河南省光山県の学習者2人、上訴したが原審維持の判決
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 【明慧日本2018年4月18日】河南省信陽市光山(こうざん)県の法輪功学習者・何遠朗さん(44)と簡学富さん(48)は2017年12月15日、それぞれ懲役5年と懲役4年6カ月の判決を言い渡された。その後、何さんと簡さんの2人は共に判決を不服とし、上訴した。2018年3月9日午前、信陽市中級裁判所の裁判官2人は、光山県留置場に行き、何さんと簡さんに「原審維持」を宣告した。

 信陽市中級裁判所は法律を無視し、再調査を行わず、いわゆる証拠の検証もせず、家族にも弁護士にも通知せずに裁判を行い「原審維持」という結果を出した。

 何さんは以前、重い胃病を患って治療する費用もなく、危篤状態に陥ったが、そのとき、幸運にも法輪功に出会って学び、奇跡的に胃病が完治した。しかし、中国共産党当局は法輪功への迫害を1999年7.20から開始した。それ以降も何さんは法輪功を学び続けたため、連行・拘禁迫害を繰り返され、7年間も拘禁された。

 簡さんは高校の教師だった。簡さんはかつて、肝臓腹水になっていて、いろいろな治療をしてみたが、効果がなかった。1999年春、簡さんは法輪功を学び始め、しばらくして健康を取り戻した。しかし、簡さんは2000年に法輪功は無実であることを陳情するために北京へに行ったが、連行されて懲役4年の実刑判決を下され、給料の支給を停止され、公職も不当に解雇された。そして2008年9月、簡さんは当局に放浪生活を強いられた法輪功学習者の親子を泊めたため連行され、懲役6年の判決を受けて刑務所に拘禁された。

 2017年3月22日、簡さん、何さん、曾昭斌さん、李家志さんの4人は光山県公安局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と紫水派出所の警官らに連行され、拘留所に15日間拘禁された。4月6日、警官は李さんを解放し帰宅させた。留置場に拘禁された簡さん、何さん、曾さんは県の留置場に移送された。留置場で曾さんは殴打され重傷を負った。曾さんの家族がお金を払ったため、5月21日に曾さんは仮釈放された。

 2017年7月、光山県検察院は簡さんと何さんの案件を県公安局に差し戻した。弁護士2人も県610弁公室、国保大隊に何さんと簡さんを起訴しないようにという意見書を提出したが、拒否された。その後、警官は何さんと簡さんに罪をきせるための証拠を集め続けた。

 そして、光山県裁判所は2017年10月20日と11月6日、簡さんと何さんに対して2回、不当な裁判を開廷した。法廷で弁護士2人は法律と道徳の角度から分析し、2人の無罪を主張した。

 弁護士は「裁判官に聞きたいのですが、みなさんは毎年多くの案件に触れています。その中に詐欺、強盗、スリ、風俗犯罪、ギャンブル、腐敗官僚などの案件に、法輪功学習者がいましたか? いなかったでしょう! 光山県にも、全国にもいなかったのです。法輪功は佛家の修煉法で、学習者たちは「真・善・忍」の教えを基準に自分を律しています。法輪功は国にとっても国民にとっても害は一つもないのです。もし、人々がみんな真・善・忍の理念で行動すれば、きっと社会の調和と平穏をもたらします」と話した。

 最後に弁護士は、「我が国の『憲法』、『刑法』、『刑訟法』などの法律に基づき、当事者が法輪功を学ぶことが法律にも、法規にも違反しておらず、法律に守られるべきです。当事者2人に無罪開放の判決を下してください」と話した。

 しかし、裁判所は610弁公室に操られて、2017年12月15日、何さんに懲役5年と罰金1万元、簡さんに懲役4年6カ月と罰金1万元の判決を下した。

 2人は判決を不服とし、中級裁判所に上訴した。2人の家族も関係部門に足を運び、2人の無罪解放を訴えた。しかし、中級裁判所に「原審維持」の結果を出されてしまったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/4/4/363718.html)
 
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