湖南省岳陽市の王岳来さんは迫害により死亡
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 【明慧日本2018年9月30日】湖南省岳陽(がくよう)市の法輪功学習者・王岳来さんは、2008年から法輪功を学び始め、心身ともに健康になった。王さんは中国共産党が言う法輪功への誹謗中傷を信じ、騙された人々に法輪功の真実を伝えたため、裁判所で懲役5年6カ月の実刑判決を宣告された。刑務所に収容された王さんは朱州攸県網嶺刑務所の迫害より、2018年8月31日に死亡した。享年55歳であった。

 刑務所から2回目に王さんの危篤通知を受けたとき、家族は刑務所側に王さんの刑務所以外の治療を望み、王さんの帰宅を要求した。そのため、刑務所側は王さんに「三書」にサインを強いた。弱っている王さんは力を絞って、「法輪功の真相を伝えるのは犯罪行為ではありません。真・善・忍の基準で自分を要求したことは何も間違っていません」と話し、サインを拒んだ。そのため、刑務所側は王さんの健康状態を無視し、王さんの刑務所以外で治療することを拒否した。

'王岳来'
王岳来さん

 王さんは1962年12月9日生まれで、岳陽県栄家湾に在住していた。王さんは病気を治すため、2008年から法輪功を学び始めた。以前、中国共産党の無神論に洗脳されていた王さんは、生きる意味がわからず、賭博、喫煙・飲酒、喧嘩などの悪習を身につけた。それで、健康状態が悪くなり、胃癌などの病気を患い、いろいろな治療をしても効果がなく、短気になり、とても苦しんでいた。しかし、法輪功を学んで、王さんは健康を取り戻し、優しい性格に変わり、家族や近所とも良い関係を築いた。

 法輪功の恩恵を受け、王さんはより多くの人に法輪功の素晴らしさを知らせようと、法輪功の真相を伝え続けた。2013年10月11日、王さんは法輪功の資料を人に送ったのが原因で、夜中の2時に、岳陽県派出所の警官に連行された。その後、王さんは起訴され、不当な開廷をされて数カ月間拘禁された。2014年4月、王さんは岳陽県公安局の警官に同県栄家湾秀花園洗脳班に送られた。

 法輪功の信仰を堅持していた王さんは、2014年10月24日、同県裁判所に懲役3年、執行猶予5年の判決を宣告された。

 2017年前半、王さんは末期の胃癌の症状が現れて、1カ月あまり食べては吐くという症状が続いた。しかし、法輪功を固く信じて学び続け、2カ月後に回復した。法輪功の奇跡が再度、王さんの身に起きた。

 2018年1月24日、王さんは他の法輪功学習者と一緒に法輪功の書籍を読んでいるとき、突然、警官が侵入してきて、王さんを含む17人の学習者を連行した。

 王さんは1月26日、刑事拘留され、2月20日に逮捕令状を出された。2018年3月21日、検察庁が王さんと他の学習者3人を起訴した。

 2018年4月10日、岳陽県裁判所は王さんに懲役3年の実刑判決と5000元の罰金刑を言い渡した。この際に、前の判決の執行猶予5年を取り消され、併せて懲役5年6カ月の刑期になった。

 5月14日、王さんは湖南省津市刑務所に収容され、1カ月後に網嶺刑務所に移送された。

 たった3カ月で、王さんは網嶺刑務所の迫害により危篤状態に陥って、病院に救急搬送され、三度も危篤との通知が下された。当時、王さんは頭さえ挙げられず、話すことすらできなくなり、命の危機に陥っていたが無視され、警官4人と受刑者2人にずっと監視された。

 そして、2018年8月31日、王さんは冤罪の晴れないまま、亡くなったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/9/12/373702.html)
 
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