【明慧日本2019年4月22日】河南省新鄭市に住み、身体障害者で法輪功学習者の喬向陽さんは、法輪功の修煉を堅持しているため、警官らに「掃黒除悪」(政府が行ういわゆる犯罪組織撲滅活動)の罪名で連行された。そしてその後、新鄭市裁判所は不当にも懲役8年の実刑判決を言い渡した。現在、喬さんはこの判決を不服として、鄭州市地方裁判所に控訴した。
喬さんは新鄭市龍湖鎮沙窩李村に在住していたが、2018年9月17日の午後、新鄭市の警察官らは「掃黒除悪」の罪名で喬さんを連行し、家宅捜索を行ない、喬さん宅から私物を押収した。話によると、当時、喬さんの家に押し入り、連行を実施したのは新鄭市の警官らと龍湖鎮役所の職員だったという。
喬さんを罪に陥れたこの案件は、ずっと裏工作をされていたという。喬さんは訴えられたいかなる罪名も認めないため、新鄭市政治法律委員会、610弁公室は恐喝や騙しなどの手段を使い、さらに、軽く判決を下すことをエサにして、喬さんの妻に罪名を認めさせようとした。また、喬さんは連行されてから、ずっと新鄭市留置場に拘禁されたままでいる。
2018年12月29日、新鄭市裁判所は喬さんに懲役8年の実刑判決を言い渡した。裁判長を務めた高魁原は新鄭市裁判所研究室の副主任で、書記と検察側は臨時代行者であった。
喬さんおよび家族はこの判決を不服として、鄭州市地方裁判所に控訴した。
その他にも、新鄭市の75歳の法輪功学習者・張丙営さんは、2016年8月11日に龍湖鎮派出所に連行され、家宅捜索を受けた。その後、新鄭市留置場に移送され、拘禁された。その間、家族は何度も面会に行ったが、全て門前払いされた。そして、2017年3月になって、家族はやっと張さんが2016年11月、秘密裏に懲役2年の実刑判決を言い渡され、新密刑務所に移送されたことを知ったという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)