【明慧日本2019年11月25日】(湖北=明慧記者)湖北省鍾祥市(しょうしょう-し)の法輪功学習者・王権さんは2019年11月6日、懲役2年の実刑判決を宣告された。
王さんは2005年6月26日の夜7時過ぎに、外に出て法輪功迫害の真相を人々に伝えた時、広東省管轄区域の警官らにより連行され、留置場に拘禁されたことがある。
その時、王さんが勤めていた鉄道会社の張工場長は、王さんのノートパソコン1台、デスクトップパソコン1台、プリンターと王さんの給料を張個人のポケットの中に入れ、自分のものにした。
2018年1月9日午前10時半頃、王さんは武漢市万福林区の借家で、鍾祥市610弁公室の人員と武漢白沙洲派出所の警官らに連行され、武漢市武昌区青凌留置場に拘禁された。事情を知っている人は紆余曲折を経て、半月後、王さんの家族との連絡が取れたので、家族は直ちに弁護士に依頼した。弁護士は2018年2月1日、青凌留置場に行って王さんと面会した後、白沙洲派出所に駆けつけ、保証人を立てて審問を待つという「意見書」を手渡した。
同年2月5日、王さんの病気で高齢の父親と兄は、遠く離れている辺鄙な農村から白沙洲派出所に駆けつけて、王さんの解放と押収された財物の返還を求めた。派出所側は理に欠けていると感じ、財布と身分証だけを返してくれた。熊という女性警官は、「王権はあちこちに手紙を出している。本案件の公文書はそろそろ検察庁に引き渡す」と言った。家族はまた青凌留置場に行って面会を求めたが、許可されなかった。
2018年3月5日前に、白沙洲派出所は王さんの案件の公文書を武昌区検察庁に渡し、武昌区検察庁は武昌区裁判所に起訴状を出し、起訴した。2018年9月24日前に、武昌区裁判所は証拠不足のため王さんの案件を武昌区検察庁に差し戻したが、武昌区検察庁と白沙洲派出所側は王さんを解放せず、期限を超過したにも関わらず、拘禁し続けた。期間中、王さんの父親は息子の安否を心配するあまり病状が悪化し、2019年5月19日、悲しみ憤る中で亡くなった。臨終の際でも、息子に会うことができなかった。
2019年11月6日午前9時半、武昌区裁判所は王さんに対して裁判を行ない、法廷で弁護士は根拠に基づき、無罪であると強く弁護をしたが、当日に判決は出なかった。11月15日になって、やっと裁判官は王さんに懲役2年の実刑判決を宣告したことを、弁護士に知らせた。
王さんの家族は毎日、王さんの帰りを待っている。国際人権組織の関係者の方々と各界の正義のある人達に、王権さんの件についてもっと高い関心を持って頂き、武昌区裁判所に直ちに、王さんを解放するよう促して頂くよう願っている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)