【明慧日本2018年11月24日】河南省焦作(しょうさく)市の法輪功学習者・許玉盤さん(女性)は法輪功迫害を引き起こした中国の元国家主席・江沢民を告訴したため、2015年12月3日、警官により不当に連行された。その後、許さんは懲役3年の実刑判決を宣告され、同省の新郷女子刑務所に拘禁された。許さんは刑務所で残忍な迫害を受け続けた末に、危篤状態になり、仮釈放されたが、2018年10月17日に死亡した。享年69歳であった。
2007年、重病を患っていた許さんは、法輪功を学んで健康を取り戻した。それから、許さんは法輪功の信仰を堅持し、真・善・忍の教えに従って自分を律した。より良い人になるように努力していた許さんは周りの人に好かれていた。
2014年2月19日(旧暦)、許さんは法輪功の資料を配ったため、中国共産党当局の警官らにより家宅捜索を受けて連行され、拘留された。
2015年12月3日、江沢民を告訴した許さんは焦作市定禾派出所の警官ら2人により連行され、その後、懲役3年の実刑判決を宣告されて、新郷女子刑務所に送られた。
同施設内は表面的に見ればきれいで、庭や建物があるが、裏では悪事ばかりを行っている。この刑務所で数人の法輪功学習者たちが迫害により死亡している。警官らは嘘や暴力、脅迫などのひどい手口で、拘禁している学習者を「転向」させた。数多くの学習者たちが拷問によって精神異常者になったという。許さんも例外ではなく、刑務所で1年間ひどく迫害されて極度に痩せ細り、危篤状態になって入院した。検査の結果は癌であった。
それで、家族は許さんの死を覚悟し、死後の準備をして許さんを家に迎えた。しかし、帰宅した許さんは日に日に元気になり、1カ月後には歩けるようになった。不思議に思った親戚や近隣の人達は絶えず、許さんの様子を見に行った。
しかし、元気になった許さんのことを中国共産党当局に知られたため、許さんは毎日、街道弁事所に顔を出すように要求された。そして祝日になると当局の人員が許さん宅にやって来て、騒いだり脅迫したりして、許さんを困らせた。また、買い物に行く時にさえも尾行された。監視や脅迫によって許さんは圧力を感じ、次第に精神状態が不安定になり怖くて出かけることもできず、夜になると悪夢ばかりを見て、とうとう倒れてしまった。
そして、許さんは無念な思いを晴らせないまま、2018年10月17日に死亡したという。