げろと強制された。

 真冬に、受刑者は李さんの敷き布団の中綿をほとんど抜き取って、ほんの少しの中綿の薄い綿だけを残し、さらに掛け布団に水をかけた。夜中になると、李さんは寒さでがたがた震え上がり、なかなか寝つけないため、水をかけられた掛け布団をはおって座ることしかできなかった。また時には、壁の隅で押さえつけられ暴力を振るわれた。

 劉菀秋さん(60歳前後)は、娘の劉磊さんと一緒に刑務所に閉じ込められた。警官は劉さんの前で娘を苦しめたり脅したりして、わざと娘の泣く姿を見せ、法輪功を放棄するように強要した。

 刑務所の警官は受刑者に、劉さんをトイレに行かせないように指示し、故意に大便をズボンの中に漏らさせて、劉さんを侮辱した。

酷刑演示:用电棍电击
拷問の実演:スタンガンで電気ショックを与える

 王麗謙さんは刑務所に送り込まれたあと、警官にスタンガンで電気ショックを加えられ、顔、首と口の至るところに水ぶくれができた。

 刑務所側は転向しない法輪功学習者に対して、1日に水をほんの少しと蒸しパン1個しか与えず、おかずなど一切なかった。水をまったく出してくれない場合もある。そして、学習者はしょっちゅう便所の中へ引っ張り込まれて、殴られた。

 李徳香さんは2回目に刑務所に入られた後、警官に従わないため、しゃがむ姿勢を長時間にわたり強制され、動くことも許されなかった。警官はまた「減刑する」ことを条件に、李さんを殴ったり蹴ったり、捻ったりするように受刑者に強要した。苦しめられた李さんは、全身があざだらけになった。

酷刑演示:暴打
拷問の実演:何人もに、暴力を振るわれる

 呂銀霞さんは受刑者らに便所に引っ張り込まれて、便器のブラシの持ち手が折れるまで殴られた。また、呂さんは刑務所の事務室に引っ張り込まれ、電気棒で電気ショックを加えられ、身体のあちこちに多くの傷跡が残った。

 許恵仙さんは、入所した時は元気だったが、間もなくしてひどく痩せこけ、歩くこともできなくなった。それにもかかわらず殴られ続け罵られため、許さんは危篤状態になり病院に運ばれたが、すでに手遅れで亡くなった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/11/388557.html)
 
関連文章