【明慧日本2020年5月22日】罪悪は感染拡散するのだろうか? 答えはYesだ。正義、善良、道徳が意思決定の天秤から外れた時「真・善・忍」が軽視され、憎まれた時、罪悪のウイルスはすでに感染拡散した。感染経路は何だろう? それは人々の考えや行動によって感染拡大するのである。
一、法律は人の犯罪行為を罰するが、天理は罪悪の考えまで処罰する
明慧ネットの報道によると、中国共産党(以下、中共)が発動した法輪功への迫害に加担した人達は、この21年間に、少なくとも2万人以上の人が異なる形、異なる程度の悪報に遭った。突然死の人、不治の病を患った人、汚職などの罪名によって処罰された中央政府から末端組織までの幹部も数多くいた。汚職は世間の法律での解釈であるが、本当の理由は法輪功への迫害に加担した悪報であった。もちろん、法律による処罰は悪報の始まりであって、すべてではない。
「報い」と言えば、法律と天理の違いについて話さなければならない。法律は人間の犯罪行為を罰するが、犯罪者の考えまでは処罰しない、つまり、人間の考えがいくら悪くても、処罰の対象にはならない。しかし、天理はそうではない。天理は人間の犯罪行為のみならず、人の罪悪の考え方まで処罰するのだ。
二、ケイシーが見た病気の原因
「催眠状態で並外れた解読能力を持つ予言者」と言う題名の文章を読んだ。それはアメリカの著名な予言者エドガー・ケイシー(EdgarCayce 1877―1945)を紹介したものだ。ケイシーは米国の最も有名な超能力者の一人で、彼は催眠状態で、患者を遠隔診察ができ、しかも、患者が病気になる深層原因まで分かる人だった。ケイシーは生涯、1万4306人の患者の病気を解読し「病」は「業力」によるもので、しかも「業力」は人の輪廻転生の中で作られ、蓄積されたもので、輪廻転生の中で、人間はその業力から逃れられず、その債務を返さなければならないことを発見した。
文章の中に、ある女の子の例を記載している。女の子は股関節結核に苦しめられていた。ケイシーが女の子の前世を解読すると、彼女は昔のローマ帝国に生まれ、ネロ王朝の貴族だったことが分かった。ネロはクリスチャンを迫害し、円形競技場で信者達を飢えたライオンに投げ与えた。あの世、彼女は競技場でライオンがクリスチャンを食いちぎる過程を見て喝采した。彼女は同情心もなく冷酷で、殉教者の苦痛と死を楽しんでいた。今世の彼女の股関節の痛みは、かつてクリスチャンへの迫害に間接的に加担した罪業によるものだった。
三、虚言に騙されても天罰を受けるのか?
女の子はクリスチャン達がライオンの餌食になったのを見ただけで、当時の法律を犯したわけではない。しかし、彼女は天罰を受けた。神は彼女に罰を下し、業力の債務を償わせ、次の世で、潔白な人になるようにした。しかし、傍観者も罪業を作るのだろうか?
まずネロがどのようにクリスチャンを迫害したか見てみよう。西暦64年、ネロは皇宮を拡大するため、城に火をつけ、皇宮の拡大工事を妨げる民家を全部焼き払った。そして、その罪をクリスチャンに転嫁し、キリスト教を反社会的な邪教と宣伝し、ローマの人々に迫害に参与するように煽った。当時、多くのクリスチャンは殺害され、競技場で猛獣により公開処刑された。また、ネロはクリスチャンをたいまつにし、宮廷の庭を照らすような残酷な行為もした。
本来は、ネロが作った罪業だったが、どうして女の子の罪にもなったのだろうか? それは二つの可能性がある。一つは、女の子はそもそも善悪の判断がつかない、同情心のない冷酷な人間だった。もう一つ、洗脳された彼女は、クリスチャンを邪教徒だと思い込んでいた。いずれにしても、彼女の考えはネロと通じ合い、ネロの邪悪な考えに感染した。人間は考えによって行為を起こすため、罪悪が充満した競技場の中で、神の目からすれば、彼女は犯罪行為をしたのだ。彼女だけでなく、ネロの虚言を信じたすべての人がこの厄運から免れられないだろう。
神は人に魂を与え、良心と道徳規範も与えた。外部からの情報が真実であるかどうかは、自らの良心と道徳によって判断しなければならない。デマを信じ、罪悪に付和雷同するのは、人間の道徳基準を放棄し、悪魔の仲間入りをすることだ。
四、正信を迫害するのはなぜ最大の罪なのか?
神に対する裏切りと冒瀆は人間の最大の罪悪である
ローマ皇帝がクリスチャンを迫害する度に、疫病が大流行し、数千万人の命が奪われた。疫病の中で亡くなったのは、ローマ皇帝がクリスチャンを迫害する罪悪に感染した人ばかりだった。3回の疫病が大流行した後、強大なローマ帝国は滅亡した。なぜなら、ローマ帝国は上から下まで、あまりにも多くの人が神を裏切り、悪魔の麾下(きか・家来のこと)になったからだ。
いま、宇宙の法理「真・善・忍」が世間で伝えられ、人類が待ち望んでいる創世主がすでに世に来られた。しかし、中共は「真・善・忍」を教える法輪功を迫害した。その罪悪の拡散は、当時のローマ帝国より、遥かに広い地域に及んだ。中共は各国の政治家、金融業界、企業、メディア、娯楽業界が提供した巨額の資金とパイプを利用して、技術を駆使し、佛法に対する弾圧の罪悪を世界中に拡散し、全世界の人々に法輪功に対する誹謗中傷を聞かせ、見せた。一方、世界各国は中共の迫害を放任し、知らぬふりをした。
五、法輪功に対する迫害は今世紀人類の最大の罪悪
法輪功に対する迫害は、神の目からすれば、今世紀人類の最大の罪悪である。法輪功学習者は残酷な迫害を受ける中、平和的で理性的な方法で世間の人々に真相を伝えて来た。それは人々に中共の虚言を信じないようにと伝えるためである。中共の虚言を聞き入れ、信じてしまうと、罪悪のウイルスはあなたの頭に侵入してしまい、将来、必ず神からの刑罰を受けることになるだろう。法輪功学習者は多くの人々を淘汰される崖っ縁から救いたいからだ。
中共による法輪功への迫害は21年も経ち、学習者の生体から臓器を摘出する罪が暴かれた2006年から現在まで、すでに14年も経った。しかし、今でも臓器狩りは継続している。それは中共がもう人間ではなく、悪魔であることを意味する。中共に協力すること、中共を認めることは、中共にエネルギーを送り込み、その邪悪の気勢を助長し、自らを悪魔の共犯者にし、自分を危険に晒すことになるのだ。
六、中共ウイルスはどこを攻撃するのか?
2020年に武漢から発生した「中共ウイルス」は、僅か4カ月で全世界の20万人以上の命を奪った。人々が営んできた経済活動も中止せざるを得なかった。恐慌の後、各国政府は反省し、次から次へと中共の責任を追及した。しかし、この災難の原因を中共の感染対策の失敗だけに罪をなすりつけるのは十分ではない。なぜなら、それは表の原因に過ぎず、深層原因は中共が人を騙し惑わせ、人の魂を毒害し、人々に中共と同じ価値観を持たせ、ウイルスの感染対象にしたからだ。
法輪功を迫害し、神の信者を迫害し、法輪功学習者の生体から臓器狩りをする悪魔の行為に対し、世界のほとんどの国が沈黙を貫き、決して「法輪功」の三文字を言わなかった。その結果、僅か20年で、中共は世界に深く浸透し、各国の政府機関、金融機関、マスコミ、学校、娯楽業界、医療機関等々の至る所に浸透した。
各国政府とビジネスの億万長者らは中共の罪悪を知らなかったのだろうか? それとも、とっくに正義、善良、道徳を意思決定の天秤から外れたのだろうか?
人々は人権、信仰、自由を顧みず、中共の仲間になった。どうしてここまで落ちこぼれたのだろうか? それは神に背き、利益のみを追求し、中共に弱みを握られ、悪魔の虜となり、神の罰を受けたのではないだろうか?
中共の本質を認識せず、発展途上の中国を助けようという善意から、すっかり悪魔の虜になった人々はやっと少し目覚めた。しかし、感染病の警告の前、徹底的に悟ったのだろうか? 徹底的に分かっていなければ、未来がなくなり、明日が永遠に来なくなる恐れがあるのだ。
七、生贄にならないようにする
悪魔の副葬品になりたいだろうか? 答えはノーに決まっている。それなら、まず共産主義の本質を認識しなればならない。共産党の手口、その一、邪悪の理論で人を惑わせ、人々に神を信じさせないようにする。その二、騙しやごまかし、盗みなどの手口で人を自分が万能であると信じさせる。その三、人々を罪の深淵に突き落とす、という三つのステップをしっかり認識しなければならない。
法輪功学習者は、なぜ三退を勧めるのだろうか? それは中国の人々に毒の誓いを一掃させ、罪を償うチャンスを与えるためである。現在、すでに3億5千万人の人達が中共の如何なる組織からも脱退した。これらの人達が誠心誠意に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じる時、彼らはきっと神のご加護を受けるだろう。
九評編集部が発表した『悪魔が世界を統治している』という書籍は、世界がすでに相当危険であることを教えた。中共を拒否して真・善・忍を認めるか、それとも中共の仲間になって真・善・忍に背くか、二つのどちらを選択するかは、異なる結果をもたらすだろう。
すべての善良な人々が直ちに目覚め、中共を討伐する包囲網に参加して、徹底的に共産主義の邪教を一掃し、人類を再び神に回帰させ、神のご加護を頂けるようになってほしい。