刑務所の迫害で鄭現金さんは気管切開され生命維持
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 【明慧日本2019年1月17日】河南省淮陽(わいよう)県の法輪功学習者・鄭現金さんは2016年7月、妻・王好梅さんと共に警官により連行された。夫妻にとって、5回目の連行だった。その後、夫妻はともに懲役5年の実刑判決を宣告された。同省新密刑務所に拘禁された鄭さんは、刑務所の迫害で命が危険に晒された。生命を維持するため、鄭さんは気管を切開され、チューブを挿入された。

 鄭さんは淮陽県鲁台鎮の出身で、かつては成功した実業家で、河南省でも非常に有名人になった。鄭さんは法輪功を学んでから「真・善・忍」の教えに従って自分を律し、悪い習慣を捨てて、心身ともに恩恵を受けた。道徳が向上した鄭さんは業界でも好評を博した。

 しかし、1999年7.20、中国共産党が法輪功への迫害を開始した。その直後、鄭さん夫妻は北京へ行って、法輪功は無実であると陳情したが、連行され、拘留され、罰金を科せられた。

 2001年、鄭さん夫妻は鲁台派出所の警官により家宅捜索を受け、留置場まで連行された。8カ月間拘禁された上に、所持していた500元を強請り取られてから、解放された。

 2002年の春、鄭さんは人に法輪功が迫害されている真実を話したため、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報されて連行された。留置場で鄭さんは断食をして迫害に抗議した。4カ月間拘禁された鄭さんは、警官に持っていた500元をゆすり取られてから、解放された。

 2003年2月7日(旧暦)、鄭さんはまた連行された。拘留所で鄭さんは警官に縄で縛られて、殴打された。その後、鄭さんは労働教養処分2年を下された。

 鄭さんが労働教養所にいる間、自宅を何度も家宅捜索された。妻・王さんも数回にわたって、連行された。鄭さんが教養所から出た時には、警官らによって繰り返し家宅捜索をされたため、私財が殆どなくなり、借家で生活するしかなかった。

 2008年5月5日、鄭さんは周口市で買い物をしたとき、同市公安局閘北支局の警官に身分証明書を調べるとの口実で連行された。翌日の夜11時前、警官は壁をよじ登って、鄭さん夫妻が借りている家を家宅捜索した。その後、鄭さんは懲役8年の実刑判決を宣告され、2008年10月23日に河南省新密刑務所に送られた。

 2016年7月3日、携帯電話を盗聴された鄭さん夫妻は警官により連行された。

 同年12月22日、夫妻は数人の学習者と共に、淮陽県城西関裁判所で不当に開廷された。懲役5年を宣告された鄭さん夫妻は、刑務所に拘禁された。

 2018年、迫害で健康状態が悪化した鄭さんは、生命維持のために気管を切開されて、チューブを挿入された。

 現在、鄭さんは仮釈放されて帰宅したが、妻・王さんは新郷女子刑務所に拘禁されているため、世話をしてくれる人がおらず、とても困難で苦しい日々を送っている。

 共産党当局は、鄭さん夫妻に繰り返し迫害を加えただけではなく、鄭さんの子供達までも殴打した。そのため、ショックを受けた鄭さんの母親は、倒れて死亡したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/1/11/380256.html)
 
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