湖北の祝雪英さん秘密裏に開廷され 夫は法廷から追放
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 【明慧日本2019年11月5日】(湖北省=明慧記者)法輪功学習者・祝雪英さん(60代女性)は、2019年10月18日午前、湖北省赤壁市裁判所において不当に開廷された。家族は開廷の通知を知らずに、祝さんの夫が情報を入手して、裁判所に詰めかけた。しかし、妻の祝雪英さんに「祝さん」とひと言挨拶しただけで、「裁判所の秩序を攪乱した」という理由で、法廷から追い出された。

 祝雪英さんが不当に3カ月あまり拘束されている間、家族との面会は許可されず、その上、年金の受給までも停止された。祝雪英さんが警察署から留置所に移送され、さらに留置所から拘置所に移送されたことも、裁判が開廷されるまではすべて秘密裏に行なわれ、家族には全く知らされなかった。

 2019年6月26日、祝雪英さんは法輪功学習者・李四保さん(60代女性と一緒に法輪功迫害の真相を伝えている時に、赤壁市公安局警察の警官らに連行され、2人は不当に赤壁市留置場に拘束された。2人はそれぞれ自宅の家宅捜索を受け、ドアに貼ってある「対聯」(※)や他の私物品までも押収された。

 7月10日、祝雪英さんは赤壁市留置場から赤壁市拘置所に移送され拘束された。7月11日、李四保さんは解放された。

 10月18日午前、祝雪英さんは赤壁市裁判所において不当に開廷された。8月に裁判所が開廷されるために弁護士を指定していたが、家族には何の通知もなかった。

 情報によれば9月17日午前、法輪功学習者・蘇亜明さんの自宅へ赤壁市公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の曹鹏程らがひきいる十数人の警官らが押し入り、法輪功の本が押収された。警官らは2階に4人、1階に数人に分かれてすべての部屋を家宅捜索し、部屋の中が非常に散らかされた。蘇亜明さんの両足が粉砕骨折をして歩けないため、連行されなかったが、訴状が受理され立件された。

 ※「対聯」(ついれん)とは、門の両脇などに対句を記したものを言う。 中国の伝統的な建物の装飾のひとつであり、慶弔時に一時的に貼るものと、恒常的に掲示するものがある。 

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/10/21/394837.html)
 
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