山東勝利油田の学習者5人 未だ解放されず
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 【明慧日本2019年7月1日】(山東=明慧記者)山東省東営市勝利油田の中国共産党の法曹部門の関係者らは、2018年から現在に至るまで、会社のマネージャー、研究所の技師、病院の元看護師、漢方医、油田技術者などの社会的エリートを含めて、21人の法輪功学習者たちを連行した。

 現在、法輪功学習者・郭樹森さん、高宏偉さん、張愛麗さん、王子明さん、商兆香さんの5人が、依然として拘禁されたままでいる。

 法輪功を学んだ東営市民は 恩恵を受ける

 山東省東営市は渤海に隣接し、黄河の河口に位置している。60年代から、東営市は石油を生産する肥沃な土地であると知られ、有名な勝利油田を設立した。

 1994年2月、法輪功の講習会が東営市で開催され、法輪功の創始者・李洪志先生は自ら法輪功を東営市民に伝えた。現地の人々は「真・善・忍」に基づいた法輪功を体験して、心身ともに健康になり、計り知れない恩恵を受けて人から人へと自然に、法輪功は黄河デルタ一帯の隅々まで広まり伝わっていった。

 多くの知識者を含めて法輪功学習者たちは身体や精神状態だけでなく、家庭内あるいは仕事場まで、すべてにおいて受益し、巨大な変化をもたらした。

 善良な国民が弾圧される

 1999年7.20から、江沢民は残酷に法輪功を迫害した。迫害する政権の下で、積極的に法輪功の迫害に参与する者らは、みな抜擢され重用された。勝利油田は周永康らの「石油派閥組織」の私腹を肥やす根幹となり、高層から下まで各層の腐敗者の「資金源」になった。

 権力と金銭に刺激されて迫害の当初から、勝利油田地区の関係者らは、一生懸命に迫害の政策を実施してきた。

 そのため、多くの科学技術者や人材、主流社会のエリートたちは拘禁され、労働教養を強いられ、判決を言い渡された。さらに職場から除名され、監視され、嫌がらせを受けた。洗脳班に送られた学習者の延べ人数だけでも1000人近くに達し、11人が迫害により致死され、1人が行方不明になり、200人以上が労働教養を強いられ、その上、不当な実刑判決までも多くの人が宣告された。

 また、少なくとも6人の法輪功学習者が精神病院に監禁され、中枢神経を破壊する薬物により迫害され、スタンガンで電気ショックを加えられた。今なお、勝利油田では2カ所の洗脳班があり、それは「集輸洗脳班」と「勝采洗脳班」で運営されており、毎年巨額な資金が流入され、維持・管理されているという。

'集输洗脑班'
集輸洗脳班

 姉の夏徳雲さん、妹の夏徳珍さん夫婦2組が連行される

 2018年4月21日、王志安さん、夏徳雲さん姉夫婦と夏徳珍さん、郭樹森さん妹夫婦は、東営南駅で東北地方に帰る両親の見送りの際に、同駅の安全検査で警官に引き止められ、身体検査をされた。警官は郭さんが所持していたUSBメモリーを押収し、その場で4人一緒に連行した。

 そして、濱海公安局基地支局と濱東支局の警官らは、それぞれの家に行き家宅捜索を行なった。4人の学習者は断食して迫害に抗議したため、勝利病院まで連行された。

 夏徳雲さんは勝利油田地質研究所の技師であり、給料の一部だけを支給され、退職させられた。徳雲さんの夫・王志安さんは天然ガス調査管理センターの高級地質専門家であり、迫害される前までは油田開発の上層部の幹部であった。

 郭樹森さんは、油田勝大グループの技術者である。彼らは自分の信念を堅持し続け、道徳水準が高く、まさに国の宝である。

 2018年6月5日、王志安さん、夏徳珍さん姉夫婦は帰宅した。妹の夏徳雲さんは懲役1年の実刑判決を言い渡され、2019年5月27日に解放された。郭樹森さんは2019年4月12日に裁判を受けたが、未だに拘禁されている。

 十数人の法輪功学習者が、同じ日に連行される

 2018年11月24日、東営市では集団連行事件が発生した。その日に連行された法輪功学習者・高宏偉さん、張愛麗さん、王子明さん、商兆香さんの4人は、今なお拘禁されている。

 高宏偉さんは東営市のある浄水器会社のマネージャーである。高さんの妻・安亜君さんは漢方医で、診療中に警官らにより連行され、家宅捜索を受けた。その後、安亜君さんは解放されたが、常時、監視されているという。

'高宏伟'
高宏偉さん

 張愛麗さん(65)は、勝利油田中央病院の元看護師でそこを退職し、自宅で法輪功の資料を作成していた時に、警官らに連行され、現在、東営市留置場に拘禁されている。

'张爱丽'
張愛麗さん

 商兆香さん(50歳前後)は迫害される前に、夫の劉明国さんと一緒にクリーニング店を経営していたが、迫害を受けたため仕方なく店を閉鎖した。現在、商さんの夫は離れた土地で工事現場のアルバイトをしており、早く出勤して遅く退勤し、大変な日々を送っているという。

'商兆香'
商兆香さん

 王子明さんは、地方から来ている素朴で楽観的な学習者で、アルバイトで生活を維持していた。

'王子明'
王子明さん

 年配者の学習者は刑務所に拘禁され、ハンサムな若者は迫害により死亡

 勝利油田採油工場の元従業員で退職した法輪功学習者・朱恒徳さん(70)は、2018年10月25日、懲役3年の実刑判決を下され、現在、山東省刑務所に拘禁されている。

 また、勝利油田集輸工場の元職員の石強さんは、数年来ずっと各種の形式の迫害を受けていた。2年の冤罪と1カ月の洗脳による迫害を経験した石さんは、心身ともに脅威的なダメージを受けて、2019年5月17日、46歳の若さで尊い命を奪い去られた。

'石强生前照'
 石強さんの生前写真   

'石强被迫害后照片'
迫害を受けた後の石強さん

 海外からも迫害をやめ、直ちに解放するように声援を送る

 法輪功迫害の真相が国際社会に知られている今日では、海外の法輪功学習者たちは、各種の形で中国国内の法輪功学習者たちを支援するために、拘禁されている学習者たちを直ちに解放するように、機会あるたびに強く呼びかけている。2019年5月16日、米国のニューヨークで法輪大法デーの1万人パレードが行なわれた時も、拘禁されている山東勝利油田の善良な学習者たちを、直ちに解放するように呼びかけた。

'来自山东东营胜利油田的法轮功学员要求中共立刻释放当地法轮功学员。(2019年5月16日,法轮大法日,万人大游行,美国纽约。)'
山東勝利油田の学習者の解放を強く呼びかける海外の学習者

 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/8/388428.html)
 
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