元武装警官の厖良さんが受けた迫害の目撃情報
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 【明慧日本2019年6月18日】河南省開封市の法輪功学習者・厖良さん(44歳男性)は、元武装警官であった。法輪功の修煉を放棄しないため、何度も中国共産党からの酷い迫害を受け、武装軍官から除籍され、労働教養を強いられ、実刑判決を下され、未だに河南省新密刑務所に収監されている。

 2018年末、新密刑務所から解放された学習者の話によると、厖さんは新密刑務所で残酷な迫害を受けているという。

 これまで厖さんは3回も実刑判決を言い渡され、収監された。厖さんは2016年に刑務所から解放された後、警備の仕事を始めた。ある同僚は表面で厖さんの修煉を理解していると言いながら、密かに警察に密告していた。そのため厖さんは再度不当に連行され、秘密裏に判決を言い渡された。今回の厖さんに対する実刑判決は、当局以外には誰も実情を知らなかった。

 厖さんが受けた迫害について、明慧ネットでは2013年に懲役3年の判決と2016年にまた迫害されたという報道が掲載されたが、2017年から厖さんが受けた迫害はまだ、報道されていない。

 河南許昌労働教養所で、厖さんが3回にわたって残酷な迫害を受けたことを筆者は目撃した。2004年のある日、工場の現場の入口で、教養所の複数の警官らが議論していた話を筆者は耳にした。厖さんの元部署のリーダーが厖さんを見舞いに来た時、厖さんが法輪功が受けている迫害の真相を、リーダーに伝えた様子を監視カメラに撮影されていたため、警官らは次回の迫害を企てたとのことである。結局、当日午後4時頃、現場のある受刑者が班長(受刑者)に「厖さんはなぜ出勤していないのか?」と質問した際、班長は「2本の縄で縛られたばかりで、出勤できるわけがないだろう」と答えた。元部署のリーダーが厖さんを見舞いに来たのは、厖さんの妻が、元部署へ厖さんが労働教養所でひどい拷問を受けたことを伝えたからだという。

酷刑演示:上绳
中国共産党による拷問:後ろ手にしばり上げる、縄の刑

 この事件の後、厖さんはまたしても何度も残忍な迫害を受けた。大隊長は厖さんがしっかり整列していないという口実で、激しく照りつける真昼の太陽の真下で、厖さんに整列の訓練をさせたり、訓練した後すぐに反省文を書くように強要した。また、他の隊長や警官らも同じ手口で厖さんへのひどい痛めつけを繰り返した。

 ある日、半製品に不正なことが発覚した。犯人は麻薬中毒者で二中隊長の親せきであることがわかった。最初、警官らは犯人に対して縄の刑をする予定であったが、あろう事か結局、それを厖さんに対する迫害に変更させたという。その日の午後、警官らはいきなり集合して会議を開き、半製品に不正をしたその麻薬中毒者の犯行をちょっと言及しただけで責任を追及せず、逆に厖さんを談話室に引っ張って行き、腹いせに「縄の刑」の拷問をした。厖さんの左腕が以前の拷問で障害を負って上がらないため、警官は厖さんの右腕を高く上げて縄をかけた。あまりにもしっかりと縄で縛ったため、縄が筋肉の中にまでめり込んでしまったという。筆者が目撃したのは、厖さんがスタンガンで電撃されて首がひどく火傷を負い、口からは泡をいっぱい吹き出し、殴られた顔は真赤になり、口の周辺は大量の血痕がついていた。

 労働教養所から解放された後、厖さんは身を隠すため、仕方なく放浪生活を余儀なくされた。筆者は厖さんの住むところへ行ったことがあるが、そこの学習者らの情報によると、厖さんはアパートに3カ月も住まないうちに、現地の610弁公室の人員らが捜しまわって嫌がらせをしたため、厖さんはまた仕方なく再度、放浪生活を始めたという。

 その後、厖さんは再度連行され、判決を言い渡され、未だに河南省新密刑務所に収監されている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/2/388177.html)
 
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