心を緩めてはならない
文/中国の大法弟子
(明慧日本)先日、友人が旅行に行こうと言い出して、私の潜在的な安逸心が引き起こされました。私は友人と一緒に旅行に参加しました。
最初、学法を滞らせないように、以前、暗記した法を何回も熟読し、必ず毎日法を暗唱しなければならないと戒めました。しかし、実状は想像したようなことではなく、旅行の日程はきつく、大半の時間を車中で過ごしました。真に心を静め、学法する時間はとても少なかったのです。最初の2日間は真面目に学法したにもかかわらず、その後はだんだん滞ってきました。発正念も適当にあしらって、もちろん、効果が悪くなり、煉功さえもよくしなかったのです。
以上のような修煉状態に直面して、「帰ってから補えばいい」と自分を慰めました。その後、家に戻ってきてから咳や熱が出たり、喉に痰がからんだり、話をする時も鼻声になったりして、4日間ぐらい繰り返しました。修煉していない家族は「何年かぶりだね」と言いました。「それは人心が強く、魔が自分の隙に乗じている」と分かっています。そこで、私は学法も煉功も頑張ってやり、良い状態まで戻るのに1週間くらいかかってしまいました。
せっかく私が快復してきたのに、母も咳くようになってしまいました。母は内に向かって探しながら、「今回、私たち2人とも旅行に関する理解が間違っていたね。あなたは遊びのために旅行に行ったのに、私はあなたを止めず、逆に、賛成してしまった。あなたが家にいない時、私も、無精になって煉功も学法も精進しなかった。2人とも魔に妨害されたね」と反省しました。
数日咳が止まらず、母は杏仁ジュースを飲んで咳を止めようとしました。さらに、「大根が肺を潤すので、それを食べればいいかな」と独り言を言いました。私はその話を聞いて「おや、それは人の念かそれとも神の念か」と反問しました。母はその話を聞いて分かるようになり、数日法を学んだり、発正念をしたりして精進し、ついに咳が止まりました。
私と母は10年以上修煉しています。内に向かって探してみれば、今いったいどんな状態に墜ちているのか反省すべきです。恐れやいろいろな執着心が常人より少なくないのです。この10数年、師父の慈悲な加護のおかけで今まで歩んできました。また毎日の学法、煉功、発正念も大事です。1週間もしっかり学法をしない状況は初めてですが、今回の教訓から学法は大法弟子にとって本当に大事です。師父は、いつも「学法、学法」と私たちに言い聞かせてくださっています。今はあたかも100メートル競走のラスト・スパートの段階で、ぜったいに緩めてはなりません。
学法する時は必ず尊敬と感謝の気持ちを持たなければなりません。法を読む時、どんな文字を加えるのも不敬だと悟りました。つまり、弟子として敬虔な気持ちを持って学法すべきです。
2010年4月24日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/20/221828.html)
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