【明慧日本2018年10月19日】(黒龍江省=明慧記者)黒龍江省チチハル市の法輪功学習者・王宇東さん(46歳男性)は二審で、チチハル市地方裁判所で不当に懲役3年の実刑判決を宣告された。2018年3月1日、泰来刑務所に移送されて、その後、チチハル市馮屯刑務所へ移送され、ここで酷い迫害を受け続けたため、現在脳梗塞や心房細動、左手麻痺、目は物が見えない状態になった。
そこでやっと王さんは、チチハル市付属第二病院に入院することになった。司法機関車両番号DD092の車が3号棟の出入口前に止まった。その車の後部に箱が置かれ、箱の中には鉄のかごが置かれていた。
数人の警官らと1人の刑事犯が、王さんの座っている車椅子を取り囲んだ。王さんは目を閉じたり、たまに目を開けたりした。警官らが上の階から運んできた白い荷物を車に投げ入れて、王さんを車に引きずり込んで乗せ、ドアを閉めて走り去った。
10月10日午前、危篤状態の王さんを見舞うため、王さんの80歳になる母親と10カ月の赤ちゃんを抱きかかえた妻が、チチハル市刑務所に行って、刑務所の所長に面会を要求した。
10月15日午後、王さんの家族はチチハル市刑務所に手配されたハルピン市刑務所管理局中央病院に入院中の王さんを見舞った。王さんは優秀な調理師で、国家2級中国将棋審判員でもあり、また、一生懸命仕事をしていたので、表彰されたことがあった。そして近隣住民からは誠実で善良な人だと評価されている。
2001年、王さんが法輪功をやっているという理由だけで、懲役5年の実刑判決を宣告された。しかし、刑期が軽すぎると上層部に指摘され、刑期が延長されて、懲役10年の実刑判決を宣告された。
2011年刑期が満了となり、王さんはようやく家に帰れた。判決を宣告された当時、王さんは28歳すぎであったが、刑期満了の時はすでに38歳であった。
2017年3月21日、王宇東さんが妻と一緒に友人(法輪功学習者)の家を訪問した時、廊下に王さん夫婦が居たため、その友人が警官らに連行される際に、王さんも再び連行された。
2017年12月14日午前9時30分、チチハル市龍沙裁判所は王宇東さんに対して開廷した。二審のチチハル市地方裁判所において、懲役3年の実刑判決を宣告された。
王宇東さんの迫害についての詳細は、明慧ネット2018年3月20日「懲役10年を受けた王宇東さん 再び懲役3年の実刑判決」を参照のこと。