10日間拘禁された尚秀君さん 帰宅後40日目に死亡
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 【明慧日本2018年12月15日】河北省秦皇島海港区の石門寨鎮に在住の法輪功学習者・尚秀君さん(50歳前後女性)、高興太さん(65歳男性)、李桂杉さん(75歳女性)、宋賀珍さん(70代女性)の4人は2018年4月27日、一緒に法輪功の書籍の『轉法輪』を読んでいたとき、石門寨派出所の警官ら二十数人によって連行された。

 その後、尚さんは不当な拘禁や迫害と高額な恐喝の圧力を受けて激ヤセし、その上に脳梗塞や脳出血を突然に発症してしまい、6月17日に死亡した。

 高さんと李さんは居住場所をいつも監視され、嫌がらせをされて騒がされた。

 2018年4月27日午後1時半、尚さん、高さん、李さん、宋さんの4人の学習者は、高さんの家で法輪功の書籍を読んでいる際に、派出所の警官ら二十数人に突然、家を不当に侵入された。警官らは高さんの家の部屋や庭にもいっぱいなった。警官は高さんの家の強制捜索を行い、法輪功書籍、法輪功の資料を押収して、4人の学習者を派出所に連行した。

 夜8時過ぎ、尚さん、高さん、李さんの3人は公安病院に連れられ、身体検査を受けさせられた。高さんの血圧が233mmHg、李さんの血圧は180mmHgの高血圧の状態になった。尚さんは検査で健康だった。

 身体検査後、3人とも派出所に戻された。その後、尚さんは秦皇島第二留置場に送られ、高さんと李さんは秦皇島第一留置場に送られた。

 第一留置場側は高さんと李さんが高血圧のため、2人の入所を断った。仕方がなく、派出所の警官は2人を派出所に連れ戻した。その後、警官は高さんと李さんを別々に「居住監視の通知書」を渡して、2人を夜中に解放した。

 身体検査で健康だった尚さんは留置場に拘禁されたが、5月7日に解放された。しかし、たったの10日間で10キロも痩せてしまった。心身ともに苦しめられた尚さんは腰痛や全身に力が入らず、食欲がないなどの症状が現れた。

 中国共産党が法輪功を迫害してから、尚さんは数回も連行されて、拘禁され、ひどい迫害を加えられた。今回、尚さんが連行されてから、家族は尚さんの拘禁を免れるようにと派出所の警官らに1万元を渡した。しかし、尚さんは拘禁された。

 1万元は普通の農民にとっては大金である。大きな圧力の下で尚さんの体が悪化してしまい、脳梗塞や脳出血を発症した。6月10日、秦皇島人民病院で検査を受けた尚さんは、6月17日にこの世を去った。

 高さんと李さんは帰宅したが、派出所の警官らにより絶えず家まで来て騒がせられた。2人の案件は現在、検察庁に渡された。

 2018年8月20日午前9時過ぎ、派出所の警官らは李さんの自宅に行き、李さんを連行しようとした。李さんは当時下着しか着ておらず、服を着ることを要求したが許されなかった。派出所に連行された李さんは陥れられた記録を認めず、署名しなかった。しかし、法律をよく知っている派出所の警官はなんと、警官自らその記録に李さんの名前を書いた。

 それから、8月23日、9月3日、派出所の警官らは高さんと李さんを海港区検察庁に連行した。

 10月26日、警官らは高さんと李さんを昌黎県検察に連行した。

 11月22日、昌黎県検察庁の人員が「4月27日の事件」という理由をつけて、再度、高さんと李さんを石門寨派出所に連行したという。

 法輪功への迫害を開始してから20年近くになるが、なぜ、学習者たちが法輪功を堅持しているのだろうか? 李さんの例を挙げてみることにする。

 李さんは2003年から、法輪功を学び始めた。以前、李さんは結腸癌を患って、6回の化学療法を受けた。その1回目から、李さんの髪の毛が抜けてしまった。当時、次回の化学療法を待っていた李さんは人に支えられないと歩けず、たった数歩歩くだけでも疲れてしまい、お椀を持つ力さえなくなってしまったという。そして、李さんは煉瓦を火のそばに置き、熱くなってから布で包んで腰に当てたりして、痛みを少しでも和らげようとしたという。もう生きる希望がなくなった李さんは、死んだ後の服まで自らの手で用意し、死を覚悟したという。

 しかし、ある法輪功学習者が李さんに法輪功を紹介した。縁があって、李さんは法輪功の書籍を熱心に読んでいると、言葉では言い表せないほど良い気持ちになったという。それからというもの李さんは本を読み続け、煉功も欠かさずし、徐々に力が出てきてなんと髪の毛までも生えてきたという。

 李さんは法輪功の修煉をするようになってから瀕死の状態から救われ元気になり、それ以来、法輪功を学び続けてきたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/12/1/377907.html)
 
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