【明慧日本2019年10月11日】法輪功学習者・韓紅霞さんは、2016年10月に吉林白城市留置場に入れられた。収容された頃は、韓さんはまだ健康で風を切るようにして歩いていたが、留置場でわずか5カ月間拘禁された後に、残虐な拷問を受け、迫害により死亡した。
韓紅霞さん |
留置場に収容された翌日から、韓さんは毎日手錠をかけられて尋問され、転向を強要された。他の人に対しての迫害に協力しなかった韓さんは、常に大声で叱責され、口汚く罵られた。
ある日、尋問された韓さんは監房に戻ると、顔が非常に赤くなり、体が揺らいで倒れそうになった。同部屋の16人は全員韓さんの様子を目撃して驚いた。韓さんはよろよろと一歩一歩、ゆっくりと歩き、やっとベッドに着くと即座に倒れた。それからは立ち上がれなかった。留置場の警官や医者は韓さんに薬を無理やり飲ませた。何の薬か分からないが、数日後、韓さんは息が絶え絶えになった。留置場内で死んでほしくなかった留置場側の警官らは、仕方なく韓さんを長春刑務所病院に搬送した。
2017年3月8日、家族は韓さんが危篤だとの知らせを受けた。診断では、韓さんは肺感染症で、積水しており、最終的に肺が機能しなくなったのだと言われた。無理やり飲ませ、注ぎ込まれた薬のせいではなのか? とうとう3月10日、韓さんは帰らぬ人となった。
その後、留置場のある警官は「法輪功の者なら死んでもかまわない」と得意げに言った。あの警官が言った通り、韓さんに直接に迫害を加えた関係者らで責任を追及された者は誰一人いなかった。
2017年10月、法輪功学習者・王鴻彦さん(50歳前後)は連行されて、白城留置場に収容された。
その日、気温はマイナスで、留置場の所長の指示の下で監房の最も悪辣な受刑者の2人は「また法輪功学習者が来たが、あいつに何かやろうか」と互いに結託して、王さんに近寄って来た。そこですぐに、平手打ちを食らわし、しばらくの間暴力をふるった。そして、冷たい水を頭上から王さんにかけ、何度も繰り返した。厳寒の冬なので、王さんは全身を震わして上下の歯がカチカチと鳴った。それでも終わらず、顔色が青黒くなった王さんを壁に向けて立たせ、寝ることを許さず不眠を強要した
拷問のイメージ図:厳寒の真冬に、外で冷水を頭からかける |
その後、王さんは懲役4年の実刑判決を下された。