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「相は心より生じる」について感じたこと

 (明慧日本)前夜、夫と娘が笑い話をしていました。私の顔をふと見た時、笑いが消えました。私は疑いながら鏡を前に立ち、自分の怒っているような顔が見えました。笑ってみようとしましたが、泣くよりも醜い顔でした。自分の情緒が家の雰囲気を壊し興醒めになりました。どうしたら良いか分かりませんでした。このとき、頭の中から「相は心より生じる」が浮かびました。

 最近、何かから抜けたい、突破したいと思っていましたがどうしようもできず、とても悩んでいました。十数年の修煉を経て、多くの良くない心を捨てることができ、大法の中で絶えず精進し、向上して一定の境地に達していると思っていました。同修や人々と会っても法の基準で自分を律することができ、衆生を救い済度する中で自己を修煉していました。しかし、家庭に変化があったために家の環境が複雑になりました。以前は大変な家事をこなし、親孝行をし、精進してきましたが、今は巨大な圧力を背負い、病気で寝込んだ姑の看病をし、心にしても身体にしても限界に達していると感じました。悔しさ、恨み、不満に思う気持ちがわき、悲しみと苦悩に満ちました。これらの気持ちから抜け出そうとしましたが、自分のどこが悪いか分かりませんでした。「苦を嘗めるをもって楽と成す」(『洪吟』)を暗唱しているとき、満面に涙をこぼし、とても辛く感じました。

 昨日、心を落ち着かせて、師父が去年発表された『大紀元会議での説法』を読み、心がぱっと開きました。「困難を大きく見れば見るほど、問題が難しくなり、相は心から生じるのですから、問題はますます厄介になります」。これを読んだ後、前に夢で見たことを思い出しました。私は細い道を歩いていました。突然、道のそばに巨大な動物の群れが見え、驚いて前に進めなくなりました。戻ろうとしたとき、耳元で「歩いても大丈夫、後ろを見ないでください」と聞こえました。私が頭を上げると、動物の群れが向こうからやって来ました。その時、夢から悟りました。私は困難に脅かされているのではないでしょうか。修煉の中のすべての関に直面しなければならず、逃げてはなりません。まして困難を大きくしてはなりません。もし困難を乗り越えるなら、問題が生じたところから自分の問題を探し、向上するのです。こうすれば自然と困難が消えます。

 結局、自分自身の問題です。魔難の中で正念がないと、一切のことを常人の念で分析し、量り、後天で形成された観念によって埋め尽くされ、拡大されるのです。私は、法理に基づいて自分に存在する多くの執着心を見つけることができました。闘争心、嫉妬心、他人に指摘されたくない心などがありました。私の頭の中が純粋で、正念が強い時だけ邪悪な要素が消滅され、自分の環境が変わるのです。今、自分の不足をただちに捨てることはできませんが、徹底的に解決する十分な正念と自信があれば、乗り越えることができます。

 2010年1月24日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/1/6/215791.html

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