黒竜江省女子刑務所第八監獄区での見聞
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 【明慧日本2019年6月28日】黒竜江省女子刑務所第8監獄区では、不当に判決を下された法輪功学習者たちを拘禁している。2018年に現地で不当に判決を宣告された女性法輪功学習者の6人は、この刑務所に拘禁され、第8監獄区の10組(厳管組)に収監し、編入された。

 この第8監獄区は2018年12月、元の11監獄区から改名されたもので、監獄区の中には大隊長、副大隊長、教導官が設けられており、他にも警官が5人おり、11箇所の監獄区がある。また、警官1人で2箇所の監獄室を管理しており、警官は午前9時に出勤し、午後4時に退勤する。

 学習者が収監されたその日、午前9時ごろに6人の学習者が入れられたが、2時間後の11時ごろには、黒小屋に入れられて転向を強要された。昼ご飯は残った饅頭1個とザーサイの小袋1個だった。昼食が終わると午後5時まで引き続き転向を強要された。若い学習者は夜9時まで黒小屋を出てはならない。

 学習者たちは毎日、黒小屋で法輪功を誹謗中傷するテレビ番組を見ることを強要される。学習者を監視する組長・孫静は、麻薬を販売したため死刑囚だったが、その後に無期懲役になり、現在は懲役25年の刑期となった。孫静は毎日「決裂書」「保証書」「暴露・批判書」「悔い反省書」という四書を持って、黒小屋に入って来て、学習者らにサインするように強要する。たとえ学習者がサインしたとしても、問題は簡単に終わるわけではなく、いろいろな口頭質問を行なう。例えば「お前は空(天国)に飛んで行けるのか?」と質問され、既定の答えに合致しなければ手放さない。口頭面接の後、筆記試験もあり、警官が出題して、学習者に回答を書かせる。

 学習者は列に並んでトイレに行き、しかも監視されている。学習者の間ではトイレでの話は厳禁で、目つきで挨拶するのも厳禁である。こういう交流が一旦発見されると、監視者がすぐに近寄って来て、学習者の頭を別の方向に向けたり、手で学習者の目を遮ったりする。

 この刑務所では歯磨きと洗顔の時間は10分で、茶碗洗いは10分、シャーワーの時間は以前は13~15分だったが、短すぎたため現在は25~30分に変更された。学習者への監視者には詐欺犯や泥棒、麻薬販売者、汚職犯などの受刑者によって構成されている。もちろん、例外もある。ある人は自分の部署の上司の違法行為を密かに国家に報告したため、逆に自分が懲役12年の判決を下され、この刑務所に収監されて、現在も学習者の監視役になっている。普通の学習者は監視者1人に監視されているが、信条を固く堅持している学習者は何人かの監視者に監視されている。

 現在、黒竜江省女子刑務所第8監獄区に拘禁されている学習者たちは、筆者が知っているのは、懲役4年の判決を言い渡された鶏西市の鄭淑梅さん、懲役3年6カ月の判決を言い渡された元英語教師の大興安嶺の高淑英さん(50代)、懲役1年の判決を言い渡された鶏西市の張成花さん(70代)である。

 法輪功学習者たちは皆優しくて善良で、正直な性格であるが、理不尽なことに、ここに拘禁されて酷く迫害されている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/11/388443.html)
 
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