武漢市の78歳の汪文清さん 不当な起訴に直面
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 【明慧日本2020年1月7日】湖北省武漢市の法輪功学習者・汪文清さん(78)宅に、武漢市黄陂区姚集派出所の警官らは2019年11月22日に、突然押し入り、事前に作成しておいた「記録書」にサインを強いてた。そして、それを証拠にして汪文清さんを起訴することを企んだ。しかし、汪さんはサインを拒んだ。

 汪さんは武漢市黄陂区姚集街汪家湾に在住し、法輪功を学んでいるという理由だけで、数回も当局に騒がされ、連行され、家宅捜索を受け、拘留されるなどの迫害を加えられた。2018年1月から2019年1月までの1年の間だけでも、汪さんは3回も警官らに騒がさせられ、2回も連行された。

 2019年1月に連行され、取り調べを受けた汪さん

 汪さんの配偶者は亡くなってからまだ数カ月も経っておらず、一家はまだ悲しんでいた。しかし、2019年1月11日午前9時、黄陂区公安分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)のリーダーは姚集街派出所の数人の警官らを率いて、汪さんの家にいきなり侵入し、家宅捜索を始めた。その直後に、汪さんはパトカーに押し込まれた。

 姚集街派出所に連行された汪さんは尋問をされ、その記録を取られた後、黄陂区人民病院に連れて行かれた。そこで、汪さんは身体検査を受けさせられ、採血された。その際に、汪さんの血圧は190㎜Hgになっていた。

 しかし危険な高血圧症にも関わらず、汪さんは黄陂区八里拘留所に送られた。拘留所側が汪さんは高齢だし、高血圧症もあるとみて入所を断った。そこで、警官は電話で家族に連絡し、汪さんを帰宅させた。

 汪さんを起訴するように、警官らは事前に企む

 昨年の5月から11月まで、警官らは少なくとも4回も汪さんの家にやって来て、騒がした。警官らは汪さんの家にある法輪功の書籍や、法輪功の創始者の写真、『明慧週刊』などを押収した。警官はいわゆる「証拠」を集め、汪さんに罪を被せ、起訴するためだった。

 そして、2019年11月22日午前、3人の警官は汪さんの家に来て、事前に作っておいた「記録書」を差し出し、汪さんに署名するように要求した。汪さんが「これは何ですか」と聞くと、警官は「お前を起訴する書類だ。署名しなさい」と言った。しかし、汪さんはそれを断り、署名しなかった。

 80歳近い年配者が「真・善・忍」に従って自分に要求し、より良い人になる努力をしていただけで、どんな法律に触れ、違反したというのか! 十数年にわたり、善良な汪さんに対して迫害をし続けてきたことの方が、残酷なことではあるまいか!

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/12/15/397080.html)
 
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