青少年弟子は『悪魔が世界を統治している』を読むべき
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 【明慧日本2020年5月9日】九評編集部が出版した一冊の本、『悪魔が世界を統治している』は明慧ネットのトップページで転載されました。現在、この本は世界中の人々に大法真相を伝えているだけではなく、大法弟子たちにも注意を喚起しています。特に、世相が日増しに滑落している末劫の現在に、青年弟子や子ども弟子はこの本を読むことによって、良し悪しを見分け、正しい道を歩むことが出来ます。

 若い大法弟子は幼稚園に入園してから、小学校、中学校、高等学校、それに大学を卒業し、社会に出て仕事をするまで、ほとんどの時間は両親から離れている状態なので、必然的に、周囲の物事やスマートフォン等の携帯電話、パソコン、ネットワークなどによって汚染されています。

 もし、集団学法の修煉環境がなければ、その影響は大きいのです。現在の若者は人生のあらゆる面において、変異した観念に満ちており、もはや優雅さや礼儀正しさなどを求めるのではなく、悦楽(えつらく)に溺れています。そして、陰陽反転の現象を時代の気風だと見なしています。多くの女子は飲酒や喫煙するだけでなく、粗野な言葉遣いをして男子のような振る舞いをし、髪を短く切るなどして、それらが時代の流行だと誇りにさえ思っています。その一方で、男子は女の子のように化粧をして、スキンケアに専心し、服装から行動や話し方まで女性化しているのに、それが洗練された行為だと思い、推奨したりしています。

 また、ディスコを踊ったり、KTV(中国のカラオケ)に行ったり、節度のないパーティーやお酒に溺れたりすることが人生の享楽だと思う若者が大勢います。その他にも、同性愛や未婚者で妊娠する者も多くいます。私は学生時代に学法と修煉が緩んでしまったため、常人とあまり変わりませんでした。そして、これらの変異した観念は、旧勢力に利用され人類を滅ぼす手段であると見極めることが出来ませんでした。

 同級生が同性愛だと知った最初の反応は、美人のあまり同性からも愛慕され、彼女たちは時代の先端を歩んでいると思い、羨ましい気持ちさえありました。他の同級生達も彼女たちを羨ましげな視線で見ていました。有名になりたい心と変異した観念は、善と悪の人間の概念を侵食していて、修煉者の信念を揺るがしていました。

 映画やテレビの中で、不適切な両性関係の内容が氾濫しており、急速に人々を下へと導いています。このような変異した観念の影響で、結婚前の同棲が当たり前になり、これこそが2人の相性を試されると思われています。実はこれらのことは、神が人間に定められた基準と遥かにかけ離れています。

 現在、乱れた風潮は学生にも悪い影響を与えています。私の同級生の中で、男性同士の同性愛のことを作文に書く者もいれば、保護者が送って来た子どもが勉強している写真の中に、これを背景に同性愛のポスターが映っていたこともありました。また、女の子の間にも愛情のあふれる手紙などが、クラスの中で出回っていたこともありました。スマートフォンやパソコンの中で、ネット小説などの様々な変異したエロティックなものに対して、青少年の抵抗力がほとんどありません。

 同性愛や性の解放のほかにも、芸術の分野にも変異した観念が氾濫しています。ホテルや民宿、それに一般的な家庭に飾られた絵や芸術品などにも、裸体画とか奇怪な形の抽象派の絵とか、あるいは魔性が爆発した状態で作成されたモノがあちらこちらで見かけられます。それも聞こえがいいように「心に従い、自分の感情を解き放つ」と言っていますが、実際に現代人は、神が人間の修養と道徳を高めるために、芸術を与えられたという規範から逸脱しています。

 これらの変異した観念は常人だけでなく、修煉者にも大きな影響を与えています。特に未成年者や青少年がその影響を最も受けやすく、自分がそうでないと周りから受け入れてもらえないなど、まるで、時代遅れの者のように見られてしまいます。

 師父は「しかし現在では、客観的にも高い次元への修煉を深刻に妨げ、煉功者に深刻な影響を与える原因があります」[1] と説かれました。

 人間は本来、どうあるべきなのか、今の世代の子ども達は、前の世代ほど明確ではありません。ですから、大法弟子として大量に学法する基礎がなければ、常人と同じように変異した観念に、みな簡単に打ち落とされてしまいます。

 これらの変異した観念は、旧勢力により人間を滅ぼし、大法弟子を滅ぼす手段であるとしっかりと認識し、見極めない限り、私達はただ漠然と良くないと思っていても、なぜ良くないのか、はっきりと分かっていません。そうなると、私達は思想からそれを徹底的に取り除くことが出来ず、日常の言動からそれを排除することは出来ません。

 ですから、青少年の弟子は『悪魔が世界を統治している』、『共産主義の最終目的』をよく読むことで、変異した観念を見極めて排除し、自分の考えと行動を正すことによって、濁世の流れの中で「世の堕落を窒(ふさ)ぎ截(き)る」[2] ことが出来るのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:轉法輪
 [2] 李洪志師父の著作:『洪吟』「普く照らす」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/26/404319.html)
 
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