法を実証する中で人心を修めて捨て去る(三)
文/中国の大法弟子
(明慧日本)
家族との関係の中で常人の観念を変える
修煉する前は、妻はとても優しくて私の言うことを何でも聞きました。修煉してから、妻は大分変わり、いつも心性の向上のために私を怒らせるようなことをします。正法時期になり、私が連行されて監禁された間、妻は恐れて大法の無実を知りながら、私に「改心」を勧めました。
釈放された後、私の大法への信念は自分の生命よりも大事だと妻は分かっています。だから、「家で修煉すればいいのよ。外に出て資料を配ったりしては駄目」と妻が限定しました。ある日、同修が資料を届けにきたとき、妻は同修の前でその資料を破りました。気まずい中で、同修が帰り、私は心が痛くてしかたがありませんでした。資料のためにも、同修のためでもあります。
冷静に考えると、私は常人の手段を使って家庭環境を作ってはならず、法理に基づいて自分を修め大法に同化しなければ家庭の環境は変わらないと思いました。大法を実証し衆生を済度する環境づくりをしなければなりません。それから、家の中を厳しく律して、正々堂々と修煉し、常人の事なら妻の為に考慮し、正法の事は正念を強くもち誰にも妨害されないようにしました。こうして、妻の妨害もだんだん弱まり、最後に何をしてもかまわなくなりました。
しかし、常人の妻との関係は良かったり悪かったりしました。些細なことでも事は大きくなり、妻は死んでも最後まで譲歩しないと言いました。私も押さえきれず、怒ったりしました。私は法に照らして、なぜ妻とトラブルがよくあるのかと考えたりしました。師父が魔性をなくすために按排されたのだと悟りました。
外では人と接して和気あいあいなのですが、なぜ妻に対して包容力できないのでしょうか。師父は、夢の中で試練をされるということを思い出しました。夢の中は真の自分で、なにも隠さず、真に心性の基準を量ることができると分かりました。自分の行為を見てみると、外では大法弟子としてのメンツを守るため、人と争ったりしませんが、実は表面だけのことです。妻とは互いにあまりにも熟知しているため、何も隠さずストレートに表しました。それこそ真実の心性です。私の心性はまだまだです。心性が向上していないためずっと対立が続くわけで、ほかの誰を騙しても意味がなく、自分を騙していることが実態なのです。
自分の真実を洞察した後に、厳しく自分を律して妻とのトラブルの中で情緒を抑えて、師父の経文を暗唱し、内に向かって探し、自分の非を探しました。徐々に対立も少なくなり、家庭環境も明るくなりました。もちろん、この先、妻を大法の修煉に導いていこうと思っています。きっと師父が妻を救ってくださると信じています。
(続く)
2009年12月4日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/11/25/213153.html)
|